- HOME
- >
- ブログ
ブログ
2024年1月25日
外壁の色を変えない塗料~クリア塗料~
外壁のデザインが気に入っている、サイディングボードの柄をそのまま残して塗装したい、という理由からクリア塗料を使用しての外壁塗装を行う方も少なくありません。
上記のような考えの方のためにクリア塗料とは何なのか、メリットやデメリットについてご紹介していきたいと思います。

クリア塗装
クリア塗装は顔料を含まない無色透明の塗料を使用し、外壁のデザインをそのまま残して、性能や耐久性を高めることを目的とした塗装です。せっかく気に入っている家の外壁を塗装で塗りつぶしたくない、という方におすすめの塗装です。
クリア塗装ができない場合
傷や損傷が激しい外壁
色を付ける塗装であれば、補修した後に塗装することで補修跡を見えなくすることは可能ですが、クリア塗装は補修跡がそのまま跡が残ってしまうので、見栄えが非常に悪くなります。
チョーキング現象を起こしている外壁はチョーキングの粉がクリア塗装に混ざり白っぽい仕上がりになる可能性があります。
外壁塗装を行う時期の一般的な目安は築8年~10年後と言われていますが、クリア塗装を検討している場合は一般的な目安よりも早めに施工するように計画をしましょう。
クリア塗料を弾く外壁

光触媒・無機・フッ素などで加工をした外壁には、クリア塗料を塗ることはできません。
光触媒機能(日光で汚れを浮かせる)や親水性機能(雨水で汚れを流れ落とす)がついた塗料で塗装を行った外壁は、クリア塗料を塗装しても弾いて剥がれなどの施工不良の原因となるため、クリア塗料による塗装は適していません。
クリア塗料について
種類
外壁塗装用の塗料は、アクリル樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料と含まれる樹脂成分によって4段階のグレードに分かれています。顔料が含まれないというだけで、この4段階のグレードがあることに変わりはありません。
クリア塗料に含まれる樹脂成分の違いは、塗料の耐久性や費用に影響するので、業者からの見積にどの樹脂成分が含まれたクリア塗料であるかを確認しましょう。もし書かれていないのであれば問い合わせましょう。
上記の樹脂成分以外にも、シリコン変性樹脂塗料クリアや、無機コーティングクリア塗料、フッ素樹脂よりさらに耐久性が高いものなどがありますので希望によって外壁塗装業者に相談しましょう。
耐用年数
クリア塗料の耐用年数は以下の通りです。

・アクリル系クリア塗料:耐用年数8年程度
・ウレタン系クリア塗料:耐用年数8年~10年
・シリコン系クリア塗料:耐用年数10年~12年
・フッ素系クリア塗料:耐用年数15年程度
耐用年数と費用は比例しています。今後塗装をする住宅で何年暮らすのか、家自体の築年数や掛けられる費用など、専門家に相談しながら計画を進めましょう。
艶の有無
クリア塗料にも艶の有無を選択できます。艶ありのクリア塗料を選ぶと光を反射し、新築のような艶のある仕上がりになります。
一方で艶感のある仕上がりよりも落ち着いた仕上がりが希望の場合は、艶のないマットなクリア塗料を選びましょう。
また、塗料によっては艶あり・なしの中間ともいえる3分ツヤの指定が可能です。3分艶とは、艶ありを100%とした場合の30%ほどの艶感のこと。艶とマットの中間くらいの感じで、太陽が当たると少しだけ艶を感じられる程度です。
艶感は少しあった方が良いけれどあまりツヤツヤになるのは好みではない方におすすめです。
まとめ

クリア塗料は外壁にきれいなツヤを持たせ、外壁のデザインを残すことができるため、好んで選ぶ方も多い塗料です。
しかし、外壁によってはクリア塗料ではなく、色付きの塗料で保護した方が見栄えがよくなることや、クリア塗料と相性が悪かったりすることもあるなど、制限やデメリットもあります。
正確な知識や診断のもと、クリア塗装をして、より一層魅力的なご自宅を作りましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年1月22日
軒天メンテナンスの重要性
軒天はどのような住宅にもあり、大切なお住まいを守る重要な働きをしています。しかし、あまり目立つ箇所ではないため、メンテナンスがおろそかになりがちです。
軒天が劣化してしまうと住宅にも様々なトラブルが起きます。今回は軒天のメンテナンスの重要性についてご紹介していきます。

軒天とは
軒天とは屋根の出っ張った部分の裏側のことをいいます。外壁と屋根以外の部分を付帯部と呼び、軒天も付帯部になります。

「軒」…屋根の端にある、建物の外に出ている部分
「軒下」…軒の下に位置するバルコニーなどの空間
「軒先」…軒の先
バルコニー・ベランダの裏側も同様に軒天と呼ばれます。
軒天の役割
美観の向上
屋根の裏側に軒天を張る事で野地板や垂木などの屋根の構造部分を隠し、住宅の見た目をスッキリと見せます。和風住宅の中には軒天張付後に化粧垂木を取り付け、意匠性を高めている住宅もあります。
延焼防止

ご自宅や隣家から火災が起きてしまった場合、軒天がないと火が屋根裏まですぐに回ってしまいます。
そのため、最近の住宅では基本的に軒天には不燃材を使用しており、もし火事が起きた時でも被害拡大を防ぐ効果があります。
外壁の劣化防止
軒の出が長いと、雨水の吹き込みや太陽光を遮り、外壁材の劣化を防ぐことが出来ます。軒天の無い住宅はスタイリッシュで見た目が良いのですが、雨水が当たりやすいため外壁材の経年劣化や雨垂れによる汚れに注意が必要です。
軒天のメンテナンスの仕方
・塗装
軒天が塗装されている場合は、外壁と同様、年月が経てば劣化し、チョーキング現象が発生し、防水機能も失われていきます。
塗膜が劣化したまま放置していると、苔や藻の発生に繋がり、塗膜が剥がれ表面がボロボロになってしまいます。
軒天の表面がボロボロの場合には、軒天の塗膜が剥がれてしまっているため、塗装を行いましょう。

・交換
軒天の劣化状態が深刻化している場合、軒天材自体がささくれのようになってしまう場合があります。
特に木材の軒天によくみられる劣化症状で、軒天材が剥がれたり、穴が開くことがあります。このような劣化症状がある場合は軒天材自体の交換が必要になります。
メンテナンスをしないと…
小動物が入り込む
軒天が剥がれたり、穴が開いたりするとそこから小動物が侵入し、巣を作ってしまいます。屋根裏では、ダニやノミ、寄生虫を持ち込んだ小動物、糞尿などにより健康被害にまで発展します。

その小動物が鳥類で、巣の中に卵やヒナがいた場合は撤去できません。
鳥獣を捕獲・殺傷したり、鳥類の卵を採取・損傷したりすることは、鳥獣保護法の8条で禁止されています。
健康被害や法律違反など、大事になってしまうので、軒天に穴が開くまで劣化を放置するのはやめておきましょう。
雨漏り、カビの繁殖
雨漏りが原因の場合、軒天のみが腐ると思う方も多いかと存じますが、雨漏りは伝染します。軒天だけと思って放置していたら、軒天から内部に伝わり、外壁の木材まで腐っていたことも…。
そのため、雨漏りを放置すると、家の存続に関わるまで発展してしまうのです。また、耐震性能も低くなりますので、地震被害はもちろんのこと、家の資産価値まで下がってしまいます。
まとめ
軒天のメンテナンスを放置していると状態が深刻化し、軒天材自体の交換も必要になります。劣化状態が深刻化する前に専門の業者に点検を依頼し見てもらうようにしましょう。外壁塗装に合わせて軒天の耐久性が気になる方はお気軽にご相談ください。
カテゴリ:塗装工事
2024年1月18日
劣化を残したまま塗装をするリスク
外壁は大切なお家を守るために日々紫外線や雨風に晒されています。そして時間が経つと色褪せやクラックが発生し、外壁がどんどん劣化していきます。そのため、外壁塗装によるメンテナンスは非常に重要です。
しかし、劣化を補修しないまま上から塗料を塗ってしまうと様々な不具合が起こります。今回は補修をしないまま外壁塗装をするリスクについてご紹介していきたいと思います。

経年劣化
外壁塗装の劣化をそのまま放置すると、着実に進行します。外壁塗装は、一度劣化し始めると元に戻ることは絶対にありません。また、塗料自体の耐用年数が過ぎていたり、内部に劣化が生じたりと、目に見えない部分の劣化もあります。
美観の損失
外壁塗装が剥がれると見た目が悪くなります。紫外線や雨風などの影響を受けると、塗装が色褪せたり、塗膜が剥がれてしまうことは避けられません。
クラック、剥がれ、へこみ
外壁のクラック、剥がれ、へこみは地震や車の振動、台風や地震などの影響で起こります。このまま放置しておくと住宅の寿命が縮まり、後々の天災の影響を受けやすくなります。
コーキングの傷み
目地のコーキングにひび割れができている場合、雨が降るとその隙間から雨水が侵入する可能性があります。雨水が住宅内に侵入することで家の寿命が短くなってしまいます。
劣化を放置したまま塗装するリスク
損傷や不具合箇所を残して塗装するのも、当然塗装の耐久性が落ちてしまい、以下のようなリスクが伴います。

・すぐに塗装が剥がれる
・損傷の被害が広がる
・再工事を行うことになり、費用がかかる
劣化を補修せずに外壁塗装をすると、さらに被害が広がり、再工事になる可能性もあり、費用もかかります。被害が広がって雨漏りを引き起こすこともないとは言えませんので、まだ損傷も軽い時に適切な修理をすることが大切です。
塗装前に必要な劣化補修工事
塗装前に必要な補修工事は以下の工事があります。
下地処理
下地処理には高圧洗浄、ケレンなどがあります。劣化が進んでいると下地が傷んでいるため、塗装が密着しやすくなるように、外壁についている汚れを落としたり、錆びている箇所はケレンで削って綺麗にするといった下地調整が必要です。
塗装は下地に密着していなければすぐに剥がれてしまうため、どんなにグレードの高い塗料を使っても意味がありません。下地処理を適切に行なわれているか確認しておきましょう。
コーキング

コーキングは建物の防水性や気密性を保つための充填材で、太陽の紫外線や風雨などで経年劣化し、ひび割れなどの劣化症状が出てきます。
コーキングが劣化すると雨水が入りやすくなり、雨漏りの原因になりますので、定期的に打ち直す必要があります。
業者の選び方
外壁塗装業者のなかには悪質な業者も存在します。多くの業者はきちんと工事を行ってくれますが、中には手抜き工事をする業者もいます。
そんな悪質業者に外壁塗装を依頼しないように、業者選びについてのポイントをまとめました。
・相見積もりをとる
・知り合いからの紹介
・診断をせずに見積もりを持ってくる業者には依頼しない
・素人にもわかりやすい言葉で説明してくれる
・インターネットの口コミやHPのお客様の声を見る
まずは候補となる業者を見つけ、HPを見たり、相見積もりをとりながら信頼できる業者か見極めましょう。

まとめ
外壁塗装はこれからも長く大切なお住まいをお使いいただくために大事なメンテナンス工事です。せっかく工事するのであれば、できる限り長持ちして欲しいですよね。
そのためには下地処理はもちろん、不具合を起こしているところも徹底的に直しておくことが大切です。
カテゴリ:塗装工事
2024年1月15日
別荘の外壁塗装
都会の喧騒と無縁の山や、時間によって変わる海の色、澄んだ空気が爽やかな高原、そんな場所でのんびり過ごす…そんなすてきな余暇を叶えてくれる別荘。『長期休暇や週末は別荘暮らし』なんて生活、憧れますよね。
しかし、別荘は老朽化しやすいということをご存じでしょうか?
今回は別荘の外壁メンテナンスについてご紹介していきます。

老朽化しやすい理由
別荘は通常の戸建住宅とは違い、自然の中に建っていたり、年間を通して人がいない期間がほとんどだったりします。日常と離れた環境でリフレッシュするには最適ですが、建物の劣化要因やリスクも住宅地とは違います。
海辺や水辺沿いにある別荘

海や水辺の近くで予想できるのが塩害です。塩害だけだと建物のメンテナンス周期を短くすれば被害を予防できるのですが、厄介なのが強風により砂も飛んでくることです。
砂浜の砂にも塩が含まれています。外壁や屋根についた砂をそのままにしておくと 外壁の劣化に繋がります。
山や森にある別荘
山奥や森の中は湿気が多いです。湿気が多いと外壁は色あせしやすくなり、カビも生えやすくなります。森の中ではコケやツタなどの植物が付きやすく、これも外壁を劣化させる原因になります。また、秋から冬にかけて大量の落ち葉にも悩まされる場合もあります。
高原にある別荘

高原は日差しが強く、紫外線の影響を受けやすい場所です。
標高が高くなると、空気も薄くなります。その結果、太陽光が散乱せず、そのまま届くようになり、紫外線も増えてしまいます。
紫外線の強い場所では、外壁の色あせが起きやすくなります。色あせは塗料の保護能力が落ちるので、外壁の劣化が早くなります。
別荘の外壁を長持ちさせるコツ
外壁素材
外壁に使う塗料の耐用年数によってメンテナンスを行う周期は大きく変動します。塗装だけでなく、外壁そのものの張り替えを行うことによって、より建物の耐久度が高まります。様々な素材があるため、立地や劣化状況に応じて適切な素材を選択しましょう。
塗装
定期的に塗り替え工事を行うことです。ひび割れなどの大きなトラブルが起きてしまうと、外壁の塗り替えだけでは対処できなくなってしまいます。
大きなトラブルに対処するためには大規模な工事が必要になるので、その分のコストもかかります。そのため、トラブルが大きくなる前に定期的に塗り替え工事を行って補修しましょう。
早めの掃除

次の滞在の時に…と後回しせず、早目に外壁の掃除を行いましょう。
いくら機能性に優れた塗料を使っていても、外壁が汚れた状態のまま放置していると本来の機能を発揮できません。
こまめに外壁表面の掃除をして、塗料の機能を活かすことのできる環境を維持することが、外壁を長期間守ることにつながります。
塗料の機能性を最大限発揮するためにも、できる範囲内で外壁の掃除をするのがおすすめです。
まとめ
街中にある一般的なお住まいよりも手がかかってしまうのが別荘です。頻繁に訪れるという方も、たまにしか訪れないという方も、街中の建物よりも早めのメンテナンスを心掛けてあげてください。
外壁塗装や屋根塗装といった塗り替えも街中の建物よりも早めの周期で行いましょう。メンテナンス時期を逃してしまうと、劣化が進み、取り返しのつかないことになりかねません。
所有している別荘が、築10年以上経過しているか、前回の外壁塗装から10年以上が経過している場合は塗り替えのサインですので、現地の業者に依頼して対策を講じるようにしましょう。
2024年1月11日
結露ができるのはなぜ?
結露は外部と内部に激しい温度差が生じた時に空気中の水蒸気が水として現れることをいいます。このような現象は建物内部でも起きます。気づかないうちに構造材の腐食が進んでしまうことがあります。
「何気なく外壁塗装工事を依頼したら、内部結露が発覚して思わぬ工事費用が必要になった」という事態を招かないように、結露の原因や危険性についてご紹介します。

結露はどうやってできる?
外壁の結露は、室内が寒くて外が暑い場合に主に起こります。外側の水分が、冷たい外壁材にふれて水滴となることが原因です。逆に、室内が暖かく外が寒い場合は、外壁の内側に結露が起こります。
また、結露には2種類あり、内部結露と外部結露があります。先ほど紹介したのが外部結露で、内部結露は、外壁の内側に結露が起こっている状態で、普段目に見えない場所で発生します。
結露が引き起こす被害
カビ・水垢の発生

外壁に結露が起こっている状態は湿気が多く、こもった湿気をそのままにしているとカビが発生する可能性があります。
また、結露は外壁に水滴がついた状態なので、放置していると外壁に水垢が残ってしまうこともあります。
シミのようになってしまったり、塗装に染み込んだりしてしまったりすると完全に取り除くことが難しくなります。
外壁内側の腐食
外壁内部で結露が起きると、外壁内部に詰められている断熱材に水分が溜まります。水分を長期間溜め込み過ぎた断熱材は、カビやシミで腐食してどす黒く変色していきます。
すると、断熱材が接している回りの外壁材や構造材にもカビや腐食が拡がってしまい、建物の耐久性低下に繋がります。
構造材が腐食
建物の構造材とは、木材や鉄、コンクリート、石など建物の骨組みとなる部材のことで、それらで作られた柱や梁、壁、床などのことも意味します。
外壁材が腐食するとその周囲にある柱や梁などの構造材にも影響が及びます。木材の柱や梁であれば結露の水分によってカビや腐食が生じます。
対策
結露は完全に防ぐことができませんが、対策を行い抑制することはできます。
外壁の色を考慮
塗装の際に外壁の色を変えることでも対策になります。外壁の色が黒に近いほど熱を吸収しやすく、日中と夜の寒暖差で結露が起こりやすくなってしまいます。そのため、外壁を白に近い色にすることで、結露の対策になるという仕組みです。
外壁塗装を検討しており、色に特段のこだわりがあるわけではない、という場合は外壁を白にしてみてはいかがでしょうか。
親水性の高い塗料を使用

親水性とは、水に馴染みやすい性質のことです。親水性の塗料であれば、結露の水滴を流し落としてくれるため、結露によって起こる問題を防ぐことができ、透湿性があるため、湿気がたまりにくくなります。
こまめなメンテナンス
結露を防ぐには、こまめにメンテナンスを行うことも大切です。汚れに気付いた時は定期的に洗浄したり、破損した箇所を補修したりと、外壁の劣化を遅らせると結露の予防にもなります。
これまでご紹介してきた対策と比べると抜群の効果が得られるというわけではありませんが、実行しやすいのがメリット。
結露の予防だけではなく、外壁をきれいなまま長持ちさせることにも繋がるため、メンテナンスはこまめに行うようにしましょう。

外壁内部の補修も
外壁塗装して外部防水力を高めただけでは意味がなく、外壁内部で結露が起こっていると、やはり外壁そのものを作り替える工事が必要になります。
外壁内部の補修では、腐食した部材を取り除いて新しい部材と交換することになります。人件費・部材費ともに外壁塗装工事費より高額になってしまいますが、外壁内部で結露に繋がる欠陥は補修する必要があります。
まとめ
外壁に結露を発見したら、どう対策したら良いのか悩みますよね。また、内部結露をはやめに発見できければ、保証の範囲内で補修してもらうことができ、腐食が広範囲に進む前に少額のリフォーム費用で抑えることもできます。
大切な家を物理的に外部から守ってくれている外壁。きれいな状態で長持ちさせられるこまめにメンテナンスを行いましょう。
カテゴリ:未分類
2024年1月4日
工場の外壁塗装のタイミングは?
工場や倉庫の老朽化でお困りではありませんか?中でも外壁塗装・屋根塗装は建物の劣化を抑え資産価値を維持するために重要ですが、費用対効果が見えにくく踏み切れない企業様と思います。
しかし、価値あるものを生み出している工場でも、外壁が劣化した状態では信頼性が欠けてしまい、良い印象を持たれなくなってしまいます。そこで今回は、工場や倉庫の外壁塗装のタイミングについてご紹介していきたいと思います。

塗装のタイミング
外壁の老朽化
経年劣化により外壁の汚れや傷が目立ってきたりしていませんか?一般住宅に限らず、工場や倉庫も塗装は10年ごとに行ったほうが良いです。どんな塗料でも毎日紫外線や雨風に晒されていると劣化してしまいます。以前に塗装しているのであれば、塗料の種類により、塗装時期が変わるので確認しましょう。
経営上の目的

定期的にメンテナンスを行うのが理想ですが、 合併や統合、社名の変更などで新たなイメージにする場合にも外壁塗装は有効です。
人員の入れ替えやスタッフの増員などがあればそのタイミングで職場環境を一新することもあるでしょう。
また、工場の外壁を企業のイメージカラーに合わせたり、新しい社名を壁面に塗装するケースなどもあります。
メリット
資産価値の維持
上記でもお伝えしたように、外壁は紫外線や雨風に晒されているため、ダメージを常に受けています。そのため、経年劣化を放置しておくと建物の資産価値がどんどん下がってしまいます。
最悪の場合、多額の補修費用がかかるため、定期的に塗装メンテナンスを行っておくと建物の価値も維持され、工場や倉庫の稼働率・生産率が上がり、利益が生みだすことができます。
労働環境の改善

外壁塗装は労働環境の改善にも大きく影響します。断熱塗料や防水塗料など、機能を追加することによって、建物の安全性と快適さを高めることができます。
例えば、断熱塗料を塗ると工場内を快適な温度に保てる他、光熱費の削減ができます。
職場環境と仕事のモチベーションは密接に関係しており、心地よいと感じる環境に身を置くと仕事の効率や質が上がると言われています。作業環境が快適になると、集中力が上がり、生産性も高まります。
労災の防止
工場や倉庫のメンテナンスができておらず、雨漏りや屋根壁の破損が発生すれば、それが原因で事故が起こったり、修復作業中のけがが発生する可能性があります。しかしメンテナンスをしていればそれらを防止することができます。
施工期間・工程
施工期間は一般住宅でも7~10日かかるので、工場となると2週間~1カ月、もっと大きい規模になると2ヶ月程度かかる場合があります。工場の塗装工事は、一般的に以下の流れで行います。

1.足場の設置
2.高圧洗浄
3.下地調整・ケレン作業
4.養生
5.下塗り・中塗り・上塗り
6.足場の解体
中でも特に重要なのが、サビを落とすケレン作業の工程です。ケレン作業では、屋根や外壁についたサビを徹底的に落とします。サビが残ったままだと塗料が十分に密着せずに、塗装面の耐久性が悪くなります。
工場の屋根はサビやすい折半屋根が多いです。そのため、工場の外壁や屋根塗装ではケレン作業は欠かせません。
まとめ
工場は定期的にメンテナンスすることで、長く稼働できる環境を整えられます。外壁塗装は、雨漏りのリスクを軽減して、工場内での事故や設備の破損などを防ぎやすくなります。
また、遮熱塗料や断熱塗料を外壁塗装に使用すると、工場内を快適な室温に保ちやすいです。快適な作業環境は従業員の生産性を向上して、室温調整にかかっていた電気代も大幅に削減できます。
工場の外壁塗装は経験や技術力が求められるため、施工実績が豊富な業者へ依頼しましょう。
カテゴリ:塗装工事
2023年12月28日
外壁塗装の際、植木や花は大丈夫なの?
外壁塗装を検討中で、お庭の植木や花が工事中で傷つかないか心配でなかなか工事に踏み出せない方、いらっしゃいませんか?外壁塗装は足場を建てたりペンキを使用したりするので、植木に影響が出る場合があります。
しかし、きちんと対策していれば何の問題もありません。今回は外壁塗装工事から植木や花を守る方法をご紹介します。
外壁塗装工事で植木に関するトラブル
まず外壁塗装工事で植木に関するトラブルの事例をご紹介します。
・足場作業の際、葉や枝が折れていた
・植木や花に塗料がついていた
・植木鉢が倒されて割れていた
・近隣の植物を傷つけてしまった
大切に育てた植木や花が枯れてしまったり傷つけられると悲しいですよね。このようなトラブルをなくすためにも対策を行いましょう。
対策
植木鉢は外壁から60㎝以上離す
足場から近い所に植物、荷物などを置いておくと作業の際に被害に遭う確率が高くなります。外壁に近いほど足場や職人と接触してしまう可能性があるのでできるだけ家から離しておくように心がけましょう。
また、小さいものであれば物置やガレージ、玄関などの室内に入れておくと良いでしょう。
養生をする
庭から直接生えている植物は移動ができないので上から養生をしてもらいましょう。養生は薄い布やビニールなどで覆い、汚れを防ぐものです。塗装作業の日には養生をして塗料の飛散を防ぎましょう。
また、ずっと養生をしていると枯れてしまう危険性もあるので工事日程や植物に合わせて業者と相談しながら対応してもらいましょう。
外壁に接触している所は剪定する
大きな木を植えている場合、外壁に接触している部分がないか確認しましょう。もし、接触している部分があれば、木や枝に塗料がつくだけでなく、塗装工事の妨げにもなるので選定することをおすすめします。

工事業者に事前に確認すること
工事前に塗装業者に相談すべきことをまとめました。
・養生をしてくれるか
・植木の移動、剪定は可能か
・被害時の対応
業者によっては「植木や花、庭が汚れてしまうことは仕方がない」と考える業者もいます。きちんと対策してほしいことを伝えて大切な植木を守りましょう。
また、もしトラブルがあった場合の対応も聞いておきましょう。状況によっては工事中100%安心ですと言い切れない場合があります。外壁に近い所に植物があると、どうしても汚れや塗料の飛散、枝が折れてしまうリスクが高いため、業者側も全て弁償するのが難しいです。
業者によって被害時の対応も違いますので、どこまでは保証してくれるのか事前に確認しておきましょう。
まとめ

外壁塗装工事では足場仮設や塗装を行うため、植物が傷つく恐れがあります。大切な植物たちを守るためには施工業者と事前に相談し、コミュニケーションをとることが大切です。
安心して施工を任せられる業者に、上記で紹介したような対策を行ってもらい、大切な植物を守りましょう。
カテゴリ:塗装工事
2023年12月25日
知って回避!悪徳業者の手口
住宅リフォームの営業で「契約をせかされて不要なリフォーム工事をした」などといった経験はありませんか?悪徳業者は様々なセールストークで消費者に契約を迫ってきます。
今回は、悪徳業者の手口をご紹介します。自分は騙されない!と他人事のように思ってしまうのは非常に危険です。手口を知って騙されないためのテクニックを身につけましょう。

悪徳業者の被害状況
住宅リフォームでの悪徳業者による被害状況はかなり深刻で、消費者問題を取り扱う独立行政法人・国民生活センターには、毎年6,500件以上ものリフォーム工事に関する相談が寄せられています。国民生活センターに相談せずに泣き寝入りしている人を含めると、被害件数はもっと多いでしょう。
戸建てにお住まいの方や不動産のオーナーにとって、外壁塗装や屋根補修に関する悪徳業者は思っているよりも身近な存在かもしれません。
悪徳業者の手口
訪問販売

依頼していないのに「無料で点検を行います」「近くで工事をしていて外壁の汚れが気になったので」と突然家に訪問してくる場合があります。深く考えずに契約するとトラブルになりかねません。
しかし、住宅リフォームに関する訪問販売は「訪問販売のすべてが悪」というわけではなく、お家がそもそも少ない地域や、優良業者さんが少ない地域では、お客様と塗装業者さんとの繋がりがないため、お客様への強い想いを持って、訪問販売を行っている方もいます。
訪問販売=悪いという認識は持ってもらいたくないのですが、現実的に訪問販売での被害がとても多いので、警戒しましょう。
過剰な値引きや低価格
「キャンペーン中なので〇〇代は無料にします!」「実績を作りたいのでモニター価格で塗装します!」というのは悪徳業者の常套句です。優良業者でもキャンペーンでの割引はありますが、一部の代金が無料になったり、「モニター」や「キャンペーン」などという言葉を利用し、低価格でお得感を醸し出してくる場合は注意が必要です。
オリジナル塗料
外壁塗料は様々な種類のものがあり、その多くは塗料メーカーから販売されています。悪徳業者はそのメーカーから仕入れた塗料に独自の成分を足して、自社開発のオリジナル塗料と称して高額でお客様に販売するという手段があります。
塗料を高額にし、そこに人件費がかかると一般的な外壁塗装の相場よりも格段に高額になります。こうした手口を使って不正にお金をだまし取る場合があるので、オリジナル塗料を提案された場合は注意しましょう。
費用の全額前払い
工事費用を全額前払いという業者は確実に悪徳業者です。外壁塗装工事は工事後や、工事前と工事後の2回に分けて払うことが多く、優良業者でもこの方法をとっています。
そんな中で工事金額を全額前払いということはありえません。このような事例は最近見かけませんが、もし全額前払いを要求された場合は悪徳業者と判断し、契約しないようにしましょう。

もし悪徳業者と契約してしまったら…
悪徳業者と契約書にサインしてしまった場合は、クーリングオフ制度が使えないか確認しましょう。クーリングオフとは、契約日を含めて8日以内であれば契約を解除できる制度です。
クーリングオフは、施主が自ら業者を訪問して契約したときや、過去1年以内に契約したことのある業者と契約したときは対象外となってしまいますが、訪問販売で契約した外壁塗装は、クーリングオフの対象となります。
まとめ
悪徳業者による住宅リフォーム被害はごく身近なところで起こっています。知識がないことをいいことにあの手この手で契約を取ろうとしてきます。
悪徳業者に頼んでしまった場合の多くは、改めて修繕費用がかかるのと、ご家族へのストレス増大にも繋がり、思い描いていた安心の普通の生活ができなくなります。
そのため、今回ご紹介したような事例を覚えていただき、いつ悪徳業者が近づいてきても回避するための知識を身につけましょう。
カテゴリ:未分類
2023年12月21日
雨で外壁がきれいになる!?
突然ですが、『雨で外壁がきれいになる』と聞いたことはありませんか?
そんなはずがないと思われる方が多いかと思いますが、実際に雨で外壁がきれいになることがあるのです。
今回は、雨できれいになる外壁の理由をご紹介いたします。

雨で外壁がきれいになる理由
住宅用塗料には、遮熱・防水・防カビなど、様々な機能を持つ塗料があります。
その中に、建物の美しさを維持することを目的に開発された『 低汚染塗料 』があります。
低汚染塗料とは
汚れにくい機能に優れていて、細かな汚染物質でさえも付着しにくく、長い期間において外壁の美しさを保ちます。
近年、黄砂や排気ガスなどの汚染物質の増加により、建物の美観を長く保持する機能を持つ塗料の需要が高まり、注目されている塗料です。
なぜ、汚れにくいの?
①セルフクリーニング機能
低汚染塗料は「親水性」という性質を保持しています。

また、塗膜表面が水となじみやすく、汚れの付着を抑制し、仮に汚れが付着しても雨水によって汚れが洗い流されます。
この機能をセルフクリーニングといいます。
②雨だれによる汚れが付きにくい
雨だれとは、外壁に付着した汚れや排気ガス等の空気中の汚れが雨に混じって流れ、外壁表面にできる汚れです。

特に窓サッシやタイルの上、ベランダやバルコニーの手すりは埃が溜まりやすく、雨だれができやすい場所です。
雨だれがあると外壁が一気に汚れたように感じてしまいます。
しかし、低汚染塗料は雨で汚れを洗い流すため、このような雨だれが発生しにくくなります。
③カビや苔の増殖を防ぐ
外壁に生えるカビや苔は、日当たりの悪い場所や、隣家との外壁が近いことで発生しやすくなります。
湿気が多くなり、外壁に付着した埃が水分を吸収しカビや苔が発生しやすくなります。
低汚染塗料は埃や汚れは付着しにくいため、カビや苔の発生を抑制することができます。
汚れが付きにくいだけじゃない!低汚染塗料の魅力
低汚染塗料は汚れが付きにくいだけでなく、他にもメリットがあります。
早速、見ていきましょう
■遮熱効果の保持
一般の遮熱塗料は経年とともに付着した汚れが熱を吸収するため、徐々に遮熱効果が低下していきます。
しかし、遮熱機能を兼ね備えた低汚染塗料は汚れが付きにくいため、汚れによる熱の吸収を防ぐことが可能です。
■コスト削減
外壁に汚れが付着しにくいということは、洗浄したり塗替えの頻度を減らすことができます。
外壁塗装は1回の費用も高額なため、少しでも長い期間において美しい外壁を維持できるというのは大きなメリットとも言えます。

まとめ
低汚染塗料についてご理解いただけましたでしょうか。
雨で外壁が汚れていると思っている方も多いかと思いますが、実は雨によって汚れが落ちていたと思うと、雨の日が楽しみになりますよね!
美観を維持したい方におすすめ!
是非、次回の外壁塗装の際には『 低汚染塗料 』をご検討ください。
プラニング・Kでは、低汚染塗料を取り扱いしております。お気軽にご相談ください。
カテゴリ:塗装工事
2023年12月18日
玄関ドアの塗装は必要?
戸建て住宅の多くに使用されている木製玄関ドアは、アルミ製のドアでは演出できない木の温かみを感じることが出来ます。その一方で、紫外線や雨風の影響で劣化が目に見えてくるドアでもあります。
玄関ドアが汚れていたり、傷が付いたままの状態では、お家全体のイメージが悪くなってしまう可能性も。お家の顔でもある玄関ドアをキレイにすることで、ご近所さんや来訪者の方々からも好印象を与えたり、あなたとご家族の毎日も気持ちの良いものになります。
そこで今回は、玄関ドアの補修についてご紹介したいと思います。

玄関ドアの種類
まずご自宅の玄関ドアの素材を確認しましょう。主に木製と金属製に分かれます。玄関ドアは種類ごとに特徴があり、一戸建ての場合は木製・金属製のどちらも使われていますが、アパートやマンションでは金属製のドアが多いようです。
どちらのドアも、設置された時から紫外線や雨風などのダメージを受け続けているため、補修が必要になってきます。玄関ドアは塗装か交換の補修になることが多いですが、木製と金属製では補修方法や金額が変わってくるため、あらかじめ素材の確認をしておきましょう。
補修方法
木製
木製のドアの補修方法は2つあります。
①浸透性塗料の使用
木目や色合いはドア1枚ずつ異なります。世界に一つだけの木材の良さをしっかりと演出することができ、今まで通り木目が見えるように塗装することが可能です。
浸透型と呼ばれる専用の塗料を玄関ドアに染み込ませて塗装を行います。塗料を使用する前には、既存の塗膜を研磨したり綺麗にはがしたり、塗装後にも研磨する必要があるため時間と手間はかかりますが、既存の木の温かみやデザインをそのまま残すことができます。
②造膜型塗料の使用
木の質感を塗りつぶす方法です。金属製をも感じさせる見た目になります。主に、欧米の木製の玄関ドアに使用されることが多く、この塗装方法をすることで海外風の雰囲気を出しやすくなります。
日本瓦や漆喰といった日本家屋のデザインにはあまり適さない方法です。また、木目は一度塗りつぶしてしまうと後戻りできなくなるので、注意が必要です。
金属製
金属製の玄関ドアを塗装する時は、塗料を塗る前にサビをしっかり落とし、傷をキレイに修復するケレンと呼ばれる作業が必要になります。サビが残ったままでは、塗装をしてもまたすぐにサビが発生し、塗料が密着できなくなってしまいます。
また、傷の修復も高度な技術が必要です。ケレンを行うと、表面に細かい傷がつき、塗料がしっかり密着するようになります。金属製ドアの塗装は、下地材を使った下塗りと、シリコン塗料などの仕上げ用塗料を使った中塗り・上塗りという施工内容になります。

DIYはできる?
玄関だけならDIYでよいのでは?とお考えの方がいらっしゃるかもしれませんが、あまりおすすめはできません。木製ドアは古い塗装を剥がすのが大変な作業になります。木目を生かす場合は、塗装がうまくいかないと見栄えが悪くなったり、木目を消す場合も表面を滑らかに仕上げる技術が必要になります。
金属製ドアはケレン作業をどのくらい行えばいいのか分からなかったり、金属への塗装はムラが出やすく、液だれが生じる可能性もあります。綺麗に仕上げられたと思ってもどこか不十分な箇所があります。すると、すぐに塗装が剥がれたり施工不良が起きてしまうため、DIYはおすすめできません。
注意点
ドアは塗装の際は屋根や外壁などの住宅ではなく家具として認識されます。複雑な形状になっていることも多く、特殊な技術がなければ綺麗に塗装をすることができません。
塗装業者に依頼した際、「うちはドアの塗装は受け付けていません」と言われれば、他の業者をあたりましょう。
まとめ
玄関ドアはほぼ毎日使うところであり、なかなか劣化に気づきにくいです。外壁塗装やお家のリフォームと同時に玄関ドアも見てもらい、劣化に合ったメンテナンスを行い、毎日気持ちよく過ごせるようにしたいですね。
プラニング・Kでは玄関のリフォームも行っております。玄関リフォームでお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。

カテゴリ:塗装工事