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2024年3月28日
平屋の外壁塗装
一階建ての戸建のことを平屋と呼びます。平屋は2階建て3階建てよりも外壁塗装の費用が安くなります。
そこで今回は、2階建てと平屋でどれくらい費用が違ってくるのか、また、平屋だけど足場を組む必要性はあるのかなど、平屋の外壁塗装についてご紹介していきます。
平屋とは
平屋とは、階層が1階層の建物の造りをいいます。昔から存在する伝統的な日本家屋の作りですが、近年デザイナーズハウス建築で注目を集めています。
平屋建ての特徴は、2階建以上の建物に比べて間取りの柔軟性が高いことです。構造を単純化できるため耐震性に優れ、中庭やロフトを作るなど、さまざまなスタイルを実現できます。
またバリアフリーの観点からも、身体的な負担を軽減し、幅広い年齢のご家族が安心して住める暮らしづくりが可能です。
平屋のメリット
先述したように、日本人の高齢化が進むことで老後を長く過ごすようになり、足腰が弱ってしまってからも長く住み続けられるよう、住宅のバリアフリー化に注目が集まっています。階段が無く、水平方向の移動だけで済む平屋は、生活しやすい住宅と言えます。
平屋は屋根が低く、地上からでも屋根まで見通せるため、不具合を早期に発見しやすいです。
また、少しの不具合や汚れが見つかった時に素早く修理にとりかかることができます。
住宅は長く住み続けるためには維持管理に手間も費用もかかりますが、平屋であれば二階建てよりメンテナンスが容易で費用も抑えることができます。
平屋のメンテナンス
外壁の塗装工事をする際に、平屋と二階建てで一番大きく違う点は建物の高さです。二階建ての外壁塗装では高所の作業が発生するため、必ず足場を組んで塗装をします。
しかし、平屋の場合にはケースバイケースで、必ずしも足場が必要とは限りません。
・脚立足場
脚立の上部に踏板が設置されている幅の広い脚立のようなものを脚立足場と呼びます。簡易的な足場で、組立や解体が手軽です。
ただし届く範囲が狭いため、足場を移動させながらの施工になり、広範囲塗装の場合は時間を要します。
また、脚立を二つ並べて踏板となる板を渡して足場とすることもありますが、こちらは不安定なので簡単な補修業の場合に使われることが多いです。
平屋の場合、建物の形状や立地条件で変わってきますが、足場なしでこのような脚立足場で塗装できる場合もあります。
・脚立、はしご
平屋では、脚立やはしごのみで塗装を行う場合もあります。
比較的安価で作業を行うことができるので、コストを抑えることができます。
ただしスピード性や安全性を作業に求める場合は、はしごでの外壁塗装の方法はあまりおすすめできません。
状況によっては作業ムラが発生してしまい十分な成果を 得ることができない可能性もあります。
足場は組んだほうが良い?
足場を組むことのメリットは以下のようなものがあります。
・安全性が高まり、作業がスムーズになる
・飛散防止シートをはれる
・屋根も同時に塗装できる
足場を組むかどうかは、施工する業者の方針によっても異なります。そのため、まずは業者に相談してみるのがよいでしょう。
平屋と一口に言っても、高さや屋根の形状は異なります。実際に塗装をする建物をみてもらった上で、判断してもらいましょう。
まとめ
平屋の外壁塗装についてご紹介しました。近年では様々な理由で平屋の良さが見直されています。メンテナンスのしやすさもその一つです。
外壁や屋根に不具合があればすぐに見つけ、対応することができます。平屋での足場が必要かどうかについては、足場は安全と作業のクオリティを考えた時に、とても大切なものです。
建物の形状・立地条件・施工する業者によっては足場設置が必要でない場合もあります。まずは依頼する業者に相談してみましょう。
カテゴリ:未分類
2024年3月25日
木部を塗装でキレイに保つ!
ほとんどの住宅が木材で造られています。土台や柱、梁、軒天などはもちろんですが、近年ではウッドデッキやフェンスの素材に木製を選ぶ方も増えています。
住宅の様々なところに木材が使用されているため、とてもなじみ深い素材です。しかし、木材は水を吸うと腐食してしまうため、定期的なメンテナンスが必要です。今回は木部を綺麗に保つための方法をご紹介いたします。
メンテナンスの重要性
腐食から守る
住宅にとって“木”は重要度の高い素材です。
屋内のフローリングなどに使われる木材と異なり、屋外で常に露出している木材は雨風、紫外線、砂埃によって汚れて傷みます。
そのため、木部は直射日光や内部への水分浸透を防ぎ、腐食やカビの発生から守る必要があります。
シロアリから守る
シロアリは水を含んで柔らかくなった木材が大好物です。
多湿な場所に集まりやすい習性がありますので、腐食した木材があるとシロアリを寄せ付ける原因になります。
シロアリは、木の内部から食べ始めるため気が付きにくく、シロアリが表に出てきた頃にはほとんどが食べられていて悲惨な状態になっています。
柱や土台など建物の構造体を食べられてしまうと、工事規模が大きくなり、高額な工事をしなければいけなくなり、木材が腐食してしまわないようにメンテナンスをしておくことが大切です。
メンテナンスのタイミング
一般的に、外壁塗装のメンテナンス時期の目安は10年程度と言われています。
しかし木材には「膨張・収縮」が何度も繰り返される性質があり、それにともない塗膜の強度が弱まります。そのため木部の塗装タイミングは3~5年程度と短めです。
・色褪せ
・表面が毛羽立ってきた
・塗膜の剥がれ
等の症状が見られたら塗装メンテナンスの時期です。
塗装
木部は塗装でメンテナンスを行います。基本的には外壁塗装と同じ、3回塗りで耐久性のある塗膜を作ります。
ただし、ただ重ね塗りをすればいいというわけではありません。木材の塗装の場合は、木材がもつ特有の風合いが損なわれる可能性があります。
木材の持ち味を活かしながら、塗りムラや塗り残しがないように塗るのは、経験や技術力が必要な作業です。
また、塗料には浸透タイプと造膜タイプがあります。
浸透タイプの塗料
塗料を木材に浸み込ませ、内面から保護するのが浸透型と言われる塗料です。浸透型は表面に色が付くわけでなく内部に塗料を浸み込ませるため、木の木目をそのまま活かすことができます。
ただし、浸透タイプの塗料は、木の表面に保護膜が作られないため、保護膜を作る塗料に比べると耐久性が低く、3年に一度は再塗装をしなければ、木材を守り続けることができません。
どんな所に塗装するのがおすすめ?
「木の風合いを消したくない」「個性的な外観づくりのワンポイントにしたい」など、木目を活かしたい箇所には浸透型の塗料が向いています。
例えば、化粧垂木、縁側、庇を支える柱 など…
造膜タイプの塗料
造膜タイプの塗料とは、木材の表面に塗膜を造る塗料で、撥水性を持つため耐水性も高く、耐久性に優れている点が魅力です。
ただし、木材の塗膜強度は強くないため、下地調整や下地塗料の施工が悪ければ、木材の伸縮に塗膜がついていけず、すぐに割れたり剥離したりする可能性があります。
また、塗料で木材が覆われるため、木目が活かせない点がデメリットです。
どんな所に塗装するのがおすすめ?
造膜型の塗料が向いているのは、雨風や太陽光などの影響を受けやすい環境下にあり、なおかつ木のデザイン性をそれほど気にしなくてもよい外装箇所と言えます。
例えば、破風、鼻隠し、軒天 など…
まとめ
木部の塗装は、カンタンなように見えますが、実はどの外装材よりも慎重に行わなければならない難しい作業です。
木材が持つ美しい木目や自然素材ならではのあたたかみをお住まいに取り入れている方も多いかと思います。
こだわりの建材やお洒落なウッドデッキなどに腐食が進み大きな修繕が必要になる前に、塗装によるメンテナンスをご検討ください。
プラニング・Kでは、あらゆる建物のメンテナンスについてご相談を承っております。点検とお見積もりは無料です。ご不安やお悩みがあれば、お気軽にお問い合わせください。
カテゴリ:未分類
2024年3月21日
外壁塗装 ~塗り残しトラブル~
塗装工事がようやく終わって、家が見違えるように美しくなったと喜んでいた矢先、塗り残しが見つかったらショックですよね。
実際に塗り残しを見つけたらどうすればいいの??と、混乱してしまうかと思います。
そうならないためにも、今回は塗り残しトラブルと見つけた時の対処法をご紹介いたします。
塗り残しとは
塗り残しとは…屋根や外壁の一部が塗装されず、そのままの状態になることを指します。
塗り残しが起こりやすい場所
■エアコン室外機の裏側
エアコンの室外機の裏側は、塗り残しが多い箇所です。
室外機を少し前に移動させ、ホース周りなども塗装を行います。
細かい箇所は刷毛などを使用し丁寧に塗装しますが、刷毛が入らない狭いスペースは塗り残しが生じてしまう可能性があります。
■鼻隠し
鼻隠し(はなかくし)とは、雨樋の裏側にあたり、塗り残しが多い箇所です。
鼻隠しは、屋根からの雨水が飛び散るため、塗装を怠ると雨漏りの原因にもなりやすい箇所です。
■軒天
軒天(のきてん)とは、屋根の裏側の天井部分で、外壁から外側に突き出して見える部分を指します。
覗かなければ見えないため、施工業者も塗り残しを見落としやすい箇所です。
また、軒天は日陰になる部分なので、塗装範囲が確認しづらく、塗り残しが発生することもあります。
■窓枠
まず気になるのは、見栄えが悪くなってしまうことです。
窓のサッシ周りに塗り残しがあると、目立ってしまいます。
既存の色とは異なる色で塗装することが多いため、より塗り残しが際立ってしまいます。
■ガス給湯器の配管の裏側
ガス給湯器を使用しているお宅は、給湯器周りに様々な配管が集中しています。
給湯器は動かすことができないため、配管の裏側に塗り残しが生じやすくなります。
また、水道メーターの周辺も塗り残しが生じやすい箇所です。
塗り残しが生じる原因
塗り残しが発生する原因としては、職人さんの見落としと施工する環境が原因になることがあります。
外壁塗装工事は屋外での施工のため、天候によって左右されてしまいます。
梅雨の時期や長雨が続いた時は、工事の一時中断を余儀なくされます。
いざ工事を再開した時に何処まで施工していたかわからなくなってしまい、塗り残しが発生するケースが発生します。
塗り残しが引き起こす問題
塗り残しの主な原因は、外壁塗装工事の施工ミスであり、これが建物の耐久性や美観に悪影響を与えます。
放置するとどうなる!?
➊美観が損なわれる
塗り残しがある状態は、見た目にも納得できるものではないかと思います。
場所によっては目立ちやすく、きれいに塗り直しをしてもらわない限りは気持ちも晴れません。
信頼のできる業者を選び細かいところまでやり取りを行い、未然に防ぐことも必要です。
❷本来の機能が発揮できない
塗り残しの一番の影響は、塗装前よりも外壁や屋根の耐久性にダメージを与えてしまうことです。
塗装工事をする前に行う高圧洗浄によって、長年の汚れや埃だけでなく、古い塗膜まで除去してしまいます。
従って塗り残された箇所は、外壁を保護していない状態になってしまっているということです。
そのまま放置すると、紫外線や雨風の影響を受け、劣化が進行してしまいます。
塗り残しを防ぐ方法
工事期間中は在宅していたらいいの?
確かに家にいると、職人さんが毎日どこを作業しているかを確認できるかと思います。しかし、毎日ずっと監視しているわけにもいかないですよね。
屋根や外壁塗装は屋外での作業になりますので、立ち会いが必要な時以外は基本的に外出していただいて構いません。
そこで重要になるのが、施工業者とのやり取りです。
進捗状況や今後の作業の流れなど、コミュニケーションをとることで信頼関係を構築し、留守の間でも安心して工事を任せることができます。
塗り残しを見つけたら?
塗装工事が終了したら、施工業者による最終確認を行います。
塗り残しや不備がないかをチェックし、仮に塗り残しがあった場合は、きちんと塗装が完了した後に引渡しとなります。
もし、工事終了後にご自身で塗り残しを見つけた場合は、早急に施工業者に連絡しましょう。
まとめ
塗り残しがあった場合、見た目だけでなく、本来の耐久性まで影響を及ぼします。
契約時には工事内容や施工範囲、アフター保証等もしっかり確認しておくことをお勧めします。
塗り残しトラブルを起こさないためにも、塗り残しが起きやすい場所や原因を知り、後悔のない塗装工事をしましょう!!
カテゴリ:未分類
2024年3月18日
メンテナンスフリーにしたい!汚れにくい家にするには
外壁をお掃除しようと思ったことはありますか?汚れが気になっていてもお手入れするのは面倒だと思います。できれば汚れにくく、長持ちするメンテナンスフリーな外壁にしたいですよね。
今回は汚れにくい家にするためのポイントをご紹介します。
外壁が汚れる原因
・カビ、コケ
コケやカビは、湿度の高い環境にあると発生します。川・海の近くにある家や水気がたまりやすい室外機の近くは、コケやカビが発生しやすい場所となります。
コケやカビが発生すると、緑色の汚れとなって外壁にこびりつき、長期間放っておくと外壁の劣化が早まります。
・雨だれ
外壁に水が垂れたような黒い筋を雨だれといいます。窓枠や換気口など突起物に堆積したほこりや汚れが雨水により流され、その跡がついたものです。
・排気ガス
土が舞いやすい場所では、埃による汚れが発生します。建物に悪影響を与えることはありませんが、全体的に茶色っぽく薄汚れた見た目になってしまいます。
・色褪せ
紫外線や雨などを浴び続けた結果、外壁の一部の色が変わってしまう現象です。日当たりが良い場所で発生する可能性が高く、これは主に塗膜の劣化などから起こります。
対策
低汚染の塗料
外壁塗装をする際に使用する塗料は低汚染性のものを選びましょう。全く汚れがつかない、とまではいきませんが、親水性が高い塗料のため油分がある汚れが付きにくく、雨が降った時に、汚れを一緒に流してくれます。
汚れが目立たない色
外壁の汚れは色によって目立つ、目立たないが大きく分かれます。白や黒などの原色は人気の色ですが、汚れが目立ちやすいです。クリーム色やベージュ、グレーなどにすると汚れは目立ちにくくなります。
汚れにくい外壁材
外壁には、サイディング、タイル、モルタル、ALCなどさまざまな種類があります。その中でも、汚れがつきにくいのは「サイディング」と「タイル」です。
この2つは表面がつるつるとしていて、水を弾きやすいという特徴があります。表面がつるつるしていることで汚れが付着しにくくなり、また撥水効果があるため、カビやコケの発生を防ぐことができます。
サイディングは、デザインが豊富でコストパフォーマンスも高く、人気の外壁の一つです。タイルは少し費用がかかりますが、耐久性が高く高級感のある外観に仕上げることができます。
それでも汚れる場合
上記のような対策をとっても汚れてしまう場合はどうしたら良いのでしょうか。
ホースで水をかける
ホースでたまに水をかけてあげて、汚れが特に酷いところなどを流します。出来れば屋根から流すことで家全体を水で流すことが出来るのですが、近隣にも水が飛ぶ可能性があるので注意しましょう。
掃除
薄めた中性洗剤やスポンジを使用し、ご自身で外壁のお掃除をするときれいにできます。強くこすりすぎてしまうと、塗膜を傷めてしまうため、やさしくこするようにしましょう。
業者に依頼
プロの技術と、道具を使ってしっかりと汚れを落としてくれます。ただ、相場は外壁塗装工事の時の高圧洗浄機よりも高い場合が多いです。
まとめ
外壁はいつまでも綺麗に保ちたいですよね。メンテナンス不要な外壁は存在しませんが、上記のような素材、色、塗料のポイントを抑えながら外壁塗装を行うときれいな外壁を保つことができます。
プラニング・Kでも上記で紹介した、超低汚染塗料を取り扱っております。ご不明な点、お悩みごとなどがあればいつでもご相談ください。
カテゴリ:外壁
2024年3月14日
シリコン塗料について詳しく知ろう!
外壁塗装を検討中の方でシリコン塗料をおすすめされた方は多いのではないでしょうか。塗料は建物の耐久性や塗り替えサイクルに応じて選ぶことができます。
そのうち、シリコン塗料は最も定番な塗料です。なぜシリコン塗料は人気なのか、ほかの塗料と比較しながらご紹介したいと思います。
シリコン塗料の性質
シリコン塗料は塗膜が親水性を持っています。汚れが付着した際に汚れと塗膜の間に水が入り込み、汚れを洗い流してくれるため、汚れが付着しづらい低汚染の外壁にすることができます。
また、耐熱性にも優れており、塗装時の塗料は液体状になっていますが、壁面に塗って乾燥させると、酸性や強風に負けない丈夫な塗膜になります。
シリコン塗料は、この乾燥後に形成する塗膜が、熱に非常に強く、成分によっては250℃から600℃近くの高熱に耐えることができます。
既存製品のシリコン含有率は、低いもので20%以下ほど、高いもので40~65%程度です。シリコン含有率は塗料の性能に影響し、含有率が高いほど防汚性や耐久性などが高くなり、高価になる傾向があります。
各塗料との対比
シリコン塗料は、およそ8~15年程度が耐用年数で、アクリル塗料やウレタン塗料よりも長持ちします。一方で、施工単価はアクリル塗料やウレタン塗料よりも高くなりますが、そのぶんメンテナンスの頻度を抑えることができます。
シリコン塗料で塗るべき箇所
外壁
シリコン塗料は耐候性が高く、低汚染性の特徴を持つ塗料です。そのため、汚れが目立ちやすく、耐久性が問われる外壁に使用することをおすすめします。
付帯部
外壁塗装を行う際は付帯部も同時に行います。外壁にシリコン塗料を使用して、付帯部で別の種類の塗料を使用すると、外壁と付帯部で耐用年数が違ってくるため、メンテナンスのタイミングも違ってきます。
そうなると余計な費用がかかってくるため、外壁をシリコン塗料にするのであれば、付帯部も同じシリコン塗料を使用したほうが良いでしょう。
屋根
屋根は外壁よりも紫外線や雨の影響を大きく受けます。そのため、屋根は外壁よりも早く劣化してしまいます。そこで耐久性に強いシリコン塗料を使用することをおすすめします。
また、一般的な塗料ではなく高耐久のシリコン塗料を使用すると良いでしょう。
まとめ
シリコン塗料は性能と価格のバランスが取れた非常に優秀な塗料です。外壁や屋根の塗装は、建物の見た目・耐久性、どちらを改善するためにも非常に大切な工事です。
シリコン塗料に限らず、ご自身の住宅に最適な塗料を選んで、満足できる塗装工事を行いましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年3月11日
結露の原因や外壁塗装でできる予防方法
日本のような湿度の高い気候では、住宅の中で結露が起きやすいです。気温の低い冬の朝方に、窓が結露で濡れてカーテンが湿気た状態になり、いつの間にかカビが発生していた、ということは聞いたことがあると思います。
実は外壁に起こる結露は、住宅を腐らせる最大の要因となっているため、安易に考えていると、お家の躯体を傷める原因になります。そこで今回は、外壁の結露の原因や防止対策についてご紹介します。
原因
外壁で起きる結露には外部結露と内部結露の2種類があります。1つ目は外部結露です。外部結露は冒頭で触れたように、外壁の表面や窓ガラスなど目に見えるところで発生します。
2つ目は内部結露で、外壁の内側に結露が発生した状態です。内部結露は、湿気を含んだ空気が壁の中に入り込んでしまうことで発生します。普段は目にすることがないため、気づかないうちに被害がどんどん拡大していきます。
内部結露は建物の寿命を縮めるだけではなく、体に有害なダニやハウスダストを引き起こします。
内部結露が起きると…
カビの発生
室内から壁の内側へ向かって、防湿材の隙間から入り込んだ湿気は、通気性の悪い断熱材の中に溜まります。
断熱材や壁の中の柱に水滴がつくと、のちにカビが生えて黒く変色し、腐ってしまい臭いを発するようになります。
構造材の腐食
外壁内部の構造材は木材でできており、水分がつくといずれ腐ってしまいます。建物の根幹となる柱が腐ってしまうと、建物は途端にもろくなります。
腐食はじわじわと広がり続けるので、問題は深刻になります。大きな地震などの時に、もろさを露呈してしまいかねません。
シロアリの発生
腐った木材は、シロアリを呼びよせる原因になります。シロアリは、湿気の多い木材を食べつくし、建物の軸となる柱にも被害を及ぼしてしまうことがあります。
急に床がきしむようになったなど異変を感じたときはシロアリの点検をする必要があります。
外壁塗装でできる結露の予防
外断熱にする
日本の住宅の99%は、壁内充填断熱工法で家が建てられており、内断熱の特徴である気密性の低さによって、結露が発生しやすくなっています。
断熱材に使用することはあまりオススメしません。そのため、断熱材を外断熱にすることによって、結露の発生を抑制できます。
親水性の良い塗料を使用
外壁塗装に使用する塗料には様々な種類のものがありますが、親水性が高い塗料を選ぶのも、結露対策の1つです。親水性とは、水に馴染みやすい性質のことを言います。
このような性質を持つ塗料を使うと、外壁の表面上に水滴が付着し続けることを防いでくれるため結露によって起こる問題を防ぐことができます。
定期的なメンテナンス
結露を防ぐためには、こまめにメンテナンスを行うことも大切です。汚れに気付いた時は定期的に洗浄したり、破損した箇所を補修したりと、できるだけ外壁の劣化を遅らせると結露の予防にもなります。
結露の予防だけではなく、外壁をきれいなまま長持ちさせることにもつながるため、メンテナンスはこまめに行うようにしましょう。
まとめ
外壁に結露が起こっていることに気付いたら、どう対策したら良いのだろうと悩みますよね。大切なご自宅を守ってくれている外壁をきれいな状態で長持ちさせられるこまめにメンテナンスを行いましょう。
カテゴリ:未分類
2024年3月7日
外壁塗装の足場は絶対に必要?
外壁塗装工事を行うためには、足場が必要です。でも、足場があった方がいいのはわかってはいるけれど、できれば安く済ませたい。
足場の相場ってどのくらいなの?足場ってないといけないの?そんな風にお思いの方が多いのではないでしょうか。
今回は足場の必要性についてご紹介していきたいと思います。
足場の役割
住宅リフォームにおける外壁塗装工事において、足場は非常に重要な役割を果たします。
足場が不十分だと職人が高い場所で作業することができないため、作業がおろそかになる可能性があり、塗装が全体的に均一でなくなってしまうこともあります。
また、足場が不安定であると、高所作業に慣れていない人や高所恐怖症の人にとっては、作業が非常に難しくなり、作業員が落下や怪我をするといった事故の原因になります。
足場を設置することで、作業員が安全に作業することができるだけでなく、塗料を均一に塗布することができ、外壁塗装の品質を高めることができます。
また、作業がスムーズに進行するため、工期の短縮にもつながります。
金額の相場
外壁塗装の見積もりは金額が大きいのでどうしても適正価格というものがわかりにくく、何に対しても相場が気になる方が多いのではないでしょうか。
外壁塗装の足場はm²の単価に対して「1m²~円」というような算出方法をします。
通常は1m²あたり700円~1000円の間が相場で、戸建て住宅の場合、大きさによりますが20万円前後は足場代としてかかることが多いです。
足場の設置に必要な法律
日本では、建築物の解体、改修、修繕などで足場を設置する場合、建築基準法に基づいた足場設置基準を守る必要があります。
足場に関連する規則としては、建築物の保安基準に関する省令があります。 具体的には、足場の高さや耐荷重、設置方法、点検や補強などに関する基準が定められています。
また、足場に関わる法律は労働安全衛生法があります。労働者の安全を確保するために、足場の点検や保守、使用方法などが定められています。
悪質業者に注意
足場工事は「安かろう、悪かろう」の可能性が高く、安全性を左右する足場工事で異常に安い見積もりを出してくる業者は危険です。
適正な安全対策を取っていれば、それなりのコストはかかります。相見積もりを取った時に異常に安い見積もりを出してくる業者は、作業後に高額の追加料金を請求してくる可能性があるので回避しましょう。
杜撰な工事が行われたばっかりに事故が起こっては困りますので、適切な見積もりを提出してくれる業者を選びましょう。
注意点
・騒音
足場は、設置・解体するときにハンマーでパイプをたたくため、作業している間はカンカンと大きな音がでます。
何も知らずに騒音がすると近隣の方は不快に思うかもしれません。そのため、事前に騒音がすることを近隣住民に知らせておくとトラブルを防ぐことができます。
・空き巣
戸建の場合、足場を建てると2回への侵入が容易になります。
また、養生シートをすることで外からの様子が見えにくくなり、空き巣にとって好都合な条件になってしまいます。
そのため、施錠や防犯カメラの設置など対策を行いましょう。
日常生活に支障をきたす
塗装工事期間は職人が足場を動き回るため、窓やカーテンを閉めることにストレスを感じる方もいらっしゃるかと思います。
どうしても窓を開けたい、という方は事前に早めに養生を剥がしてもらうようにお願いをしておき、工程が終わり次第すぐに剥がしてもらうようにしましょう。
まとめ
塗装工事をする上で足場はなくてはならないものです。職人の安全性や作業性に影響し、それが最終的に塗装の仕上がりにも影響するからです。
費用や手間を惜しんで足場を設置しないような業者ではなく、安全面や品質に考慮しながら作業を進めてくれる信頼できる業者を見つけるようにしましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年3月4日
天窓の雨漏りは修理?交換?
天窓はお部屋が明るくなり、見た目もオシャレになるので検討する方が多いですが、実は雨漏りのトラブルが多くあります。
はじめは頑丈に設置されていても、10年、20年経つごとにパーツが劣化し、雨漏りが起きてしまいます。今回は天窓のメンテナンス方法についてご紹介していきます。
天窓の役割
窓には光を取り入れる働きがありますが、天窓はその役目を大きく担ってくれます。日中の採光を取り込み、取り込んだ光が部屋の奥まで届きます。また、天窓により室内が明るくなり、より開放感を得られます。
また、青空や星空を眺めることで贅沢気分が味わえます。変化する空の様子を絵画のようにインテリアの一部にできることは、自然と寄り添って暮らしたい人に理想的な環境といえます。
雨漏り
光をたくさん取り込めるといったメリットがある一方で、設置後に定期的にメンテナンスを行わないと雨漏りが発生しやすいといったデメリットもあります。ゴムパッキンの劣化やガラスの割れ、枠の歪みや腐食から雨漏りが起きます。
できることなら部分修理などで、デザインもそのままに使い続けたいと思います。費用面の負担も少なく済むのであれば嬉しいですね。ではどんな場合なら修理での対応が可能なのかご紹介していきます。
補修
天窓の雨漏りを引き起こす一番の原因はコーキングやパッキンの劣化です。コーキングやパッキンの寿命は約20年で、それ以上経っていると紫外線の影響で割れたり、切れたりすることがあります。
その場合、コーキングを打ち直す補修を行います。ただし、設置から20年以上経っている場合は、その他の部分も経年劣化が進行しているため、コーキングは応急処置的な対応となります。補修ではなく、交換の検討をおすすめします。
交換
台風の日に何かが当たってガラスにひびが入った、網入りガラスの網が気温差で膨張して天窓が割れていた、など分かりやすく雨漏りの原因になっているケースがあります。
天窓の場合、ガラスのみ交換というのは窓枠が埋まっているため難しいです。そのため、窓が割れているような場合は窓枠ごと新しくすることをおすすめします。
また、窓枠の歪みや腐食で雨漏りが起こっている場合も交換をおすすめします。
少しの雨漏りだからと様子を見ていると、枠を構成する木材や周りの防水シート・野地板まで腐食が進み、修理が大規模なものになってしまいます。
丸ごと新しくしてしまえば雨漏りは解決し、最新の天窓製品なら性能も良く快適に使用できるはずです。
天窓の交換をする時には周りの屋根材を一時撤去します。築20年以上経っている屋根なら併せて屋根全体のリフォームも検討されてはいかがでしょうか。
DIY
天窓をご自身で回収するDIYをする方法あります。業者に依頼する工事費や人件費などの経費を削減することができます。
しかし、天窓は屋根に登り降りする必要があり、高所作業になります。高所作業には危険が伴い、自分では完全な工事ができないことが多くあります。
結果、業者に依頼することになり、費用もお金も無駄になる可能性があるため、無理はせずにプロに依頼することをおすすめします。
まとめ
天窓から雨漏りが発生している場合は、なるべくご自身で補修は行わず、早急に業者に見てもらいましょう。また、天窓に不具合がある場合、屋根も同時に経年劣化しています。併せて屋根のメンテナンスを行いましょう。
カテゴリ:屋根