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2024年3月25日
木部を塗装でキレイに保つ!
ほとんどの住宅が木材で造られています。土台や柱、梁、軒天などはもちろんですが、近年ではウッドデッキやフェンスの素材に木製を選ぶ方も増えています。
住宅の様々なところに木材が使用されているため、とてもなじみ深い素材です。しかし、木材は水を吸うと腐食してしまうため、定期的なメンテナンスが必要です。今回は木部を綺麗に保つための方法をご紹介いたします。
メンテナンスの重要性
腐食から守る
住宅にとって“木”は重要度の高い素材です。
屋内のフローリングなどに使われる木材と異なり、屋外で常に露出している木材は雨風、紫外線、砂埃によって汚れて傷みます。
そのため、木部は直射日光や内部への水分浸透を防ぎ、腐食やカビの発生から守る必要があります。
シロアリから守る
シロアリは水を含んで柔らかくなった木材が大好物です。
多湿な場所に集まりやすい習性がありますので、腐食した木材があるとシロアリを寄せ付ける原因になります。
シロアリは、木の内部から食べ始めるため気が付きにくく、シロアリが表に出てきた頃にはほとんどが食べられていて悲惨な状態になっています。
柱や土台など建物の構造体を食べられてしまうと、工事規模が大きくなり、高額な工事をしなければいけなくなり、木材が腐食してしまわないようにメンテナンスをしておくことが大切です。
メンテナンスのタイミング
一般的に、外壁塗装のメンテナンス時期の目安は10年程度と言われています。
しかし木材には「膨張・収縮」が何度も繰り返される性質があり、それにともない塗膜の強度が弱まります。そのため木部の塗装タイミングは3~5年程度と短めです。
・色褪せ
・表面が毛羽立ってきた
・塗膜の剥がれ
等の症状が見られたら塗装メンテナンスの時期です。
塗装
木部は塗装でメンテナンスを行います。基本的には外壁塗装と同じ、3回塗りで耐久性のある塗膜を作ります。
ただし、ただ重ね塗りをすればいいというわけではありません。木材の塗装の場合は、木材がもつ特有の風合いが損なわれる可能性があります。
木材の持ち味を活かしながら、塗りムラや塗り残しがないように塗るのは、経験や技術力が必要な作業です。
また、塗料には浸透タイプと造膜タイプがあります。
浸透タイプの塗料
塗料を木材に浸み込ませ、内面から保護するのが浸透型と言われる塗料です。浸透型は表面に色が付くわけでなく内部に塗料を浸み込ませるため、木の木目をそのまま活かすことができます。
ただし、浸透タイプの塗料は、木の表面に保護膜が作られないため、保護膜を作る塗料に比べると耐久性が低く、3年に一度は再塗装をしなければ、木材を守り続けることができません。
どんな所に塗装するのがおすすめ?
「木の風合いを消したくない」「個性的な外観づくりのワンポイントにしたい」など、木目を活かしたい箇所には浸透型の塗料が向いています。
例えば、化粧垂木、縁側、庇を支える柱 など…
造膜タイプの塗料
造膜タイプの塗料とは、木材の表面に塗膜を造る塗料で、撥水性を持つため耐水性も高く、耐久性に優れている点が魅力です。
ただし、木材の塗膜強度は強くないため、下地調整や下地塗料の施工が悪ければ、木材の伸縮に塗膜がついていけず、すぐに割れたり剥離したりする可能性があります。
また、塗料で木材が覆われるため、木目が活かせない点がデメリットです。
どんな所に塗装するのがおすすめ?
造膜型の塗料が向いているのは、雨風や太陽光などの影響を受けやすい環境下にあり、なおかつ木のデザイン性をそれほど気にしなくてもよい外装箇所と言えます。
例えば、破風、鼻隠し、軒天 など…
まとめ
木部の塗装は、カンタンなように見えますが、実はどの外装材よりも慎重に行わなければならない難しい作業です。
木材が持つ美しい木目や自然素材ならではのあたたかみをお住まいに取り入れている方も多いかと思います。
こだわりの建材やお洒落なウッドデッキなどに腐食が進み大きな修繕が必要になる前に、塗装によるメンテナンスをご検討ください。
プラニング・Kでは、あらゆる建物のメンテナンスについてご相談を承っております。点検とお見積もりは無料です。ご不安やお悩みがあれば、お気軽にお問い合わせください。
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