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2023年12月7日
冬の外壁塗装
これからどんどん寒くなり、外壁塗装にとって条件の厳しい季節になってきます。冬場の外壁塗装は、雪や気温の低さが原因で施工ができなかったり、春まで施行が行えなかったりする地域もあるため、お住まいの地域によってはスムーズな工事にならないかもしれません。
そこで今回は、外壁塗装を冬に行うメリット・デメリットについてご紹介していきます。
冬の外壁塗装の注意点
冬場の外壁塗装では、様々な条件で施工を中断することがあります。以下のいずれかに当てはまる場合は、塗装をすることができません。
・気温が5度以下
・湿度が85%以上
・降雨、降雪、結露がある
塗料は性質上、外気温が5度を下回ると乾燥・硬化しづらくなるため、塗装しても綺麗で丈夫な塗膜に仕上がりません。また、雨や雪により湿度が85%以上あると、塗装ができなかったり、塗料の乾燥が遅れたりするので作業効率が落ちます。
さらに雪が降っていたり外壁に霜がついていたりすると、そもそも塗料が外壁に塗れない・塗っても流れ落ちてしまうため塗装できません。上記の条件が発生しておらず、晴れの日が続くのであれば冬でも外壁塗装はできます。
メリット
晴れの日が多い
地域によっては、冬は晴れの日が続くことが多いです。塗料がすぐに乾きやすいため冬の塗装は向いています。
また、外気温が5度以下だと塗料が硬化しづらいため、晴れて日中の気温が6度以上になれば外壁塗装に適している環境だと言えます。
施工スケジュールが立てやすい
冬は塗装業者にとって閑散期ですので、塗装が立て込んでおらず希望スケジュールで実施できる可能性が高いです。春秋は気候が落ち着いているため、外壁塗装の人気シーズンであり、残る夏冬は閑散期となります。
乾燥した空気
高すぎる湿度の中で塗装を行うと、塗料の品質が空気中の水分で阻害され、密着不良を起こし、剥がれや縮みなどが生じてしまいます。一年の中で湿度が高くなりやすい梅雨や夏は、雨が降ると80%付近まで湿度が上昇します。
そのため、空気中の湿度が低く、乾燥している冬は、気温の低さで乾燥に時間がかかる点を除けば、塗り替えに適した季節と言えます。
デメリット
工期が伸びやすい
冬は外が暗くなる時間が早いので、どうしても塗装する作業時間が短縮されます。また、積雪があるとその日は作業ができなくなるので、工期は天候によって左右されます。
加えて、年末年始に食い込むと塗装業者が冬期休暇を設けることもあり、塗装完了が先延ばしになる可能性があります。すぐに外壁塗装を終わらせたい場合、冬の時期の発注は控えた方がよいでしょう。
暖房が一時使用できなくなる
外壁塗装工事中は、エアコンの室外機が一時的に外されたり、養生用のカバーで完全に覆われたりすることがあります。
業者によっては、塗装作業中も暖房器具が使えるように養生を工夫してくれることがありますが、電気式のヒーターやホットカーペットなどを、ご自身であらかじめ準備しておくことをおすすめします。
部屋が暗くなりやすい
外壁塗装工事中は、足場と飛散防止ネットで家が囲まれ、窓やベランダもビニールシートで覆われるため、部屋が暗くなりがちです。しかし、冬は日光が届きにくく、日照時間も短いため、普段よりもさらに部屋が暗いと感じてしまうかもしれません。
まとめ
気温5度以上、湿度85%以下、降雪がない、などの条件次第ではありますが、冬でも外壁塗装を行うことができます。また、季節ごとのメリット・デメリットに振り回されることなく、どのような環境下でも、施工方法を工夫して適切な工事内容を提案してくれる、腕のよい塗装業者に依頼することが大切です。
カテゴリ:塗装工事