- HOME
- >
- ブログ
ブログ
2022年9月8日
外壁塗装の見積もり依頼って無料なの?
インターネット上に情報があふれる昨今。外壁の色褪せが気になっているが、塗替えの時期なのかわからない。塗装業者を探そうと検索してみたけれど、情報が多すぎて不安を感じたり、混乱している方もいるのではないでしょうか?
では実際に見積もりを依頼した際の流れや、見積書を受け取ってからどうすればよいのでしょうか。

外壁塗装の見積りはいつ依頼すればいいの?
雨漏りや目に見える劣化の場合は早急な依頼が必要になりますが、いつどのタイミングで塗替えが必要なのか。
見積りを依頼したらよいかを知ることで、資金計画を立てることができます。
外壁塗装のタイミングは?
外壁の劣化のサインが見つかったらそれが一番のタイミングですが、普段から意識していないと見落としてしまいます。外壁塗装の耐用年数は使用している塗料によっても異なりますが、平均的に7~10年と言われています。
外壁の防水効果は経年により劣化するため、新築時や前回の塗替えから10年程度を目安に専門業者に見てもらうことをおすすめします。
「まずは外壁塗装業者へ問い合わせてみましょう」
インターネットでも気軽にリフォーム会社を探せるような便利な時代ですが、重要なのが施工業者が事前に行う現場調査です。まずはお客様からの問い合わせをもとにご自宅へお伺いし、現状をみさせていただく必要があります。
詳細な見積もりをお客様に提出するための大切な工程です。
現場調査にかかる時間はどのくらい?
住宅の面積や状態を確認し、お客様のご要望などのヒアリングも行います。住宅の規模によっても変わりますが、通常の現場調査は1時間程度で終了します。
尚、平面図や立面図があればより正確に積算ができるので、ご準備できる方はおすすめします。
どこを見て診断している?
非接触温度計 | 手の届かない場所、触れられない物などの温度 を簡単に測ることができます。外壁の浮きがあ ると空気層により、外の表面温度が上がります。 屋根表面が劣化すると遮熱や断熱が損なわれる 為、最悪60℃以上まで温度が上がります。 測定することで遮熱性を調査します。 |
打診棒 | 肉眼では確認できない外壁の浮きや剥離などを 診断する機材です。外壁を叩いたり撫でるよう に転がし、その時の反響音や感触で判断します。 打診棒はリフォームにおいて非常に大切な道具 と言えます。 |
レーザー距離計 | 面から面までの距離を簡単に計測することができま す。例えば床から天井はメジャーなどでは測りにく く誤差も出やすいですが、レーザー距離計を用いる と正確な計測が可能です。 |
見積書はどのくらい時間がかかる?
見積書をお客様にお渡しできるまでにかかる時間(日数)は現地調査を行って以降、基本的には3日程度になります。
現地調査で測定した面積や状況とお客様のご要望などを踏まえ作成します。春や秋は気温や湿度が安定しているため工事の依頼も多く、1週間~2週間程要する場合もあります。お客様がベストシーズンの工事を希望される場合は、早めに見積もりを依頼されることをおすすめします。

見積書に有効期限があるのはなぜ?
施工業者は現場調査をした時の建物の状態で見積書を作成し、通常は有効期限が表記されています。
外壁は日々、紫外線や雨風にさらされているため、状態も変化します。仮に有効期限を設定せず何ヵ月も経過した場合、建物の劣化が進行していることも考えられます。
その場合は、改めて見積書を提出しなければいけなくなり、お客様にとっても費用と時間がかかり負担になります。そのため、有効期限は不可欠と言えます。
見積書を受け取ってからの流れ
大切な家に係る大きな買い物なので慎重に検討し、心配なことや不明な点がある場合は施工業者にしっかりと相談しましょう。契約後、工事の日程が決定したら施工業者が近隣のお宅への挨拶も行いますので、工期完了まで安心してお任せできます。
まとめ
外壁塗装は定期的な塗替えを行うことで、大きな劣化を防ぎ、費用も必要最低限に抑えることができます。自宅を長持ちさせたい、余計な予算をかけたくないなら外壁塗装は必ず行いましょう。
プラニング・Kでは無料で外壁診断とお見積りをしております。
そろそろ塗替えの時期かなと思ったら、お気軽にご相談ください。

2022年9月1日
クリヤー塗装
「外壁塗装をしたいけれど、色を変えたくない…」「外壁の質感を生かした塗装をしたい」とお悩みの方、いらっしゃいませんか?そんなお悩みを解決するのがクリヤー塗装です。
今回は、クリヤー塗装についてご紹介したいと思います。

クリヤー塗装とは
クリヤー塗装とは、無色透明の塗料を使い、外壁の意匠性を生かす塗装方法です。一般的に、色のついた塗料で外壁を塗りつぶす塗装と違い、外壁の素材や木目などをそのままに、クリヤー塗料で保護機能や艶を出すことができます。
クリヤー塗料の特徴
普通の塗料とクリヤー塗料のちがいは、顔料の有無です。普通の塗料には顔料が含まれており、これによってさまざまな色を表現することができます。しかしクリヤー塗料には顔料が含まれていないため、無色透明です。
そのため、ストーンやタイル、レンガ調などのサイディングに塗装でき、意匠性を残すことができます。
メリット
艶を出すことができる

クリヤー塗料で外壁塗装をすると、光沢ができ、艶のある外壁にすることができます。
艶がある外壁は汚れも付きにくく、まるで新築のような仕上がりになり、美しい外壁になります。
チョーキングが発生しない
チョーキング現象は塗料に含まれる顔料が紫外線などで劣化し、外壁の表面に粉状となって発生する現象のことを言います。クリヤー塗料は顔料が含まれていないため、チョーキング現象が発生することはありません。
塗装回数が少ない
クリヤー塗装を行う準備は他の塗料と違いはありません。足場設置→養生→高圧洗浄→下地処理→塗装という流れになります。
そして普通の塗料は塗装を下塗→中塗→上塗の計3回行いますが、クリヤー塗料は1層目を塗り、それが乾燥したら2層目を塗って完成になります。
クリヤー塗装の注意点
クリヤー塗料をはじく素材
表面がつるつるしている金属サイディングなどは塗料をはじいてしまう可能性があるのでクリヤー塗料の使用はできません。
また光触媒機能(日光で汚れを浮かせる)や親水性機能(雨水で汚れを流れ落とす)がついた塗料で塗装を行った外壁は、クリヤー塗料を塗っても弾いてしまいます。剥がれなどの施工不良の原因となるため、これらの外壁はクリヤー塗装には適していません。
傷や汚れの激しい外壁
汚れ、傷、色落ちなどの劣化現象を持った外壁の上からクリヤー塗料を塗装した場合、塗膜の上から劣化現象が透けて見えてしまいます。
そのため、施工から10~20年以上経って劣化してしまっている外壁にクリヤー塗料を塗装しても、汚れや傷が透けて、仕上がりが悪いように見えてしまいます。
まとめ
外壁のデザインが気に入っている方や、今の家の色をそのまま残したい方は、クリヤー塗装がおすすめです。
しかし、外壁の劣化が進むと塗装が難しくなるので、クリヤー塗装を検討する前に、ご自宅の外壁が施工可能かどうか、業者に現地調査を依頼するようにしましょう。

カテゴリ:外壁
2022年8月29日
水性塗料の特徴
外壁塗装を検討していて、業者との話が進むにつれて「油性塗料」と「水性塗料」を選ぶ場面があると思います。一般的に水性塗料は人体に有害がなく、環境にやさしい塗料といわれています。
今回は水性塗料のメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。

水性塗料とは
塗料は「合成樹脂」「添加剤」「顔料」「水・溶剤」の4つの成分で出来ています。合成樹脂とは、塗料の耐久性を決める主成分です。シリコン、アクリル、フッ素などがあります。
添加剤は塗膜に機能を追加し、顔料は塗膜に色を付ける役割を果たします。水・溶剤は塗料を液体化するための成分です。水によって液体化された塗料を水性塗料といい、水以外の溶剤で溶かされたものは油性塗料となります。
水性塗料のメリット
あまり臭いがしない
水性塗料は有機溶剤を使用しないため、油性塗料よりの臭いが抑えられます。人体への被害を心配せず、近所の方にも迷惑かけることのない、とても扱いやすい塗料です。
環境にやさしい
※①シックハウス症候群や大気汚染の一因とされている「※②VOC(揮発性有機化合物)」の排出が少ないことから、環境にやさしい塗料とされています。
※①シックハウス症候群…建材から発生する化学物質などによる室内空気汚染が原因で引き起こされる健康被害のこと。鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛などによって症状が様々。
※②VOC(揮発性有機化合物)…Volatile Organic Compoundsの略称。常温常圧で容易に揮発する有機化合物のこと。この有機化合物は主なもので約200種類ある。
価格が安い
水性塗料は油性塗料に比べて安いものが多くあります。シンナーなどの有機溶剤が含まれていないため、その分値段が安くなります。

水性塗料のデメリット
塗膜の寿命が短い
水性塗料は油性塗料に比べて、有機溶剤が含まれていない分、塗膜を作る機能が劣るとされています。しかし、近年では水性塗料の性能が進化し、耐久性も油性塗料に劣らないものがでてくるようになりました。
乾燥が遅い
水性塗料に含まれる水分は、一定の温度に達しないとしっかり乾燥しないことがあり、低温での施工は難しいです。そのため、寒冷地や冬季では水性塗料の使用を控えたほうが良いかもしれません。
塗布できない素材がある
鉄部やアルミ、ステンレスなどの金属でできた素材は、水をはじいてしまうため、水性塗料での塗装に向いていません。
完全に塗料が乾くまでは雨に弱い
水性塗料なので完全に乾くまでは雨に弱い傾向があります。外壁塗装中に雨が降ってしまうと、流れるように塗料が落ちてしまう可能性があります。施行する日は晴れた日を選んだり、梅雨避けて塗装を行うようにしましょう。
まとめ

水性塗料にもメリット・デメリットがあります。臭いや耐久性、素材、価格などご自身の住宅に合わせて水性塗料と油性塗料を選ぶようにしましょう。
カテゴリ:塗装工事
2022年8月25日
グレーの外壁でおしゃれに変身!
皆さんは何色の家をよく目にしますか?
近年、様々なカラーの住宅が増えていますが、ドライブ中に『この家ステキだなあ~』なんて思ったことはありませんか?
色は視覚情報によって第一印象が決まるため、色選びは外壁塗装においても重要なポイントになります。
今回はその中でも人気のグレーの外壁塗装についてご紹介します。

グレーとは
Gray(グレー)とは…灰色、ねずみ色
黒と白を混ぜた中間色を表します。
白や黒と同様、光はあるが色彩はない『無彩色』に属します。
グレーの外壁の魅力について
グレーとひとことで言っても、数多くの色があります。
例えば黒が多めのダークグレーや白が多めのライトグレーもあります。グレーは生活の中にもたくさん存在し、身近なものとして感じることができます。
日本人に馴染みが深いグレーは好き嫌いがあまりなく、万人受けするので飽きが来ずに長年楽しめます。
メリット
1.落ち着いた印象を与える
グレーは草木の緑色や空の青色など自然界の色とも馴染みが良く、周囲の住宅とも調和しやすい色です。

モダンで落ち着いた印象を与えるグレーは好感が持たれやすく、安心感も与えます。
2.汚れが目立ちにくい
日常的に過酷な環境にさらされている外壁は汚れやすく、車道に面しているお宅では排気ガスによる汚れも影響します。
砂埃の薄茶色の汚れや、カビや苔の緑がかった茶色の汚れは中間色です。
グレーはこの中間色の汚れを目立ちにくくする特長があります。
3.お洒落な雰囲気を演出できる
グレーは落ち着いた印象の中にも品があり、スタイリッシュでお洒落なイメージの外観に仕上がります。

そして、グレーの大きな特徴として濃淡によって表情を大きく変えることができます。
白を多く含んだライトグレーは柔らかくナチュラルな印象を、黒が強めのダークグレーは重厚感があり個性的な印象を与えます。
デメリット
無機質な色のため地味に見えてしまう
グレーはコンクリートや道路アスファルト、ビルなどの色に近いため、目立ちにくく地味で暗い印象を与えてしまうことがあります。
人気の色なので似通ってしまう
グレーの外壁は人気が高く、取り入れているお宅も多いため、どうしても似通ってしまう傾向にあります。
従って周囲の住宅と調和しやすいとも言えます。
個性を出しにくい
取り入れている家が多いこともあり、他の色に比べ個性を出しにくい色でもあります。
ただし、グレーは濃淡によって色に幅があるので、組合わせによって様々なイメージを表現することも可能です。個性を出したい方はツートンカラーにしたり、ポイントカラーを入れることをおすすめします。
お洒落に見せるグレーの外壁
グレーは近年人気が高まっている色のひとつで、色使いによって洗練された雰囲気に仕上げることができます。
窓のサッシを囲んだり、玄関やバルコニーなどの凹凸によって色分けをすることで立体感を与え、個性的でおしゃれな印象になります。
まとめ
グレーは非常に自由度が高い色で組み合わせる色によって印象をガラッと変えることができるのも魅力のひとつです。お洒落に見せつつ、周囲から浮くことのない絶妙なバランスも、グレーが好まれる理由のひとつです。
色でお悩みの方は、ぜひグレーで素敵なお宅に変身してみませんか?

2022年8月22日
サイディングの外壁のお手入れについて
お家の外壁をチェックしていますか?ふとサイディングを見てみると、かなり汚れていて、「綺麗にする方法を知りたい!」という方がいらっしゃるかと思います。今回はサイディングボードのお手入れについてご紹介したいと思います。

サイディングボードの汚れを放置すると…
サイディングボードを汚れたまま放置してしまうと、見た目が悪くなるほか、建物の劣化を早めてしまう恐れがあります。劣化が進むと、ひび割れや塗装の剥がれが発生します。
そうした劣化箇所から雨水が外壁内部へ染み込み、住宅内部の建材まで傷めてしまいます。また、長年放置していると汚れも取りづらくなり、掃除の時間もかなりかかってしまいます。
サイディングを掃除する時のポイント
高圧洗浄はNG
サイディングのお手入れには高圧洗浄やスチームなどを使用するのはNGです。理由は、サイディングの表面を保護していた塗膜が剥がれてしまうからです。塗膜が傷むと掃除でキレイにしたサイディングにカビやコケが生えやすくなってしまいます。
また、高圧洗浄を使用するのはお手入れの時ではなく、業者による塗り替えを行うときに実施しましょう。
柔らかいスポンジを使用する
外壁の汚れを落とすときは、柔らかいスポンジを使うようにしましょう。たわしやデッキブラシなどの固いものでこすってしまうと、サイディングの表面を保護している塗膜が剥がれてしまいます。
洗車用の柔らかいブラシやスポンジなどを使用しましょう。また、クレンザーなどの研磨剤が入った洗剤も塗膜が傷つく原因になるので使用しないようにしましょう。

風のない晴天の日に行う
サイディングの掃除をする際は、晴天の風がない日に行いましょう。風の強い日や雨の日にしてしまうと、せっかく掃除をしてもすぐに汚れがついてしまうからです。
お掃除手順
1.ホースで水を流し、汚れを取る
まずは表面についている汚れを水で洗い流します。汚れが流れてくるので、上から下へ流すようにしましょう。
2.洗剤・スポンジ・ブラシで洗う
水で落ちなかった汚れに洗剤をかけ、スポンジやブラシで優しくこすって洗いましょう。
3.洗剤を洗い流して完了

最後に水でしっかり洗い流して完了です。
洗剤がサイディングに残ったままだと、変色や錆の原因になるため、必ずきれいに洗い流しましょう。
まとめ
最近はサイディングボードでできた外壁がほとんどです。せっかくお気に入りのデザインを選んだのに汚れなどでボロボロになってしまうと残念ですよね。
まずはお手入れをして劣化を最小限に抑えるようにしましょう。また、5年に1度は業者によるメンテナンスを受け、サイディングボードのコーキング、塗装の劣化をチェックするようにしましょう。
大切なお家を綺麗に維持するため、正しい方法でお手入れをしましょう。

カテゴリ:外壁
2022年8月18日
外壁塗装 艶ありと艶消しって何が違うの?
外壁塗装で塗料を決める際、色選びで悩む方はい多いと思います。その次のお悩みが、「艶あり、艶消しの塗料のどちらにするか」ではないでしょうか。
今回は艶あり塗料と艶なし塗料のメリット・デメリットをご紹介したいと思います。

艶あり塗料のメリット
艶ありの塗料は表面に光沢がでます。艶は調整することができ、艶あり、7分艶、5分艶、3分艶、艶消しに分けることができます。また、どんな住宅にも合う塗料です。
汚れが付かない
艶ありの塗料のメリットは、表面が滑らかで、汚れやほこりが付きにくく、雨水により汚れを自然に流しやすくなります。汚れやほこりも外壁を劣化させる要因の一つなので、汚れが溜まりづらければそれだけ外壁の寿命が長くなります。
新築のようになる
外壁を艶あり塗料で塗り替えると、ピカピカになり新築のような見た目に仕上げることができます。
艶あり塗料のデメリット
艶は2~3年で消える
デメリットは艶が永久的に保たれないということです。艶が消えてしまった場合はまた上から塗料を塗り直す必要があります。
艶の調節ができない
艶の調節をすることはできないので塗った後に艶が出すぎてしまった、ピカピカしすぎて安っぽい、などとイメージと異なる場合があります。
艶消し塗料のデメリット
汚れが付きやすい
艶消しは表面に凹凸があるため、汚れが付きやすくなります。
撥水性が悪い
艶消し塗料は撥水性が悪いので、壁に湿気が残り、カビやコケなどが発生しやすくなります。
耐用年数が短い
艶消しはもともとある塗料に艶消し剤を混ぜて作っているものもあります。そういったこともあり、一般的に艶あり塗料よりも耐用年数が短いと言われています。

まとめ
外壁塗装において艶を出すべきかどうか、艶ありと艶消しのメリット・デメリットについて解説してきました。艶ありと艶消しの選択はお客様の好みになるので、基本的には自分がより適していると思う方を選んで問題ありません。
ご自身が納得のいく外壁塗装ができるよう、しっかり考えて塗料を選択しましょう。
カテゴリ:塗装工事
2022年8月8日
色選びで失敗しないためには
外壁の色を選ぶ時の基準は、好きな色、風水っ周りの景色とのバランスなど、人それぞれです。外壁は住宅の顔なので、色によってガラッとイメージを変えることができます。「こんなはずじゃなかった」とならないように、失敗しない色選びのコツをご紹介したいと思います。

色選びでよくある失敗
イメージと違う
一番多いのは「色がイメージと違った」という失敗です。色が明るかった、暗かった、薄かった、濃かったと思っても塗り直すことは難しいです。
汚れが目立つ色だった
次に多いのが「意外と汚れの目立つ色だった」という失敗です。外壁は雨風や排気ガス、埃などの厳しい環境下にさらされており、選ぶ色によっては汚れが目立ち、せっかく外壁塗装をしても長持ちしない場合があります。
全体のバランスが悪い
2色以上で塗装をする方でよくあるのが「屋根や玄関と色味が合わない」という失敗です。また、玄関ドアや屋根と色味が合わなくて、家全体のバランスが悪くなる場合があります。
色選びのポイント
大きめのカラーサンプルを用意してもらう
外壁塗装の色決めの際に注意してほしいのが面積効果です。以前にも何度か紹介しましたが、目の錯覚により、面積が大きくなるにつれて、明るい色はより明るく、暗い色はより暗くなります。
外壁塗装においてこの効果を考慮せずに色を決めてしまうと、イメージしていた色と違った色になってしまいます。対策としては大き目(A4程度)のカラーサンプルを用意してもらい、できるだけ大きな面積で色を見て決めるようにしましょう。

カラーシミュレーションを使う
専用のソフトやツールを使用し、カラーシミュレーションをする方法があります。住宅に希望の色を当てはめていくものです。サッシやその他箇所とのバランスはとれているか、屋根との色の組み合わせはおかしくないか、またツートンを選択される方は配色のバランスはどうかなど、全体像を把握することで塗り替え後のイメージがさらに湧きやすくなるでしょう。
しかし、パソコンの機種や画面の明るさによっても、色の見え方が異なるため、注意が必要です。
施工事例を参考にする
ほとんどの塗装業者のHPには施工事例が載っています。そこで暖色系、寒色系などのご希望の色を探してみると参考になりやすいと思います。気になる方は弊社の施工事例をご参考にしてみてください。
汚れが目立たない色を選ぶ
色が極端な白や黒は比較的汚れが目立ちます。外壁の汚れは砂埃やカビ、コケなど中間色のものが多くあります。こまめに清掃やお手入れができない場合は白や黒を避け、ベージュやグレー、アイボリーなどの淡い色を選ぶようにしましょう。
まとめ

今回は外壁塗装の色決めで失敗しないコツをご紹介しました。
初めて塗装をする方は不安があるかと思いますが、外壁は住宅の顔になるので納得のいく外壁塗装ができるよう、色選びは慎重に行いましょう。
2022年8月1日
打ち放しの外壁の塗装
コンクリート打ち放しの住宅にお住まいの方で、外壁のメンテナンスをお考えの方も多いのではないでしょうか。打ち放しはシンプルなデザインがほとんどで、オシャレな住宅も多いため、塗装でのメンテナンスに不安があると思います。
今回は打ち放しの外壁のメンテナンス方法についてご紹介していきたいと思います。

打ち放し外壁の特徴
外壁のデザイン性を高める打ち放しですが、あえてコンクリートの地肌を露出させる分、ひび割れや雨によるシミが目立ちやすくなるというデメリットがあります。
コンクリートは水分を吸収しやすく、溜まった雨水を表面に留める性質があります。日が当たると水は蒸発しますが、水垢などの汚れは蒸発されることなく黒ずみとして残り、シミになります。
また、乾燥状態によってはひび割れも起こります。外壁の内部と外部の温度差が大きいとひび割れが起こるとも言われています。
打ち放し外壁の塗装方法
撥水剤
撥水剤の特徴は、防水性が高いことと、色が無色透明のため、コンクリートの質感を維持したままコンクリートの雨染みを防ぐことができます。費用も他の塗料より比較的安価ですが、耐用年数が短いため、定期的なメンテナンスが必要となります。
弾性塗料
弾性塗料の特徴として、一番大きいのは伸縮率に優れているのでひび割れを防ぐことができます。撥水剤よりも費用がかかってしまいますが、ひび割れを起こしている住宅におすすめです。
また、下地補修を行った後のコンクリート外壁には、どうしても補修跡が残ってしまいます。それをカバーできるのは弾性塗料です。
メンテナンス時期
打ちっぱなしコンクリートでの塗装は、デザイン性を生かすため、ひび割れや爆裂破損は別として、劣化の判断がしにくいという特徴もあります。そこで具体的な塗り替えサイクルやメンテナンス時期をまとめてみました。

塗り替えサイクルは6~7年
塗料にもよりますが、打ちっぱなしコンクリートでの塗り替え時期は一般的に、6~7年程度が目安といわれています。
また、仮にクリヤー塗装を使う場合でも、耐用年数が短いものから長いものまであるため、塗装業者と相談しながら決めるのも一つの手です。
劣化症状
ひび割れ、シミなどが顕著に現れるようになると早急にメンテナンスをおすすめします。小さなひび割れ、シミなどでまだメンテナンスをするかお悩みの場合は一度業者に見てもらいましょう。
まとめ
打ちっぱなしはデザイン性があり、オシャレな印象になります。しかしそれと引き換えに、コンクリートは劣化の症状が目立ちやすいため、コンクリートの劣化状況を見ながら正しい補修を行いましょう。
また、メンテナンス時期をあらかじめ考慮した塗料を選びましょう。お家を長く綺麗に保つために、定期的なメンテナンスを行うようにしましょう。

カテゴリ:未分類
2022年7月28日
ベランダ床の変色
普段ベランダを使用していると、ふと床の汚れに気づくことはありませんか?家は10年すると劣化症状が現れます。ベランダは、日中は紫外線が直接当たり、雨が降ると雨を受け流す役割をしているので非常に傷みやすい場所です。
今回はベランダのメンテナンスについてご紹介したいと思います。

ベランダが変色する原因
汚れ
ベランダ汚れの主なものは土埃です。その他に鳥の糞や排気ガス、コケなどで汚れる可能性が考えられます。これらの汚れを放置していると、汚れ同士が絡まりあって落としづらくなります。
また、鳥の糞は酸性のため色移りする可能性があり、シミを作りやすいとされています。
経年劣化
年数が経過するにつれて、紫外線や雨の影響で変色が生じます。ベランダ床を塗装している場合、塗装の色褪せや剥がれも起こります。
また、経年劣化による変色は、ベランダの広範囲で起こり、毎日見ていても気づかないことも多くあります。
ベランダのお手入れの仕方
汚れによる変色を防ぐためには、ベランダのお手入れをすることが大切です。
セルフクリーニング
まず、枯葉やゴミなどは放棄や掃除機などで取り除くようにしましょう。ホースでゴミを流してしまうと排水溝に詰まってしまいます。そして、水と柔らかいスポンジを用意して床を掃除しましょう。そこまで汚れがひどくない場合はこれだけでもキレイになります。
汚れが落ちない場合は、中性洗剤などを使用して擦ってみましょう。床面を清潔にしておくことで排水溝のつまりによる雨漏り、水たまりを防ぐことができ、ゴミの重みが原因で起こる、床の塗装の剥がれや防水層の劣化を防ぐことができます。

業者に依頼
塗装
ベランダの床が防水塗装・防水シート仕上げになっている場合は、防水塗料で重ね塗りすることで変色を隠してしまうことができます。
防水塗装はFRP塗装とウレタン塗装が主流となっていて、どちらも厚い塗膜を作る塗料です。仕上げを綺麗にするだけでなく、防水効果も高いので新築時のベランダ仕上げに用いられています。
張り替え
ベランダの床の張替とは、塗装の下に敷かれたシートごと交換してしまうという方法です。変色だけでなく、防水シートの破れなどの劣化が激しい場合はこの方法になります。
まとめ
ベランダ・バルコニーは居住空間ではないため、変色等を発見してもメンテナンスなど後回しにしてしまいがちです。しかし放置していると建物そのものの劣化原因にもなり、家の寿命が縮むことになります。
定期的な塗装や点検、清掃などのメンテナンスをし、不具合を見つけたらすぐに対処することが重要です。

カテゴリ:塗装工事
2022年7月25日
瓦屋根は塗装が必要
瓦屋根の住宅にお住まいの方で、屋根塗装が必要なのかお悩みの方はいらっしゃいませんか?瓦には補修が必要なものと不要なものがあります。
今回はどのような種類の瓦が塗装の必要があるのか、注意点についてご紹介したいと思います。

瓦の特徴
日本瓦は、日本国内の無添加の土を使用し、1000~1250℃の高温で焼き上げて作ります。土には、ケイ素という物質が含まれており、これを高温で熱すると非常に硬くなります。
そのため、日本瓦は耐久性に優れており、耐用年数は50~100年といわれています。基本的に塗装をする必要はない屋根材ですが、素材によっては塗装によるメンテナンスが必要な場合もあります。

瓦の種類と塗装の必要性
粘土瓦
粘土系の瓦を日本瓦と呼び、古い日本家屋や神社などに使用されます。一般の屋根材よりも重く、台風などの強風に耐性があります。地震などの揺れには弱く、衝撃を受けるとひびが入ります。塗装等の補修の必要はありませんが、漆喰等の瓦以外の周辺は補修が必要です。
セメント瓦
セメント系の瓦には、セメント瓦、モニエル瓦等複数の種類があります。セメント系瓦はセメントや砂に水を混ぜることで、モルタル系のようなセメントの化学反応が起き、硬化します。
セメント瓦自体の表面には、モルタルと同様に色や艶がなく、防水性も低いので、雨水を吸い込んでしまう可能性があり、塗装での補修が必要になります。
金属系瓦
金属系の瓦はアルミ、鉄、銅、ステンレスなどでできています。金属系瓦は軽量で、地震などの揺れに強い特徴があります。しかし、経年劣化により錆が発生する場合があるので、防錆塗料で塗装をする必要があります。
瓦を塗装する場合の注意点
下地処理を十分に行う
モニエル瓦にはスラリー層というセメントの液が約1㎜厚あり、細かい所までけれん除去が行き渡りづらく、施工不良となって塗膜が剥がれることがあります。
その他にコケやカビ等の汚れがこびりついているため、けれんや高圧洗浄で除去します。しっかりと下地処理を行うことで塗膜隔離等の不具合を防ぐことができます。
下塗材を十分に塗布する
下地処理を行ったあとは、セメントの素地がむき出しになっていることが多いため、下塗り材を吸収しやすくなります。想定していた下塗材の量を塗布し終わっても吸い込みが止まらない場合は、もう一度塗布する必要があります。
DIYは危険なのでやらない
基本的に屋根や外壁の塗装は業者にお任せし、自身では行わないようにしましょう。また、慣れていない人が瓦屋根に上がって歩くと、瓦がずれたり、破損や墜落してしまう可能性があります。その結果、別の修理費用がかかり、塗装だけでは済まなくなります。
また、足を滑らせて屋根から落ちてしまう危険性もあるのでご自身で塗装、DIYを行うことはやめておきましょう。
まとめ
あなたのご自宅はどの種類の屋根に当てはまりますか?瓦の素材に合ったメンテナンスをして少しでも屋根の寿命を長持ちさせましょう。

カテゴリ:屋根