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2024年11月28日

塗料はどんな成分で出来ている?

外壁塗装に使用する塗料は沢山の種類があります。そして種類ごとに特徴があり、耐用年数も違います。

塗料の成分を知っておくと、今後外壁塗装をする際に役立ちます。今回は塗料の成分についてご紹介していきます。

外壁塗料を構成する成分とは

外壁塗装の塗料は、以下の主に4つの成分によって構成されています。

・合成樹脂

・顔料

・添加剤

・溶剤

それぞれを詳しく見ていきましょう。

合成樹脂

合成樹脂は塗料の特徴を決定する主成分です。塗料にどのような合成樹脂に注目することで、塗料のグレードを判断する基準となります。

主な成分は石油を原料とした合成樹脂で、フッ素樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂などの種類があります。

顔料

顔料は、塗膜に色を付けるための成分です。塗料の色は顔料で決まるため、顔料を入れない塗料は無色となります。

塗料に顔料が入っていて塗装したときに色がつくのがエナメル塗料、顔料が入っていないのがクリヤー塗料といいます。

また、顔料の中には塗料を増量したり、さびの発生を防いだりするものもあります。

添加剤

添加剤は塗膜に安定した性能を持たせるための成分です。添加剤にも多くの種類があり、混入する添加剤によって機能が加わり、品質の安定、向上が図れます。

例えば、ツヤ消しやたれ防止、防腐など、その他にもさまざまな機能を持つ添加剤があります。

溶剤

溶剤は他の3成分を溶かすための成分です。溶剤として、シンナーなどの有機溶剤を使ったものを「油性塗料」、水を使ったものを「水性塗料」といいます。

油性塗料は耐久性に優れ、水性塗料はにおいが少なく扱いやすいことなどがおもな特徴です。

塗料のグレードや機能

・アクリル塗料

アクリル塗料はアクリル樹脂を主成分としており、日用品など身近な製品でよく使用されている塗料です。

耐用年数は短いですが、費用も安く抑えられるため、新築の住宅で使われることがあります。

・シリコン塗料

現在最も高いシェアを占めているのはシリコン塗料です。汚れがつきにくいことや自然環境への耐候性が高いのが特徴であり、耐用年数は10~12年となっています。

・ウレタン塗料

ウレタン塗料はウレタン樹脂を成分とする塗料であり、弾性を持つことが特徴です。弾性があることで塗膜が動き、ひび割れを防いでくれます。

アクリル塗料のように耐用年数は長くないため、次回も早めに塗装をする予定がある場合などに使われています。

・フッ素塗料

フッ素塗料は耐用年数が長く、塗り替え頻度を少なくすることができます。一般住宅だけでなく大型建造物での塗装にも使われます。

一般住宅では、紫外線による劣化が激しい屋根を中心に、外壁やシャッターなどに使われることが多いです。

・遮熱塗料

紫外線を反射して効率よく逃がしてくれるのが遮熱塗料。家の中の熱がこもったり室内の温度が上がったりするのを防いでくれる効果があります。

夏には冷房費を節約できるだけではなく、節電効果によりヒートアイランド現象の対策にも貢献できます。

まとめ

外壁塗装を行う際には、外壁材との相性や機能性、デザインなどを考慮しながら塗料を選びます。塗料の成分の違いは、耐用年数とコストの違いでもあります。

安いからと言って耐用年数の短い塗料を選んでしまうと、将来のメンテナンスコストが増大してしまいます。

上記の成分の違いを参考にして、住宅に合った塗料を総合的に判断して塗料を選ぶようにしましょう。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

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