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2024年6月24日
錆止め塗装とは
ご自宅のバルコニーや鉄骨の階段など、錆びている部分はありませんか?鉄の上に塗った塗料が剥がれると、内部の鉄素材にサビが発生します。
サビは一度発生するとどんどん拡大していくので、そうなる前に早めのメンテナンスが必要です。
今回は錆止め塗装についてご紹介していきます。
錆の発生
塗膜の剥がれによって、空気中にむき出しになった鉄部は、時間の経過とともに錆が発生します。
錆の度合いが軽度な段階では、サンドペーパーなどで錆を落とした後に錆止め塗料を塗ることで再発を防ぐことができます。
ただし、錆の進行が進み、鉄部の形状が変わったり、強度が大きく下がっている場合は塗装では解決できず、交換が必要となる場合があります。
錆止め塗装とは
錆止め塗装とは、鉄などの金属の表面に専用塗料をつけ、腐食を防ぐ塗装のことです。
錆は、金属に水が付着し、酸素が加わることによって発生する化合物です。錆が発生すると、金属が劣化して、強度にも影響を与えます。
また、錆びた部分を放置していると、次第に錆の範囲が広がっていくため、注意が必要です。
外壁や屋根など、雨風にさらされやすい鉄部は、事前に錆止め塗装をしておくと建物の劣化を防ぐことができます。
錆止め塗料の種類
油性系1種
乾燥に時間がかかりますが、膜厚が厚いため、防錆性に優れています。
作業上の問題があり、近年ではあまり使用されていません。
合成樹脂系2種
乾燥も早く仕上がりも良いですが、油性に比べると表膜が薄く、防錆性は劣ります。
エポキシ樹脂系
エポキシ樹脂系は、エポキシ樹脂を主成分とした、油性系に次いで防錆性の高い塗料です。
エポキシ樹脂系の錆止め塗料は、塗料が浸透するため接着性が高く、素地を補強する効果があります。耐久性や速乾性にも優れており、臭いが少なく環境にやさしい商品が多いです。
メンテナンスが必要な劣化症状
一般的に、鉄部の塗装の耐用年数は5年といわれています。
しかし、塗装の剥がれや錆の発生など劣化症状が見られる場合には、経過年数にかかわらず塗り直しを検討しましょう。
・チョーキング現象
塗装が劣化してくると、手で触ったときに白い粉がつくチョーキング現象が起こります。
鉄部が紫外線や雨風などにさらされることで、塗料の中に含まれる樹脂が分解され、表面に顔料が出てくる現象です。
・斑点模様の錆がある
砂やホコリ、塩分などが鉄部に長い間付着していると、雨や湿気の影響を受けてポツポツとした斑点模様の錆が発生することがあります。
放っておくと錆が広がり、見た目もよくありません。
・ひび割れや塗装の剥がれ
塗装のひび割れ・剥がれは、劣化した塗膜が素地の膨張・収縮に耐えられなくなったときに発生します。
鉄部が空気に触れていると、錆の進行が早まりやすいため、ひび割れや剥がれが見られたら、早急なメンテナンスが必要です。
錆止め塗装はDIYできる?
錆止め塗装は、ホームセンターなどで材料を揃えれば自分で行うこともできます。
ただし、ケレン作業が不十分である場合や、塗り方にムラがある場合は、効果が落ちてしまいます。
また、部分的な防錆処理であればDIYも可能ですが、屋根や外壁などの作業は危険です。
広範囲の場合は、建物の見栄えにも影響します。建物をより安全に長持ちさせたいなら、塗装業者に依頼しましょう。
まとめ
錆止め塗装は外壁塗装と同じくらい重要です。
錆止め塗装は、鉄部分を保護し、錆を発生しないようにするだけでなく、外壁塗装の寿命は延ばし、建物を強く、かつ美しく保つこともできます。
お住まいに錆が発生しているのを見つけた場合は、塗装業者に相談することをおすすめします。
カテゴリ:塗装工事