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2024年11月11日
サイディングは結局どれがいい?!
現在の住宅の約70%がサイディングを使用しています。サイディングは種類やデザインが豊富で、どれを選べばいいのか迷いがちです。
今回はサイディングの種類や機能、どのサイディングが良いのかをご紹介していきます。
サイディングとは
サイディングとは、建物の外壁に使用する外壁材の1種です。外壁の施工方法には「湿式」と「乾式」の2種類があります。
「湿式」は塗り壁・タイル張りがあり、「乾式」にはサイディングがあります。
「乾式」は、工場で成型された板(これがサイディングボード)を外壁に貼り付けていく方法です。
ボードとボードの継ぎ目にはコーキング材を打ち、隙間を埋めて仕上げます。
サイディングの種類
窯業系サイディング
最近の住宅で採用されているのは、ほとんどがこの窯業系サイディングです。一般的にはレンガやタイルなどがこの窯業系サイディングに含まれ、特徴としては、「色やデザインのバリエーションが多い」ことが挙げられます。
窯業系サイディングはセメント質のものと繊維質を混ぜ合わせて窯で焼かれて作られています。
また、初期費用が安く済むため、コストパフォーマンスに優れています。耐火性に優れるため、火災に強いのも大きなメリットです。
金属系サイディング
金属系サイディングは、ガルバリウム・アルミニウム・ステンレスなどの鋼板が使用されたサイディングです。
窯業系サイディングの次に多く使われています。金属板の種類によって耐久性やコストに大きな差がありますが、丈夫で長持ちすることや防水性が高いこと、軽量で耐震性に優れることなどがメリットです。
樹脂サイディング
樹脂系サイディングは、樹脂を主成分とした外壁材です。「耐久性が高く、長い耐用年数がある」ことが特徴です。
また、吸水性が低く凍害が起こりにくいため、海沿いや雪国などの寒冷地でも安心して使用できます。
しかし、全体的に軽く・薄く設計されているので遮音性は他のものに劣ります。小さなお子様やペットのいるお家、楽器を使うお家には不向きです。
モルタル
モルタルは、耐火性に優れる上、デザインの自由度が高く、個性的な外観が実現できます。費用面でも、モルタル外壁の塗装工事費用が安いことがメリットです。
しかし、ひび割れが起こりやすく、劣化も早いため、定期的なメンテナンスが必要になります。
人気の外壁材3選
・窯業系サイディング
・金属系サイディング
・モルタル
これら3つは費用が安く、メンテナンス期間も比較的長いです。特に窯業系サイディングはデザインも豊富でコストパフォーマンスにも優れているので総合力No.1の外壁材です。
外壁材の選び方
デザイン
見た目にこだわりたい!という方にはデザインで選ぶこともできます。
窯業系サイディングは、色柄が豊富で施工が比較的容易です。また、タイル調や木目調などのテクスチャーもあります。
ガルバリウム鋼板などの金属サイディングは、シンプルでモダンな印象です。
モルタル外壁は、価格が安いうえに、デザインの自由度が高く、塗り壁を使用することで、さらにデザイン性を向上させることもできます。
ただし、お住まいの周辺環境を考慮せず、デザインだけで選んでしまうと、メンテナンスのコストや耐久性に影響が出るので、注意が必要です。
費用
家の外壁を選ぶ際、まず考慮すべきは費用と予算です。外壁材によっては、初期費用が高いものもありますが、その分、長期的なメンテナンス費用が低いものもあります。
また、安価な外壁材でも、頻繁なメンテナンスが必要な場合、長期的なコストは高くなる可能性があります。
耐久性とメンテナンスの頻度
外壁材によって、耐久性やメンテナンス方法、頻度はバラバラです。
メンテナンスの頻度をどれくらいにしたいかによって、外壁材を選ぶのも良いでしょう。
まとめ
今回、人気の外壁材とその特徴、選び方についてご紹介しました。外壁材の選び方は、その材質や特性、コストパフォーマンス、耐久性、デザイン性など、たくさんの要素を考慮する必要があります。
特にそれらすべてが優れているのが窯業系サイディングです。特にこだわりがない、何を選べばいいのか分からない、といった方には窯業系サイディングがおすすめです。
自宅の状況や気候、地域性なども考慮に入れて、より最適な外壁材を選びましょう。
カテゴリ:外壁
2024年11月7日
塗装後の色が気に入らなかった場合はどうすればいいの?
外壁や屋根の塗装後、色が気に入らない!イメージした色と違った!といった経験がある方はいらっしゃいませんか。
色は日々の生活に大きな影響を与えるため、塗装の色が気に入らないと、居心地の悪さや後悔にも繋がります。このようにならないためには事前の準備や知識が必要になります。
そこで今回は色選びに失敗しない方法や、対処法についてご紹介します。
色選びで失敗しないためには
家の外観に合った色選び
家の外観に合った色を選ぶには周囲の環境や家の特性を考慮しましょう。
例えば、伝統的な日本家屋の場合は、グレーやブラウンといった落ち着いた色、現代風のモダンな住宅にはホワイトやブラックなどのシンプルな色が適しています。
また、自宅周辺が自然に囲まれた場所であれば、自然に溶け込むようなアースカラーを取り入れ、都市部や住宅密集地では周りの住宅との相性を考えながら、個性のある色を取り入れても良いでしょう。
その他にも屋根と相性の良い色を選ぶことで色のバランスがとれ、まとまった印象の住宅にすることができます。
原色は避ける
赤、青、黄色などの原色は色褪せが早期に起こります。また、色褪せてしまうと建物自体が古びた印象になります。
そのため、色褪せしづらく長持ちする色を選ぶか、色あせが早い可能性があっても好みの鮮やかな色を選ぶか、外壁塗装の色選びについては迷う点が多くなりがちですが、塗装業者の意見も取り入れつつ好みの色味との折り合いを付けると良いかと思います。
また、近隣との調和を考えず、派手な色にした場合、その地域の景観に大きな影響を与え、近隣住民との関係に亀裂が入ってしまう可能性もあります。
トレンドや色彩心理を生かす
色選びをする際に、トレンド、色彩心理を考慮することは、建物の外観だけでなく、住む人へ幸福感を与えます。
トレンドの色を取り入れることで現代的でスタイリッシュなお家にすることができます。また、色彩心理学は、色が人の感情や行動に与える影響を研究する分野であり、外壁塗装の色選びにも応用できます。
例えば、ブルー系は安心感や信頼を与える色とされ、グリーン系は自然との調和や癒しを象徴します。
色彩心理を理解することで、住む人の心理的な満足度を高める色選びが可能になります。
色見本・試し塗り
色見本を見て考えたいという方や、カラーサンプルを見ながらイメージしたいという方もいらっしゃるかと思います。
その際、右の図のような、色見本では濃く見えた色が、実際に外壁に塗ってみると薄く見えてしまう、という面積効果を考慮しないといけません。
色見本から選ぶ場合は、イメージする色より彩度と明度を下げて、色相もなじみのよい控えめな色合いを選ぶことがポイントとなります。
また、試験塗りは、実際にご自身の家の壁に候補の塗料を塗る作業です。ここまでするとなると、その業者さんに塗装依頼を決めた後でないと難しいですが、実際に塗ってもらうと、色選びのミスを限りなく抑えることができます。
対処法
万が一、塗装の色が気に入らなかった場合、塗り直しはできるのでしょうか。
・塗装中のやり直し
外壁塗装の施工中で、色が気に入らなかった場合でしたら、塗り替えが可能な場合もありますが、基本的にはできません。
できたとしても追加料金が必要になるケースが多いです。塗装会社や状況にもよりますが、塗装に使用している塗料と同じ塗料でしたら、使用する塗料の追加料金を支払って、色のみを変更して塗り替える事は可能な場合もあります。
もちろん基本的にはできないという前提ですが、それを遠慮していると、そのまま作業が進んでしまうだけなので、外壁塗装の施工中で色が気に入らないと思った場合は、できるだけ早めに業者に相談すると良いかと思います。
塗装後のやり直し
塗り残しや明らかな塗りムラが塗装後に発見された場合は、塗り直しが可能です。また、決めた色と別の色が塗られている場合など、業者側に落ち度がある場合は塗り直しが可能です。
そのため、「イメージしていた色と違った」という理由では塗り直しをすることはできません。どうしても色に納得がいかない場合は、追加費用を払ってやり直すことになります。
塗料の相性や特性を考慮し、完全な色変更を望む場合、下塗りを含めた全体的な再塗装が推奨される場合があります。このような作業は専門的な知識を要するため、実施する前には塗装業者と相談し、最適な方法と見積もりを確認することが大切です。
まとめ
外壁塗装は、家の美観を左右する重要な工事です。特に色選びは、後悔や不満が残らないよう慎重に行う必要があります。
もしも、色に納得がいかない場合は追加料金がかかることを承知の上で、塗装業者に相談して慎重に塗り直しを進めていきましょう。
カテゴリ:塗装工事