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2024年5月23日

窓廻りのコーキング劣化

急な強い雨の日に『窓から雨漏りがしているかも』と窓枠などから雨漏りした経験はありませんか?その雨漏れの原因は、サッシのコーキングの劣化かもしれません。

コーキングは、サッシと外壁との隙間を埋めており、防水性やクッション性を保つ役割があります。コーキングが劣化してしまうと、外壁との間に隙間が出来て雨漏りを起こしてしまう事があります。

今回は、窓枠からの雨漏りについてご紹介していきます。

サッシが雨漏りする原因

窓は、四方のサッシによって外壁にしっかりとはめ込まれています。このサッシは外壁内部にある木材に取り付けられており、設置の際には雨風の浸入を防ぐための防水テープや防水紙などが使われています。

一番外側の外壁材を施工した後にはサッシとの境目にコーキング材が充填されます。こうして窓は、雨が浸入してくる隙間を作らないように施工されています。

窓近くの屋根

屋根が近くにあると、雨漏りが窓枠から起こってしまう事があります。屋根の境界部分にひび割れなどがあったり、穴が開いていたりすると、壁の中を伝い窓枠から雨漏りがしてしまいます。

外壁のひび割れ

外壁が劣化してしまうとヒビ割れが起きている事があります。 ヒビ割れから雨水が壁の中に入り込み、窓枠を伝って雨漏りを起こす事があります。

コーキング

コーキング材は紫外線によっても劣化します。

窓は当然のように日当たりの良い場所に作られるため、紫外線による劣化が進みやすくなります。

コーキングが割れたり剥がれたりして、隙間ができると、そこに雨が染み込みこみ、下地になっている防水紙や防水テープにもダメージを与えます。

さらにそこから入り込んだ雨水が、雨漏りとなってしまいます。

補修方法

コーキング補修

サッシや庇周り、換気扇周りなどのコーキングが劣化している場合は、コーキング補修を行います。

コーキングは、一度全て撤去してから充填しなおす“打ち替え”が一般的ですが、撤去の際にサッシを傷つけてしまう恐れもあるため、場所によっては上から増し打ちをする場合もあります。

また、サイディングボードの目地が劣化している場合もコーキングによる補修を行います。

外壁補修

外壁材のひび割れや破損が原因の場合には、コーキングやモルタルなどで補修する必要があります。

ひび割れや破損が起こっているということは外壁材そのものが傷んできている可能性があります。外壁の塗り替えも同時に行えばこの先も安心ですし、補修の跡も目立たなくなります。

応急処置

サッシから水が染み出てくる、上辺から水が垂れてくる、といった場合は雑巾や新聞紙で水を吸い取るようにしましょう。

濡れたらこまめに替えることも大切です。市販の吸水シートやペットシートがあれば、水を多く吸ってくれるので安心です。

サッシの雨漏りはDIYできる?

根本的な雨漏り解決はDIYでは難しいです。雨漏りは、どこが発生源か判断が難しい場合もあるからです。

雨漏りが別の場所から発生しているのに、窓枠からと誤解してしまう可能性もあります。

応急処置で一旦雨漏りが止まったら、その間に業者に依頼してしっかりと修理してもらいましょう。

まとめ

雨漏りは、屋根だけでなく窓枠からも発生します。結露と見間違い、発見が遅れる可能性もあります。

たとえ少量の雨漏りでも、長期間続けば周囲の壁が腐食しやすくなり、家そのものの寿命も短くなってしまいます。

雨漏りは放置しておくほどに、修理が大がかりになって修理費用もかさみます。雨漏りかな?と思ったら、できるだけ早く業者に検査を依頼しましょう。

カテゴリ:防水

ブログ執筆者:プラニング・K

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