- HOME
- >
- ブログ
ブログ
2022年5月30日
現地調査の重要性
外壁や屋根を塗装するには見積を出す前に建物の状態を調査する必要があります。見積が欲しいと思っても、現地調査をして建物の劣化状態が分からないと見積が出せません。
今回は現地調査について詳しくご紹介します。
現地調査とは
現地調査は業者が見積を作るために建物を調べることです。この調査で適切な施工内容や外壁材に合う塗料を判断するため、必ず行わなければなりません。
また、建物の状態だけでなく、立地や日当たりのよさも確認し、環境に合った塗料を提案したり、工事をスムーズに進めるための周辺調査も同時に行います。
現地調査をせずに概算で見積を依頼するのはおすすめできません。事前に劣化状況などを把握できていないので、工事が始まってから追加工事が発生し、トラブルになりかねません。
建物調査での確認事項
建物調査では塗装工事を行う場所の確認、外壁の劣化状況の確認を行います。
詳しくポイントを見ていきます。
外壁の面積
屋根や外壁の長さを測って面積を算出します。窓や玄関枠など塗装をしない部分もしっかり測って外壁面積を算出します。工事にかかる費用を出すため、最も重要な作業です。
外壁の劣化状況
外壁の劣化状況も同時に見ていきます。触ると手に粉がつくチョーキング現象やひび割れ、色褪せなどを見て劣化具合を確認していきます。
その他状況確認
附帯部なども劣化がないか確認します。ご自身では気づかない箇所もかなり劣化している可能性があります。
所要時間
現地調査の所要時間は1時間程度です。業者によって確認内容や所要時間は違ったりしますが、現地調査を30分以内で終わらせる業者には注意しましょう。最初にお伝えしたとおり、後日追加工事が発生し、トラブルに繋がりかねません。
また、暗い時間帯に現地調査を行うと、測定や劣化の箇所が判断しづらくなり、確認が難しいこともあるので明るい時間帯に現地調査を依頼するようにしましょう。
立ち合い
現地調査は基本的に立ち合うことをおすすめします。業者と一緒に建物全体の劣化状況を確認することで、業者だけでなくご自身も劣化箇所や塗装面積を把握することができ、外壁塗装に関する不安を少しでも払拭することができます。
また、どうしても都合がつかなくて立ち合いができない場合はご家族などに立ち合いをお願いしましょう。立ち合いなしで現地調査を行うことはおすすめできません。
業者がどのようにして現地調査を行っているのか分からず不安材料になってしまったり、見ていないからといって現地調査を適当に終わらせてしまう業者もいるため、必ず立ち合いは行いましょう。
まとめ
現地調査は単に見積もりを出すためのものではなく、工事をするために絶対に欠かせないものです。最初に建物の状態を細かく把握することでどういった工事を行う必要があるのかを判断することができ、適正な費用を算出して、適正な工事を行うことができます。
外壁塗装・屋根塗装をご検討中の方はお気軽にプラニング・Kまでお問い合わせください。
2022年5月26日
塗装業者はどう選べばいいの?
様々な経緯があって外壁塗装を依頼するかと思います。その際、どのような業者を選べば良いのか迷いますよね。今回は塗装業者の選び方についご紹介したいと思います。
業者の探し方
外壁を塗り替えたいけどどこの業者に頼めばいいのか分からない、といった声も多くあります。インターネット上に情報が溢れる今、どのように業者探しをすればよいのでしょうか。
新聞広告や折り込みチラシ
折り込み広告にイベントの開催の案内や
売り出しセールの情報が掲載されています。
広告やチラシで依頼したいと思う業者があれば口コミを確認しましょう。
口コミの内容によって優良かどうか判断することができます。
インターネットやSNS
インターネットで検索すると様々な業者のHPが出てきます。HPには過去の施工事例やお客様の声が掲載されている場合があります。
それらを参考にして自分の理想の外壁と近いものやこんなデザインにしてみたい!というような画像があれば安心して工事を依頼できます。
知人や近隣住民に紹介してもらう
知人や近隣住民が外壁塗装をしている場合、業者の紹介をしてもらうこともオススメです。信頼している知人の紹介であれば、安心して工事を依頼できます。また、近隣住民が外壁塗装をしていると仕上がりを間近で見られます。
挨拶回りで訪問することもあるのでその際に話を聞いてみても良いかもしれません。ただし、知人と同じ業者に依頼しても感想は異なります。知人が絶賛していたとしても、再度ご自身で良し悪しを判断することが重要です。
相見積もりをとる
どこの業者に依頼するかある程度絞れたら、見積もりを取りましょう。何社か迷っている場合は相見積もりをとることをおすすめします。低価格を求める場合、一番安い業者を知ることができます。
見積でチェックするポイントをご紹介します。
①塗装面積や足場を「一式」と表示されていないか
一式とは重要でない項目で使う表示方法です。塗装面積や足場は重要項目のため、一式と表示されている場合は要注意です。
②塗料の商品名が記載されているか
「シリコン塗料」というように塗料の種類しか書いていない見積書は要注意です。
③工事費の全額を前払いで請求してくる会社ではないか
優良な企業は工事費全額を前払いで請求することは考えにくく、前払いをするとしても3~4割程度です。全額前払いを請求された場合悪徳業者の可能性が高いので、工事を依頼する前に再検討しましょう。
まとめ
満足のいく外壁塗装ができるかは業者選びにかかっていると言っても過言ではありません。塗装業者は悪質業者が多く存在し、見極めるのが難しいとも言われています。
広告やインターネット等を見て業者選びをするのも良いですが、塗装工事を行ったという知り合いや近所の方から話を聞いて選ぶことも塗装工事を成功させるポイントです。相性の良い業者をじっくりと選び、契約から工事完了後まで、心から納得できる外壁塗装を行いましょう。
カテゴリ:塗装工事
2022年5月23日
自分でできる外壁のお手入れ
ご自宅の外壁を少しでも長持ちさせるためには、10年を目安に屋根や外壁をメンテナンスすることが必要になります。しかし、外壁塗装や修繕にはお金がかかります。そのためメンテナンス期間を12年、15年と延ばしていきたいですよね。
そこで今回は外壁を長持ちさせるためにご自身でできるお手入れについてご紹介していきたいと思います。
お手入れ方法
掃除
外壁を手軽にメンテナンスできる方法は掃除です。外壁を掃除しないで放置しておくと汚れが定着し、落ちにくくり、劣化が早まってしまいます。
掃除は、家庭にあるものを使用して行うことができます。手間はかかりますが、業者に依頼するよりも安く外壁をメンテナンスすることができます。
<用意するもの>
・柔らかいスポンジ
・手袋
・必要に応じた洗剤
・ホース
・バケツ
・高圧洗浄機(あれば)
※外壁塗装は水が飛び散るため、濡れても良い服装で行いましょう。
<注意点>
・外壁は柔らかいスポンジで優しく擦りましょう。ごしごし擦ってしまうと塗膜が剥がれてしまう可能性があります。
・外壁用の洗剤は強力なものが多いため、必ず手袋をして行いましょう。
・ホースなどで外壁を流す際は、開口部のちょっとした隙間でも水が入り込んでしまうため、しっかりと窓を閉めておきましょう。
・高圧洗浄機はスポンジでも落ちない頑固な汚れに使用します。
・高所を掃除する場合、脚立や梯子にのぼって作業をすると転落する危険性があるので高所だけは業者に依頼することをおすすめします。
植物を外壁から離す
草木や影になりやすい部分は湿気が多く、外壁にカビやコケなどが発生する原因になります。もし外壁にひびがあればその隙間からカビやコケなどが侵入し、根を張ってしまう可能性があります。
こまめな草刈りや、ガーデニングをする場合はなるべく外壁から離すようにしましょう。
劣化に早く気付く
外壁を長持ちさせるためには常に外壁を観察することが重要です。普段の状態がどうなっているか自分で把握しておけば、外壁に異変があった際、すぐに気付くことができます。
<劣化のポイント>
・チョーキング
チョーキングは外壁の劣化症状におけるもっとも代表的なもので、外壁を指でなぞると白い粉のようなものがつく現象です。顔料が紫外線によって分解され、表面に出てきてしまっている状態です。
・色褪せ
初期の段階では分かりにくいですが、外壁塗装の色や光沢は塗装直後から徐々に色褪せていきます。
・ひび割れ(クラック)、剥がれ
外壁にひび割れがあればよく確認するようにしましょう。ヘアークラック(幅0.2㎜以下のクラック)が入っている場合は軽度なので問題はありませんが、構造クラック(幅0.3㎜以上深さ0.4㎜以上のクラック)であれば外壁の下地材が破損している恐れがあります。クラックは地震や車が通る振動によって歪みやズレが起こることが多いため、注意が必要です。
まとめ
外壁は塗装直後から劣化していきます。安全に注意し、丁寧に清掃を行えば外壁を綺麗に保つことができます。塗装は何度もできるほど安価ではないため、メンテナンス期間は長ければ長いほど良いですよね。
今回ご紹介した方法でこまめにメンテナンスを行い、外壁の寿命を長くできるように心がけましょう。
カテゴリ:外壁
2022年5月19日
梅雨の前に確認!雨漏りチェック
だんだんと暖かさを感じる季節になってきました。春の清々しい陽気を感じるのも束の間、もうすぐ梅雨、台風のシーズンがやってきます。
そんな梅雨入り前の今が、雨漏り対策をするベストシーズンです。
今回は梅雨の長雨も乗り越えられるよう、雨漏り対策についてご紹介していきます。
雨漏りの原因
雨漏りは屋根の劣化が原因だと思いがちですが、実は外壁やベランダのひび割れ部分、給排水管、サッシ枠と防水シートの隙間など様々な箇所から雨水が侵入して雨漏りに繋がります。
雨漏りチェック
雨漏りをしていないか、雨漏りの原因になりそうな箇所はないかチェックしましょう。
雨樋のつまり・歪み・曲がり
雨樋は落ち葉や枯れ木、土埃などがつまりやすいです。掃除をして雨水が流れるようにしておきましょう。高所作業なので少し費用はかかりますが、業者に依頼することをおすすめします。ご自身で掃除をする際は安全に十分注意して行って下さい。
屋根の劣化
一口に屋根の劣化といっても様々な種類の劣化があります。屋根にひび割れが生じていた、台風や地震の影響で屋根材がずれて隙間ができていた、強風で屋根材が吹き飛ばされてしまった、など様々なケースがあります。
これらは下から覗いただけでは発見しにくい箇所です。雨漏りを発生させないためには、業者による定期点検を行うことも重要です。また、大きな災害があった後も業者に点検をしてもらうことが大切です。
外壁の劣化
意外に感じる方が多いかもしれませんが、外壁も雨漏りの原因になります。外壁のひび割れた部分や劣化したシーリングの隙間から雨水が侵入して雨漏りに繋がるケースが多くあります。
外壁から雨漏りをするというイメージがあまりないため、外壁のメンテナンスを怠ることがあります。早めに劣化箇所を見つけてメンテナンスするように心がけましょう。
屋上やベランダ
見落としがちなのが屋上やベランダです。屋上やベランダは水はけが悪くなっており、長時間水が溜まります。経年劣化で床面がひび割れていたり、防水塗装が効果を発揮しなくなっていると、そこから雨水が侵入して雨漏りに繋がります。
また、排水溝がつまりやすく、長い時間放置しておくと苔が生えてくる場合があるのでこまめに掃除をしましょう。
その他
雨樋の傾斜がずれて逆流している
天窓の防水パッキンが経年など、
様々な箇所から雨漏りの可能性が考えられます。注意してみておきましょう。
まとめ
今回は梅雨の前にできる雨漏り対策についてご紹介しました。ベランダや屋上、雨樋の掃除はかなり有効です。また、外壁や屋根の劣化箇所はできるだけ早く発見し、修繕をすると雨漏りを防ぐことができます。
ただし、屋根に上ったり高所の作業は落下する危険性があるため、無理をせず業者に依頼しましょう。梅雨の長雨も快適に過ごせるよう、今のうちにしっかりと雨漏り対策を行いましょう。
カテゴリ:防水
2022年5月16日
外壁塗装中の換気
外壁塗装中に換気ができず、臭いや空気がこもってしまって悩んでいるという方が多いと思います。しかし換気ができなければ生活に支障が出てしまう場合もあります。
今回は換気のタイミングについてご紹介したいと思います。
外壁塗装中に窓が開けられない理由
外壁塗装が始まると、高圧洗浄の水や塗料が飛び散らないように汚れてはいけない箇所、窓ガラスやサッシなどを養生します。養生シートはメッシュ状にはなっているものの見た目や体感でやや息苦しさを感じます。
中塗りの工程に入ると塗料の臭いも気になってきます。また、足場を職人が歩き回ることになるので、窓を開けるのに抵抗がありますよね。
これらのことが要因で、外壁塗装中は窓が開けられません。
解決策
明けたい窓を指定しておく
すべての窓を開けられるわけではありませんが、業者と事前に相談しておくと窓を開閉できるように養生してもらえます。また窓に向かって扇風機の風を送ると部屋の空気を効果的に入れ換えることができます。
換気扇を使用する
業者に相談して換気扇を使用できるようにしておくことも可能です。
塗装中はどうしても塗料の臭いが入ってくるので換気扇を活用し、少しでもストレスを軽減しましょう。
換気以外の方法
塗料を水性塗料にする
臭いに敏感な方は水性塗料にすることをおすすめします。水性塗料は刺激臭の原因となるシンナーが入っていないため、溶剤塗料と比べると比較的刺激臭がありません。
外出する
「臭いに耐えられない」「換気できないのが嫌だ」という場合は、塗装作業中になるべく外出することをおすすめします。工事の時間帯は日中なので、その時間に合わせて外出するとストレスなく過ごすことができます。
業者選びを慎重に行う
様々な解決方法をご紹介しましたが、これらすべてを業者と相談しながら行っていく必要があります。換気を可能にしてくれる業者、工事のスケジュールを念入りにに確認してくれる業者、打ち合わせのしやすい業者に工事を依頼しましょう。
まとめ
外壁塗装中は換気ができないわけではありません。工事中、少しでも快適に過ごせるよう、塗装業者に相談して工夫を行い、ストレスを軽減して快適な生活を送るようにしましょう。
カテゴリ:塗装工事
2022年5月12日
お家のベランダ防水 メンテナンスの必要なサイン
お家のベランダ、洗濯物を干しに出た際に床面がぷよぷよと傷んでいる事に気がついたことはないですか。
家は築10年を経過すると、ひび割れや色あせなどの劣化症状が見られ始めます。それと同じように、ベランダの防水機能も年月と共に劣化が進むのです。特にベランダは日中に紫外線を直に受け、雨天時には風雨を受け止める場所でもあるため傷みやすい場所なのです。
ベランダ防水は定期的なメンテナンスが必要
一般的な戸建住宅の場合、ベランダの床面にはFRP防水というもので防水性能を持たせています。
防水面の一番上の層にはトップコートとよばれる塗料が塗られています。このトップコートは経年劣化により痛みが進んでいくため、5~6年程を目安に塗り替えていく必要があります。
ベランダ防水とは…
ベランダ防水とは雨水を遮断し、漏水を防ぐ為の防水工事のことです。ベランダ防水工事は雨水の浸入を遮断する為に薄い防水の層を重ねて作られています。ベランダ防水工事にはいくつかの種類があります。
①液状の樹脂で層を形成する塗膜防水工事
②シート上の防水材で層を形成するシート防水工事
③液状の樹脂とシートの両方を使用して隙間なく防水する複合防水工事
木造の戸建て住宅のベランダの場合は、FRP防水という種類の上記①塗膜防水工事が行われる事が多いです。
塗膜で防水層を形成した後、防水層を守る為にトップコートを塗布します。このトップコートの耐久性は5~6年程度と言われ、その後から劣化が始まります。トップコートの劣化を放置すると、その下の層まで傷みが進行することとなり最悪の場合には素地まで浸水してしまう可能性があります。
そのような状態を未然に防ぐ為には、定期的なトップコートのメンテナンスが必要です。
ベランダ床の劣化のサイン
次のような、劣化のサインが見られると、メンテナンスの時期だと考えましょう。
表面のひび割れ
防水層の上のトップコートが劣化して、ひび割れをしている状態です。ひび割れが、ひどくならないうちに、メンテナンスを検討しましょう。
防水の表面が色褪せ、ひび割れが確認できれば防水メンテナンスの時期です。
表面の剥がれ
防水は層になっています。各層の密着力が低下してくると剥離が起こります。広い範囲で剥がれが起きている場合は、下地からの湿気が上がってきていることが考えられます。下地のチェックが必要です。
雨漏り
ベランダ・バルコニーの裏の軒や、外壁が雨漏りしていたら防水工事が必要です。雨漏りを放置しておくと、下地が雨水に浸食されて下地ごと交換など大掛かりな工事が必要になるケースもあります。早急に防水工事をおススメします。
まとめ
ベランダも、屋根や外壁と同様に紫外線や風雨により劣化が進みます。
劣化症状を見つけたら、放置をしてはいけません。症状を悪化させるのみで改善は見込めません。
まずは、実績のあるプロに相談しましょう。
カテゴリ:防水
2022年5月9日
和風住宅の外壁塗装
和風住宅の外壁を考えている方も多いと思います。瓦や竹垣など独自の趣がある和風住宅を塗り替える場合、雰囲気を損なわない色選びが大切です。和風住宅の塗装は、印象はそのままで外壁を一新することもできますし、雰囲気をがらりと変えることもできます。
今回は和風住宅の外壁塗装についてご紹介したいと思います。
日本の伝統色
和風住宅を塗装するにあたって、ぜひ使いこなしていただきたいのが日本の伝統色です。日本の伝統色は彩度の低いものや、少しくすんだ落ち着いた色味のものが多い傾向にあります。
このような色を使用して外壁塗装をすると和風の雰囲気を表現できます。外壁は彩度が高すぎると悪目立ちをしてしまう可能性があるため、色選びの失敗を防ぐという意味でも彩度の低い伝統色を使用することをおすすめします。
木目
和風住宅の特徴の一つに軒天や破風板、柱や玄関扉など様々な箇所に木材が使用されています。木材の持つ天然の色と木目が、外壁の色と組み合わさることによって自然な和の雰囲気に仕上げることができます。木材箇所には風合いを生かすため、クリア塗装をすることがおすすめです。
エクステリアに合わせる
住宅にはポストや植木、フェンスや塀、窓や花壇、カーポートなど様々なエクステリアパーツがあります。
これらを無視して外壁塗装を行うと、塗装後に全体的にまとまりがなく、ちぐはぐな家になってしまいます。
外壁の色を変えたときに既存のエクステリアパーツが浮いてしまわないかよく確認しましょう。
和モダン住宅の塗装
和風建築物の直線美や木材の多様といった特徴を残しつつ、ライトやガラスなどの洋風な素材を取り入れた現代風の建物を和モダン住宅と呼びます。
和モダンを目指しすぎるあまり、和風とも洋風とも取れない住宅になってしまった、伝統色を使用したが思った色味にならなかった、エクステリアとの相性が悪かったという失敗例もあります。
塗装をする前に施工例や見本などをよく見て確認するようにしましょう。
和風住宅を塗装する際の色選びの注意点
屋根やほかの部材、エクステリアなどと配色を考慮する
和風住宅には洋風にはない瓦・軒天・垂木といった部材があります。
屋根やほかの部分との配色を考慮して、外壁材の色を決めていきましょう。
汚れやすさを考慮する
白・ベージュ系などの淡い色は汚れが目立ちやすく、漆喰などは白色に仕上がりますが、汚れが目立ちやすいので注意が必要です。
見本は大きいもので確認する
外壁の色選びは面積効果を受けるのでカタログなどの小さな見本で確認しないようにしましょう。見本はA4以上のサイズが好ましいです。
まとめ
和風住宅は伝統色をバランスよく配色して屋根やエクステリアパーツと調和させるかがポイントです。こうした注意点に気を付けながら、和風住宅の雰囲気にあった外壁塗装を行いましょう。
2022年5月6日
外壁塗装の色選び
外壁塗装で色を選ぶ際、「どのような基準で選べばいいのか分からない」「色が変じゃないかな」などといった悩みや不安をお持ちの方が多くいらっしゃいます。
今回は満足のいく外壁に仕上げるための色選びのコツについてご紹介したいと思います。
風水
外壁色の判断基準として風水を取り入れてみるのも面白いかもしれません。住宅の中で風水を最も発揮できるのが外壁だと言われています。よく外壁で使用される色の風水の意味をご紹介します。
白:リセットするといった意味があり、「不運の連鎖を断ち切りたい」「一からやり直したい」という状況をサポートしてくれます。
黒:お金を守ってくれるという意味があり、金運アップの効果があります。また関わりたくない人を寄せ付けないという意味もあり人間関係を良好にしてくれます。
茶:安定・信頼といった意味があり、家族間の悩みやイライラなどをおさえ、安泰や落ち着きのある生活を期待できます。
グレー:まじめで堅実な意味があるグレーは仕事運の上昇が期待できます。心を落ち着かせる効果もあります。
ベージュ:気品や高級感があり、誰からも好印象を受けやすく、人間関係を良好にすることができます。
周りの環境
カタログや見本を見て色を決めても良いのですが、周りの環境や住宅と調和するように色を選ぶことも大切です。完工後に「周りと比べて派手すぎて浮いている」と感じてしまうことがあります。
街の景観との調和を無視してしまうと景観を損ねるだけでなく、悪目立ちしてしまう可能性もあります。
また、景観ガイドラインというものがあり、街の景観を守るため市町村で決められている独自のルールです。
京都などは歴史的建造物が多くあるため、外壁塗装をする際、ある特定の色以外は使用できなくなっています。
ご自身の環境に合った色選びを心掛けましょう。
面積効果
面積効果とは面積の大きさで色の見え方が変わることです。明るい色の場合、面積が大きくなるほど薄く見え、暗い色の場合、面積が大きくなるほど暗く見えます。
外壁塗装は非常に大きな面積に色を付けることになるので、見本だけでなく塗り板などでしっかり色味の確認を行いましょう。
自然光
室内灯でカタログや塗り板を見ても実際塗ってみるとイメージと違ったということがあります。そのため、自然光の下で色味を確認するとそうした失敗も防げます。
色味を合わせる
玄関や屋根に合った色を選択するのも大切です。
家の外壁に色見本を直接当ててみて玄関ドアとの相性を確認し、面積が広くなった場合をイメージして色を選びましょう。
まとめ
外壁の色でお家の第一印象が決まると言っても過言ではありません。そのため色選びは失敗したくないですよね。
外壁は面積も大きく金額も決して安くないため、何度も塗り直しをすることができません。大切な色決めを失敗しないようよく吟味して、長く楽しめる色選びをしましょう。
カテゴリ:外壁
2022年4月28日
外壁にカビが発生する原因
外壁にもカビが発生します。外壁のカビを放置しておくと見た目が悪くなるだけでなく、外壁そのものが劣化したり、アレルギーを引き起こす可能性もあります。
今回はカビが発生する原因や予防法、解決策についてご紹介していきたいと思います。
カビが発生する原因
カビはお風呂場やキッチンなどの水回りで発生するイメージがあると思います。しかし外壁にもカビが生えることがあります。
外壁にカビの栄養となるものがある
カビは汚れを栄養としています。主に有機物と呼ばれる動物や植物、その中で作られる脂肪やたんぱく質なども栄養にでき、プラスチックや外壁の塗装に使われている塗料も栄養源になってしまいます。
温度が適している
カビが繁殖しやすいのは25~30℃ですが、5℃程度でもカビは繁殖すると言われています。そのため、真冬以外のほとんどの季節がカビの繁殖しやすい温度になっています。
湿度
湿度が60%以上あるとカビを繁殖させるといわれています。外壁は天気の影響を受けやすく、室内より湿度が上がりやすいため、カビにとって適した環境です。
長い時間放置されている
上記のような環境でも定期的にメンテナンスをしていると繁殖を防げます。また、壁に凹凸があると水分やゴミが溜まりやすく、カビが繁殖しやすくなってしまいます。
カビを予防するには
カビを除去
外壁や屋根に付いたカビは業者に依頼して取り除くことができます。業務用の高圧洗浄機などで外壁を綺麗にすることができます。また、カビが生えやすい箇所は水で洗い流し、スポンジでこするとカビの再発を予防することができます。
日当たりや風通しを良くする
壁の前や周辺に物を置いておくと日が当たりにくく、風も通らず湿気がこもるため、カビにとって過ごしやすい環境を作ってしまいます。
防カビ塗装をする
カビが生えやすい外壁、環境にお住まいの方は防カビ塗装も検討しましょう。
外壁塗装をすることにより、カビを落とすだけでなく他の劣化している箇所も修復することができ、外壁も綺麗になるので、定期的にメンテナンスすることをおすすめします。
カビを放置しておくと…
アレルギーの原因になる
カビの胞子が含まれる空気を継続して吸い続けると、アレルギーを発症する恐れがあります。人によって程度は異なりますが、主に皮膚のかゆみや咳や鼻炎、肺疾患などの症状が現れます。
家の美観を損ねる
カビは築年数を問わず条件さえそろえば、どこにでも繁殖します。
カビをそのままにしておくと外壁や屋根にも増殖してしまい、新築の住宅でも老朽化しているように見えてしまいます。
まとめ
カビを放置しておくと外壁の深部まで根を張ってしまい、きれいに除去できなくなってしまいます。
また、住宅の外観を損なうだけでなく、アレルギーを発症するなど人体に影響を及ぼす可能性があります。
まずは何が原因でカビが発生しているのか確認し、早期除去を心掛けましょう。
2022年4月25日
外壁塗装のトラブルと解決策
外壁塗装をしていると様々なトラブルがあります。今回は外壁塗装を行う上でどのようなトラブルがあるのか、またその解決策をご紹介していきたいと思います。
よくあるトラブルと解決策
仕上がりがイメージと違う
イメージしていたものと仕上がりの色が違うというトラブルについてです。
色は感覚的な要素が強い部分なので、特にしっかりと説明を聞いて納得して選ばないと、「想像していたのと違う」ということになりやすいです。
解決策
・塗り板を用意して自然光のもとで確認する
・1面を塗った時点で色味の確認をとる
塗料が飛び散った
塗装の方法としてはローラーや吹付が主流になっています。
スプレーで吹付する場合は塗料が飛び散ってしまいますが、ローラーを転がす際に塗料が飛び散ってしまう可能性があります。
解決策
・細かいところまでしっかり養生をしてもらう
・動かせるものは、汚れないような場所に移動させる
施工後数カ月から数年で塗料が剥がれた
高圧洗浄をしっかり行っていなかった、下塗りの不十分、使用塗料が外壁材と合っていないなどの施工不良により工事後、1~2年程で塗料が剥がれたり、色褪せてしまったというトラブルも多く見受けられます。
解決策
・保証期間内であれば業者に依頼してやり直してもらう
・きちんとした業者に施工をお願いする
近隣とのトラブル
工事中には足場の組立・解体時の音や高圧洗浄の音がうるさい、塗料の臭いがきつい、路上に塗装業者の車が停めてあり邪魔になる、などのクレームが発生することがあります。
解決策
・真摯に受け止めて謝罪する
・事前に挨拶回りを行い、その際に大きい音が出ること、臭いが出ることを伝えておく
意図してない部分まで塗装されてしまった
塗装予定箇所は見積や工程表に明記しているはずなので、このトラブルは施主側の見落としや思い込みの場合が多いです。塗装業者は指示されない限り、配管なども塗ってしまうようです。
解決策
・見積書や工程表などを確認し、塗装予定箇所を確認しておく
・明記されていない場合は業者にその旨を伝え、やり直ししてもらう
費用の追加請求
不当な追加請求をされる事例があります。納得できる追加工事の内容であればよいのですが、説明もあいまなまま追加請求をされる可能性もあるので少しでも違和感があれば応じないようにしましょう。
解決策
・現地調査は業者任せにせず、同行し手自分の目で外壁の状態を見ておく
・説明が不十分な場合は追加請求に応じないようにする
まとめ
もし塗装中、塗装後にトラブルが発生した場合、すぐに業者に相談し、対応してもらうことが大切です。こういったトラブルが未然に防げるように前もって準備しておきましょう。
カテゴリ:塗装工事