閉じる

香川県高松市で外壁塗装をするならプラニング・K

0120-313-505

ブログ

ブログ

2022年11月14日

3回塗りの理由とは

外壁塗装はペンキを塗って見た目をきれいにするだけだと思ってはいませんか?? 

 

実は外壁塗装には様々な工程があり、その全てがより耐久性の高い外壁にするために必要な施工です。その中でも主となるのが3回塗りです。 

そもそもなぜ3回塗る必要があるのか。今回はその理由についてご紹介します。 

 

3回塗りとは 

3回塗りの役割

外壁塗装は塗料を3回塗りが基本となります。

1回目を下塗り、2回目を中塗り、3回目を上塗りといいます。

それぞれの工程には役割があります。 

 

3回塗りの目的

塗料の密着性を高める
重ねて塗ることで発色をよくする
滑らかで美しい外壁をつくる
塗膜に適正な厚みを持たせる

 

 

下塗りとは

下塗りは上塗り用の塗料がしっかりと壁面に定着するよう、壁面そのものの強度をあげるために下地強化剤で下塗りをします。 

下塗りの色は白やクリーム色となりますので、選んだ色と違うと思うかもしれませんが、これは下塗り作業が始まったと思って下さい。 

  

サイディングの外壁の場合は、太陽熱により膨れる可能性があるのでボードの奥まで浸み込んでいく浸透性の下地強化剤を使います。 

 

モルタル壁の場合は、細かなヒビを埋めたり上塗り用の塗料の吸い込みを防いでくれる厚膜の下地強化剤を使います。 

 

 

下塗り塗料の種類

下塗りは密着性を高めるために必要な下塗り剤です。上塗りを長持ちさせ仕上りをキレイにするために、とても重要なものです。

 

プライマー

上塗りと密着効果を高める接着プライマー・鉄部など用のサビプライマーなど機能に応じた種類があります。

 

シーラー

下地の吸い込み防止・生地止め・あく止めの役目を持ちます。ほぼプライマーと同じ目的の下地調整剤です。 

 

フィラー

下地の凹凸や、ひび割れなどの補修をする場合に使用します。

 

微弾性フィラー

水性で環境にやさしく、ひび割れも補修できます。  

 

中塗りとは

中塗りは打合せで選んだ色の塗料を塗ります。

防水機能を長く保持するため、塗膜の厚みを確認しながら行います。 

 

上塗りとは

上塗りは中塗り同様、最終の外壁の色となる塗料を使用します。中塗りの際の塗りムラや塗り残しを防ぎ、3回塗りによって耐久性の高い塗膜に仕上げます。 

  

外壁の見た目と機能の保持を左右する重要な作業です。上塗りを丁寧にすることで、紫外線や酸性雨の影響を最小限に抑えると、汚れもつきにくくなり長期に渡り美しい家を保てます。

 

まとめ

下塗りは上塗りを長持ちさせ、仕上がりをきれいにするためにとても重要なものです。外壁の種類にかかわらず、下塗りは絶対に省けない工程の一つです。  

 

外壁の美観や耐久性を左右する重要な工程となりますので、3回塗りは塗装の鉄則です。時間をかけて塗装をすることが大切な家を守ることに繋がります。 

 

↓↓プラニング・Kでは施工事例を豊富に掲載しています↓↓

https://www.puraningk.jp/case

塗装の工程や使用する塗料の説明も掲載しておりますので、

ご質問やご相談がありましたら、お気軽にお問合せください。

カテゴリ:塗装工事, 外壁

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年11月10日

塗装の歴史

日本ではいつごろから塗装が行われていたかご存じでしょうか。古くから漆が存在していましたが、どのように塗装が進化していったのでしょうか。以前、塗料の歴史についてご紹介しましたが、今回は塗装の歴史についてご紹介していきたいと思います。

塗装の起源

現在の塗装は”美観”と”外壁を保護して耐久性を高める”という2つの役割をしています。昔の塗装の起源は”ものに色を付けて美しくすること”だと言われています。今も昔も物を美しくするという点は変わっていません。

また、約9000年前の地層から漆塗りの副葬品が発見されました。現在、これが日本最古の漆塗りの製品であり、最初の塗装ではないかと言われています。

戦国時代

昔の日本の建物は傷壁や土壁が多く、外壁塗装をするという概念があまりありませんでした。

土壁に石灰石(炭酸カルシウム)を混ぜたものが漆喰になり、これは下地として用いられてきました。また、防火性にも優れており、戦国時代には主に城郭に使用されていました。

日本建築での塗装は主に神社仏閣になります。金閣寺や銀閣寺、日光東照宮などは建物の内外に漆が塗られています。

また、神社の社殿や鳥居などの朱色は、丹塗りという塗装を行っていました。仏教と同じころに伝来されたと言われており、今でも伝統的な丹塗りを行っている神社仏閣があります。

江戸時代

江戸時代には絵画に使われる丹砂、水銀朱、緑青などの顔料が輸入されるようになります。

また、塗装に使われる刷毛を作る職人集団が現われ、刷毛が多く作られるようになりました。日本の建物に塗料が用いられたのは1853年のペリー来航がきっかけでした。

この時に江戸幕府は応接所を神奈川宿の本覚寺内に急造します。この応接所を西洋風にするため、渋塗り職人の町田辰五郎に依頼をします。

そこで町田は黒船から油性のペンキとボイル油を譲り受け、船員に指導を受けながら塗装しました。

これが日本人による初めての西洋式外壁塗装でした。これにより、町田は各国公使館からペンキを購入できるペンキ塗元締の特権を与えられ、ペンキ職人の開祖として多くの弟子を養成しました。

明治時代

外国人の持参した刷毛を見本に東京の刷毛屋がペンキ刷毛の製造を始めました。その当時作られたものは馬毛で作られた「寸筒刷毛」でした。

明治に入ると築地ホテルや新宿駅、横浜駅などがペンキで塗装され、西洋式外壁塗装がどんどん普及し始めました。

また、塗料の国産化が進み、希釈する必要のないペンキが完成しました。この塗料ができたことにより国内に外壁塗装が普及していきました。

まとめ

塗装歴史を紐解くと、紀元前9000年前から塗装が行われていたのには驚きです。それも漆塗りの技法は現代まで残っており、古代の人々の知恵や技術のすばらしさと先人たちの努力のおかげで私たちが快適に暮らせているのだと改めて実感できました。

外壁塗装の普及に携わった方たちへの感謝を忘れずに、これからもお客様ひとりひとりに合わせた塗装工事を行っていきたいと思います。

カテゴリ:未分類

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年11月7日

外壁塗装の際の養生とは

外壁塗装をする際、見積もりなどで”養生”という言葉を目にするかと思います。養生は塗装箇所以外にペンキがつかないよう、テープやビニールなどで覆うことです。今回は養生の役割についてご紹介していきます。

外壁塗装の養生とは

外壁塗装の高圧洗浄や塗装中は水しぶきやペンキが飛散する可能性があるので、飛散防止ネットで全体を覆います。また、窓枠や樋など塗装しない部分にはビニールテープで覆います。

この養生が綺麗にできていないと、塗装が終わってテープを剥がした際、テープと塗装した箇所の境目が歪んでしまい、見栄えが悪い仕上がりになります。

費用

養生の費用は建物の大きさによって変わります。建物全体を覆う飛散防止ネットで1㎡あたり200~400円、塗装しない箇所の養生は300円~500円です。施工業者によって料金は違うので、見積もりで確認してみましょう。

また、養生費無料とうたっている所もありますが、実際に費用はかかっているので、そういった業者には注意が必要です。

養生が必要な箇所

塗料の飛散が予測される箇所はすべて養生します。どのような箇所に養生をするのか細かく見ていきましょう。

付帯部

郵便受けや樋など建物の附帯部分や小物など細かい所の養生を必ず行います。郵便受けは開閉できるように養生をすることができます。

塗料の付着を防ぐため、車の養生も行います。車やバイクを丸ごと1台養生できるカバーを付けます。テープなどで養生をするのではなく、カバーなので簡単に取り外すことができるため、外出も容易くすることができます。

植物、花壇

木や花なども養生します。お客様が大切にお手入れされている植物たちをペンキで汚さないようにすることはもちろん、養生をする際も折ったり、枯らさないよう細心の注意を払いながら行います。

エアコンの室外機

室外機も養生をします。特に夏や冬などエアコンの使用が必要な場合、メッシュカバーなどで室外機を覆うことでエアコンを使用することができます。

開口部

窓や玄関などの開口部も養生します。玄関は出入りができるように養生できますが、窓は養生してしまうと開けられなくなります。開けたい場所があれば事前に業者さんと打ち合わせをしておきましょう。

塗料が飛んでしまった場合

もし、塗料が飛散してしまった場合は隔離材を使用して塗料を剥がします。後々気づいてご自身で塗料を剥がそうとしても、手順があるので業者に任せたほうが安心です。

塗装終了後は室内外をくまなくチェックし、ペンキが飛んでいないか確認しましょう。

また、車や近隣に塗料が飛んでしまった場合、保険が適用される可能性があります。工事契約をする前に業者が賠償責任保険に加入しているか確認しましょう。

まとめ

養生は塗料の飛散を防ぐ保護機能と綺麗な仕上がりを目的としていて、正しい養生によって美しい外壁に仕上がります。工事中は気になることがたくさん出てくると思います。無理せず我慢せず、施工業者と話し合いながら、工事中も快適に過ごせるようにしましょう。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年10月31日

外壁工事の計画を立てて賢くリフォーム

外壁のメンテナンスの時期やサイクルは住宅によって違います。外壁を長く綺麗に保つためには今後のメンテナンスサイクルを知ることが大切です。そうすることで無駄な費用を抑えることができ、効率よく塗装工事をすることができます。そこで今回は賢くリフォームするためのコツをご紹介します。

リフォーム方法

外壁には塗り替え・張り替え・重ね張りの3つの方法があります。

塗り替えは既存の外壁い塗装する方法で、3つの中で最も手軽にでき、1番人気の方法です。張り替えは今ある外壁を取り除き、新しい外壁を貼り付ける方法です。重ね張りは今ある外壁の上から新しい外壁を重ねて張る方法です。

耐久性はもちろん、工期や費用面を考えながら、ご自宅に合う方法でリフォームを行いましょう。

メンテナンスサイクルを知る

リフォームする前に、外壁のメンテナンスの時期を必ず確認しましょう。一般的に最初の塗装から8~12年経つとメンテナンスの時期だと言われています。

メンテナンス時期が遅くなればなるほど劣化箇所が増え、費用がかかります。また、外壁だけでなく、内装改修や給湯器などの住宅設備のリフォームの時期も知っておくと良いでしょう。

一度にたくさんのリフォームをするとなるとかなりの額のお金が必要になります。塗装のメンテナンスサイクルを知ると同時にチェックしておきましょう。

業者選び

信頼できる業者選びも大切です。複数の業者さんから相見積もりをとるようにしましょう。

高すぎる見積りを出してきた業者は候補から外したほうが良いですが、安すぎる見積を出してくる業者も候補から外しましょう。手抜き工事をされる可能性があります。

塗り替えるたびに新しい業者を見つけるのは大変なので、次もまた依頼したいと思える業者さんを探しましょう。

コスパ良くリフォーム

外壁と同時に屋根の塗装もする

外壁塗装だけでなく屋根塗装も同時に行うと良いでしょう。外壁だけ塗り替えて、屋根はまた次の機会に、となるとまた足場を建てる費用がかかってしまいます。外壁と屋根を同時に塗装すると費用がかさんでしまいますが、結果的には費用を抑えることができます。

長期的に美観を保てるものを選ぶ

家は長く住むもので、劣化している箇所をその場しのぎの工事や塗装で終わらせてしまうとリフォームを何度も繰り返すことになります。費用が少しかかっても耐用年数の長い塗料を使用したり、思い切って張替工法を検討することもおすすめです。

ライフプランに合わせたリフォーム

実際のメンテナンスサイクルが分かったところで、ライフプランに合わせたリフォーム計画を立てましょう。

例えば、こどもが10年後には大学受験の年になり、同時期に塗装が重なるのは避けたいので、耐久性の良い塗料にして、次の塗装はこどもが社会人になって手がかからなくなってから行う、というようにメンテナンスプランを立てましょう。

まとめ

外壁のメンテナンスサイクルは住宅によって様々です。ご自宅やご家庭のライフプランに合ったメンテナンス計画を立てて、費用を抑え賢くリフォームするようにしましょう。

プラニング・Kは無料で見積を行っています。ご不明な点や疑問点はお気軽にご相談ください。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年10月27日

高圧洗浄の基本

高圧洗浄は外壁塗装工事をするにあたって欠かせない作業の一つです。汚れを落とすだけなら、上からペンキを塗ってしまえば分からないのでは?と思う方もいらっしゃると思います。

そこで今回は高圧洗浄がどのような役割を果たしているのかご紹介します。

高圧洗浄の役割

外壁塗装は日々、紫外線や雨、埃や排気ガスに晒されているため、月日が経つにつれて劣化していきます。そうするとチョーキング現象が起こり、外壁の表面を手で触ると塗料が粉化したものが付きます。

このような劣化した外壁は粘着力がなく、そこに新しい塗料を塗ってもすぐ剥がれてしまいます。そのため、高圧洗浄は汚れや塗膜の古い角質を落とし、塗料と外壁を密着させる役割をしています。

高圧洗浄中の注意点

汚れや水しぶきが飛ぶ

高圧洗浄は汚れや水しぶきが飛びます。少しなら大丈夫だろうと窓を開けると隙間から水しぶきが入り込み、部屋が水浸しになってしまうので注意しましょう。

また、高圧洗浄に限らず外壁塗装工事中は外で洗濯物を干さないようにしましょう。服に水しぶきや塗料が飛んだり、塗料の臭いがついてしまう可能性があります。

騒音

高圧洗浄中は機械の駆動音や高圧洗浄機から水が噴き出す音、水が壁に当たる音などで騒音がします。騒音が気になる方はイヤホンをするか、外出をしましょう。

挨拶回り

高圧洗浄は騒音が発生したり、水しぶきが飛んでしまう可能性があるため、事前に近隣の住宅に挨拶回りをしておきましょう。また、高圧洗浄だけでなく足場架設・解体の際にも大きな音がするのでなるべく事前に挨拶回りを行い、ご近所トラブルを避けるようにしましょう。

バイオ洗浄と高圧洗浄の違い

バイオ洗浄とは、洗浄する壁全面にバイオ洗剤を塗布し、細菌を分解してから高圧洗浄を行うというものです。カビやコケなどの再発を防止でき、洗剤自体は人体に影響がなく、洗浄中の臭いも抑えられます。

しかし、バイオ洗浄は普通の高圧洗浄よりも手間と費用がかかります。日当たりが悪い立地で、カビやコケがすぐ発生してしまうというような理由がある場合はバイオ洗浄を行っても良いですが、そうでない場合は通常の高圧洗浄で十分汚れを落とすことができます。

まとめ

上記で高圧洗浄が必要な理由がお分かりいただけたと思います。塗装を長持ちさせるためには高圧洗浄は必須の施工工程です。

きちんと洗浄を行ってもらい、きれいな外壁を保つように心がけましょう。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年10月24日

外壁を汚れにくくするコツ

せっかく外壁塗装をするなら、外壁を綺麗に長く保ちたいですよね。そうするには外壁に付着する汚れを防ぐことが大切です。今回は外壁を汚れにくくするコツをご紹介します。

汚れの種類

カビ・コケ・藻

カビやコケ、藻は日当たりが悪く、湿気の多い場所に発生します。

これらを放置しておくと見栄えが悪くなるほか、外壁内部まで根が張り除去しづらくなります。

雨だれ

雨だれは、窓枠、換気口などの突起物やその他の雨が当たる箇所に生じやすく、雨が流れた後に外壁に汚れが付着することで黒く雨が垂れたような汚れのことを言います。

どの住宅にも発生する可能性があります。

錆び

金属部が錆びたものが雨水で流れ落ち、雨だれのように錆が広がります。

放置すると金属に穴が開き、雨漏りする危険性があるので注意が必要です。

変色

紫外線や雨などを受け続けた結果、外壁の色が変わってしまう現象です。

日当たりの良い場所で発生しやすく、塗膜の劣化症状が考えられます。チョーキング現象が出ていると要注意です。

汚れにくくする方法

上記の劣化・汚れに対して有効な方法があります。

定期的な洗浄

1年に1度、外壁の汚れをホースやブラシで洗浄を行うことをおすすめします。土埃、カビ、コケ、藻などは簡単にとることができます。注意点として硬いブラシを使用したり、外壁専用の洗剤を使用しないと塗膜が剥がれ、かえって劣化が早くなる可能性があります。

また、費用は少しかかりますが、業者に定期的に洗浄してもらうと良いでしょう。バイオ洗浄を行うとカビやコケの再発防止になります。

汚れにくい塗料を選ぶ

外壁塗装をする際に耐候性が高い塗料を選ぶと良いでしょう。シリコン、フッ素、無機塗料を選ぶと汚れが付きにくくなります。

また、艶あり塗料を選択すると表面が滑らかになり埃が付きにくく、水の弾きも良くなります。そうすることで外壁に汚れやゴミが付きにくく、きれいな外壁を保つことができます。

汚れが目立ちにくい色にする

外壁塗装をする際、汚れが目立ちにくい色に塗り替えるのもおすすめです。

汚れが目立ちやすいには白や黒で、一方のグレーやブラウンなどの中間色は汚れが目立ちにくいです。

しかし、汚れが目立ちにくいからと言って汚れを放置していると劣化が進んでしまうので定期的に外壁を確認し、掃除をすることを心掛けましょう。

まとめ

汚れが目立たない外壁にするには、定期的な掃除、色、塗料選びがポイントになります。また、汚れにくさだけに囚われるとご自身の納得できるような外壁にならない可能性もあります。機能性と理想のバランスを取りながら、長く綺麗に保てる外壁づくりをしましょう。

カテゴリ:未分類

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年10月20日

塗料の臭い対策

外壁塗装は多かれ少なかれ塗料の臭いがつきものです。中には、その臭いが原因で体調不良になる方もいらっしゃいます。特に乳児や高齢者がいる家庭、ペットを飼われている方は健康被害が出る可能性があるので注意が必要です。

今回は塗料の臭いの原因・対策についてご紹介していきたいと思います。

塗料の臭いの原因

塗料は「樹脂」「溶剤」「顔料」の3つの成分に分かれています。顔料は色付けする物質で、これがないとクリアー塗料になります。樹脂は塗料のメインとなるもので塗装する表面を保護し、美観を保つ役割をします。樹脂は硬く、単体では塗装することができないため、溶剤を加えて混ぜることで流動性を良くし、塗装できるようにします。

塗料には油性塗料と水性塗料があり、油性塗料は溶剤にシンナーなどの有機溶剤が使用されます。この有機溶剤が刺激臭の主な原因になります。また、水性塗料は溶剤に水が使用され、無臭とはいきませんが有機溶剤と比べると臭いがしません。

塗料が与える健康被害

塗料に含まれている化学物質には少なからず人体に影響があります。主な症状はめまい、頭痛、鼻づまり、呼吸器障害、皮膚への刺激、アレルギー症状などがあります。

人によって症状は様々ですが、時には重大な健康被害が出る可能性もあります。お年寄りやペットはもちろん、特に小さいお子さんや赤ちゃんには体が小さい分、より影響があるので注意しましょう。

対策

水性塗料を使用

上記でもお伝えしたように、水性塗料は有機溶剤を使用しないため、油性塗料よりも臭いが少ないです。しかし、耐久性や費用面で差があるので外壁をどのくらい先まで持たせたいか、ご家族への影響を考えて、など目的に応じて水性塗料を選択しましょう。

臭い対策用のマスクをする

臭い対策用の防毒マスクはホームセンターや薬局等で購入でき、効果も期待できます。価格が3000~4000円と少し高いですが、塗装面を間近で見たい方や、家の外で作業をしたい方におすすめです。また、活性炭入りのマスクなど消臭効果のあるタイプを使用するのも良いでしょう。

換気

自宅にいる際の臭い対策として換気が有効です。周期は下に流れるので1階の塗装場所から離れた場所の窓に扇風機やサーキュレーターを向けて臭気を外に送り込むようにしましょう。

そうすることで家にこもった臭気を外に出すことができます。

外出・避難

とくに塗装中や乾燥期間中は臭気が強くなります。どうしても家にいるのがつらい場合は外出、もしくはご実家やウィークリーマンションなどに避難すると良いでしょう。

まとめ

近年では人や環境にやさしい塗料が開発されています。水性塗料の質も年々上がっており、塗料の選択肢も広がっています。ただし、臭いは軽減はされますが完全にはなくならないのでご注意ください。塗装業者と相談し、ご家庭に合った塗料を選択しましょう。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年10月17日

モルタル外壁の塗装

少し前まで日本の住宅の外壁はモルタルが主流でした。サイディングボードが普及している昨今ではモルタルがあまり採用されなくなってきましたが、築30年程の住宅を見るとほとんどがモルタル外壁です。

「モルタルにひびが入り、目立ってきたので補修したい」「モルタルの外壁の劣化を防ぐ方法を知りたい」とお悩みの方も多いと思います。そこで今回はモルタル外壁の塗装方法についてご紹介したいと思います。

モルタル外壁とは

モルタルはセメントに水を混ぜ合わせた素材です。これを外壁に塗ることでモルタル外壁になります。サイディングボードとは違い、“貼る”のではなく“塗る”ことで完成します。

なぜモルタルが普及したかというと、大正12年の関東大震災で東京都中心部が焼け野原になったことから不燃性であるモルタルが注目され、普及されました。また、このような大規模な火災が過去に何度もあったからこそ、日本では不燃性の建材が使用されるようになりました。

モルタル外壁の特徴

モルタル外壁の最大の特徴は表面を様々な特徴に仕上げることができます。例えば、スタッコ塗り、左官塗り、リシン吹付などの仕上げ方があります。表面に凹凸ができ、高級感が出るようになります。

また、サイディングとは違い、つなぎ目がないのでサッシ廻りを除くコーキングのメンテナンスは不要になるのがメリットでもあります。

一方でモルタルはひび割れが生じやすいというデメリットもあります。水を使用して塗装するので乾燥過程で水が蒸発し、収縮が起こり、ヘアークラックと呼ばれる小さなヒビが入ってしまいます。

0.3㎜以下のクラックでしたら、建物自体に影響はありませんが、0.3㎜以上、深さ5㎜のひび割れを見つけた場合は外壁表面からではなく内部からの割れが起こっています。早急に点検、補修を行いましょう。

モルタル外壁の塗装

まず、モルタル外壁で塗装が必要な劣化症状が以下の通りです。

・カビやコケなどの汚れ

・クラック(ひび割れ)

・チョーキング

・膨れ

モルタル外壁の劣化の補修方法は、塗り替えがおすすめです。上記でもお伝えしたようにモルタルはひびが入りやすいのでひびを覆うことのできる弾性塗料を使用します。

まとめ

外壁は定期的にメンテナンスを行うことによって寿命を延ばすことができます。モルタル外壁を塗装するときは外壁の劣化症状や塗料の耐用年数をチェックしながら行いましょう。

また、ひび割れなどの劣化症状を見つけたら早期に業者に相談・点検をするようにしましょう。

カテゴリ:外壁

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年10月13日

外壁塗装の費用を抑えるためにしてはいけない事

戸建住宅の外壁塗装は高額な工事になるので少しでも安いほうが良い!と思う方がほとんどだと思います。しかし、必要な作業を削ってまで工事代を安くしようとすると、工事自体の品質が下がり、かえって損をすることになります。

そこで今回は工事費用を抑えるためにしてはいけないことをご紹介したいと思います。

外壁が劣化しているのに放置

塗装をする費用の捻出が難しいからと、外壁の劣化を放置しているとどんどん劣化は進みます。以下の症状が確認されたら早急に塗装業者に相談しましょう。

・チョーキング現象
・カビ、苔が生える
・クラック、ひび割れ

これらを放置しておくと住宅の劣化が進んでしまい、かえって費用がかさんでしまう場合があります。早めに対処しておくと補修費用が安くなる可能性もあります。

相見積もりをとらない

1社の見積だけでは工事費用が適正なのか判断しづらいです。何社か相見積もりをとってしっかりと内容を見て業者を決めましょう。

また、早く工事したいと焦って契約をするのはおすすめできません。できるだけ予算を抑えるためにも、適正な価格を知るようにしましょう。

予算重視で工程を省く

予算内に収めたいということから必要な工程を省いてしまうと、せっかく外壁塗装をしても塗料がしっかりと密着せず、数年で塗料が剥がれてきてしまいます。

例えば、

上塗2回を1回に減らす
高圧洗浄を省く
足場を建てずに梯子や脚立で作業させる

このようなことは避け、業者さんにお任せするようにしましょう。そうすることで塗料の寿命を長引かせ、長い間綺麗な外壁を保つことができます。

塗料のグレードを落とす

塗料のグレードを落とすとその分塗料の持ちも悪くなります。一番人気のあるシリコン塗料はアクリル塗料に比べると、確かに高額で予算は多少上がります。しかしここでグレードの低い塗料にしてしまうと塗料はすぐ剥がれてしまい、5~8年後にまた塗り替えが必要になる可能性も考えられます。

そうなるとまた工事代金がかさんでしまい、かえって損をすることになります。少しでも予算を抑えたいからとグレードの低い塗料を選ぶことはおすすめできません。使用する塗料は業者と相談してご自宅に合った塗料を選ぶようにしましょう。

ご自身でのDIY

予算の都合で外壁塗装の一部もしくはすべてをDIYでしようとする方もいらっしゃいます。しかし、外壁塗装は高所作業になるため、足場を建てずに脚立などで塗装を行おうとすると転落する危険性があります。

また、ご自身で塗装をする場合は失敗することが多く、塗り直しの塗料を購入したりするとさらに費用がかさみます。低予算で外壁塗装をしたいという気持ちは分かりますが、命に関わる危険や失敗する可能性が伴うため、プロの業者にお任せしましょう。

まとめ

外壁塗装は70~100万円程の高額な工事になります。そのため少しでも安くしたいというお気持ちは分かりますが、安全性や品質の高い工事を行うためにはある程度の予算は必要になります。専門の業者に予算なども相談しながら満足のいく外壁塗装を行いましょう。

カテゴリ:塗装工事

ブログ執筆者:プラニング・K

2022年10月6日

雨樋って必要?

雨樋はほとんどの住宅に取り付けられていますが、真っ先に目が行く家のデザイン、外壁や屋根と比べると、地味な存在です。そのため、「雨樋って必要なの?」「雨樋はついてなくても良いのでは?」と軽視されがちな部材です。

しかし雨樋は住宅の中で非常に重要な役割を担っています。今回は雨樋の役割についてご紹介していきたいと思います。

雨樋の役割

雨水の排出

雨樋は屋根に落ちた雨水を集結させ、適切に建物外から排出する役割があります。雨樋を取り付けなかった場合、屋根に落ちた雨水が軒先や軒下、外壁を伝って流れていきます。そのため、雨樋がないと各所が長時間濡れたままになってしまい、建材の腐食の可能性が高くなります。

地面からの跳ね返り

雨樋がないと雨水はすべて軒下に落ちていきます。そうなると地面に跳ね返った雨水で外壁や建物の基礎が汚れてしまいます。また、建物の基礎にひびがあるとそこから雨水が侵入し外壁内部や基礎部分の内側まで雨水が侵入する恐れがあります。

シロアリ被害の可能性

屋根から雨水が落ちると自宅の周辺は水浸しになり、じめじめと湿った状態になってしまいます。この湿気がカビやコケを繁殖しやすくし、外壁の見た目が損なわれるほか、湿気を帯びた木材はシロアリの好物であり、腐食する可能性があります。

雨漏りの危険性が高まる

近年では雨樋のない家も増えており、その多くは”軒先がない(または少ない)家”という特徴があります。

屋根と外壁の繋ぎ目は、雨漏りが発生しやすい場所ですが、軒先がない場合この部分は保護されることなく野ざらし状態になるため、雨漏りの危険度が高くなります。

雨樋が機能しなくなる原因

上記で雨樋がない、もしくは機能しないと住宅に影響が出ることがお分かりいただけたと思います。続いて雨樋が機能しなくなる原因はどんなものがあるのか、ご紹介します。

汚れによる詰まり

雨樋の不具合として最も多くあるのは、雨樋が詰まってしまい、水が流れなくなるというものです。雨樋は外に設置されているため、風に飛ばされてきた落ち葉やゴミ、鳥の糞などが蓄積されます。

そのまま放置していると、蓄積されたごみが雨水の通り道を塞ぎ、雨樋につまりが発生してしまいます。つまりを解消・防ぐにはお掃除が有効です。毎日お掃除するのは難しいと思うので、雨や強風の翌日などに雨樋をチェックしましょう。

雨樋の経年劣化

どのような建材でも施工して一生使い続けられるものはありません。雨樋は紫外線の影響でひび割れてしまうことも多く、その部分から雨水が漏れてしまい、雨樋としての機能が失われます。雨樋の耐用年数は基本的に20~25年です。この年数を超過しているようでしたら取替工事を行うことをおすすめします。

傾斜の異常

軒の下に設置されている樋は、雨水が流れやすいようにわずかに傾いています。しかし樋を支える金具が雨風で歪んだりずれてしまい、適切な傾斜を保てなくなってしまうことがあります。そうなると屋根からの雨水を受け止めても集水器に雨水を流すことができなくなり、排水不良を起こしてしまいます。

まとめ

今回は雨樋の重要性についてご紹介しました。雨樋は一見すると地味な部材ですが、雨樋がないと外壁や基礎部分が水浸しになり、住宅の劣化していくスピードが早くなります。現在、雨樋が破損してしまっているという方は、早急に業者に連絡し、補修工事・取替工事を行うことをおすすめします。

カテゴリ:未分類

ブログ執筆者:プラニング・K

安心の10年保証をお約束

リフォームローンOK

外壁塗装延床30坪48.8万円~

屋根塗装延床30坪17.5万円~

プラニングKが選ばれる7つの理由

外壁・屋根無料診断実施中!

0120-313-505

カレンダー

2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

PAGETOP