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2021年7月29日
外壁塗装 塗料の臭いと人体への影響
外壁塗装をすることに決めたけど、塗料の臭いって大丈夫かなぁ…と不安を感じている方も、いらっしゃることでしょう。
日常生活では関わりの薄い塗料の臭いですが、塗装期間中にその臭いにふれて人体に影響はないのでしょうか?
今回は外壁塗装の臭いについて正に今お悩みという方から、これから外壁塗装をするのに臭いが不安になっている方まで、外壁塗装の塗料の臭いの仕組みと、臭いの対策についてご紹介します。
そもそも塗料はなぜ臭う?
外壁塗装の臭いの原因
そもそも、外壁塗装の臭いの原因はなんなのでしょうか?
「臭いの原因=シンナーの臭い」と考えておられる方が多いでしょう。それは半分正解であり、半分間違いです。
外壁塗装の臭いの原因は主に2つあります。
原因①塗料そのものに含まれる化学物質の臭い
外壁塗装に使う塗料は、どのようなものであっても、多かれ少なかれホルムアルデヒドという化学物質を含んでいます。
このホルムアルデヒドが外壁塗装の刺激臭の原因の一つです。発散量が多いほど、臭いも強くなります。
※ホルムアルデヒド
私たちの身近で多く使用されている化学物質です。 主な用途として、合成樹脂の製造原料、消毒剤、防腐剤、接着剤、医薬品等が挙げられます。 ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質の一つです。
原因②塗料を溶かす溶剤の臭い
外壁塗装に用いる塗料には、油性塗料と水性塗料という分類があり、油性塗料の塗装にはシンナーなどの有機溶剤が必要になります。
このシンナーなどの溶剤も外壁塗装の刺激臭の原因となります。なお、水性塗料の場合、溶剤は水なので、溶剤による刺激臭はほとんどありません。
※シンナー等の有機溶剤
シンナーとは、塗料を薄めるために使用される有機溶剤のことをいい、トルエン、接着剤、塗料、充てん料とともに「毒物及び劇物取締法」により、その乱用等が規制されています。
外壁塗装の臭い対策
塗料の臭いをどうにかしたいと考えていらっしゃる方に、手軽に試せる臭い対策とおススメ塗料をご紹介します。
水性塗料を使う
臭いが心配な方は、水性塗料を選ぶ事をお勧めします。
水性塗料は、油性塗料と異なり有機溶剤(シンナー)を使用しないため、臭いの主な原因であるシンナー臭が抑えることができます。
臭い対策にマスクをする
まずは臭い対策用のマスクをしましょう。
消臭成分入りのマスクや、活性炭入りのマスクを選べば、臭いも普通のマスクより軽減されます。
換気をする
臭気は下の方に流れる性質があり、1階の方が臭いを感じやすくなります。1階から空気を追い出すように換気をしましょう。
1階の窓を開けて、外に向かって扇風機やサーキュレーターで風を送りましょう。
※塗装工事中、窓などの開口部は通常「養生」という作業で覆われています。
「臭いが気になって換気をしたいので、ここの窓を開けたい」と具体的に施工業者に相談して対応してもらいましょう。
外出する
臭いが気になって日常生活がままならない場合は、ショッピングモールやカフェなど外出をして塗料自体から離れましょう。
まとめ
外壁塗装の臭い対策は、臭いの感じ方に個人差があるため、実際に工事が始まり体験してみないとわからない面もあります。工事が始まってから不安に過ごすよりは事前に対策法や知識を持っておくことは大切です。
大きなお金を掛けて行う塗装工事です。不安や不満が残らないように、契約前から細かい事でも話を聞いてくれるような気遣いをしてくれる業者を選びましょう。
カテゴリ:外壁
2021年7月26日
結露と雨漏りの違い
窓の周りや天井が湿っていて水滴が付いているということはありませんか?
これは結露?それとも雨漏り?と心配になってしまいますよね。
雨漏りと結露は症状が似ているように思いますが、もちろん別物です。
今回は結露と雨漏りについてご説明します。
結露とは
■結露とは
天候に関係なく空気中の水分が冷やされることによって起こる現象。
結露によって生じるデメリット
窓のサッシや木材が傷む
水分を含んだまま放置すると傷みが進行し、部材そのものを交換しなくてはいけなくなります。
カビが発生する
結露の放置はカーテンや壁紙などにカビが発生することがあります。
カビの胞子は非常に軽く、空気中を浮遊するので人間が吸い込んでしまう恐れがあり、アレルギーや喘息を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
雨漏りとは
■雨漏りとは
屋根や外壁など建物にできた隙間から雨水が入り込むことで発生。
雨漏りによって生じるデメリット
雨漏りは住宅内部の至る所を通過し、症状として現れます。
症状によって家に与える影響も様々ですが、劣化を防ぐためにも早期発見をすることが重要です。
天井や壁のシミ
天井や壁まで雨が侵入し、水分を含んだ状態が続くとシミが発生します。
シミができた部屋はカビが生え、カビ臭がすることもあります。
カビの胞子が体内に入ることで気管支ぜんそくや鼻炎といったアレルギー症状が現れる場合があります。
クロスの剥がれ
クロスが水分を吸収してしまうと、
剥がれの原因にもなります。
天井からの雨漏り
室内に雨漏りが発生した場合は、室内の家具や電化製品、床にまで影響を及ぼしてしまいます。
結露と雨漏りの見分け方
どちらも水分を含んだ症状で、一見似ているように感じてしまいますが、発生する原因が全く違います。水滴が発生した状況によって、判断することができる場合があります。
では、結露と雨漏りを見分ける方法を見てみましょう。
①時期
結露…秋や冬の寒い季節に発生しやすい。外気温と室内の温度差によって結露が発生する。
雨漏り…雨の日や台風の日、またその数日後。季節に関係なく、一年を通して発生する。
②場所や範囲
結露…壁や天井、窓ガラスやサッシなど広範囲に濡れている。
雨漏り…壁や天井、サッシ周りなどの一部分が濡れている。
結露・雨漏りの対処法
■結露の対処法
・室内の換気をする
お金をかけずに出来るのが、こまめな換気です。湿気をこもらせないように窓を開ける、または換気扇をまわすことで簡単に換気が行えます。
・除湿器を使用する
室内の湿気を取り除き、結露を軽減することができます。
・窓をリフォームする
窓を二重サッシやペアガラスにする、壁の断熱材を検討するなど、住居そのものの断熱性を上げて結露対策を考えてみる方法もあります。
■雨漏りの対処法
・セルフチェックを行う
劣化のサインを見逃さないように、日頃から家の外壁や天井などを意識して見るようにしましょう。
気になる箇所を見つけたら自己判断をせず、早めに専門業者に確認してもらうことをおすすめします。
・定期的なメンテナンスをする
屋根の劣化は自分で気付くというのが難しい場所です。
前回の塗装、もしくは新築してから約10年が経過していたら、メンテナンスの時期とも言えます。
まとめ
このように症状だけでみると似ているように感じますが、起こる原因が全く違うことがわかります。
雨漏りは屋根以外に外壁や雨樋の劣化が原因で生じるケースもありますが、結露は日頃から気を付けていれば防ぐ事が出来ます。
結露も雨漏りも未然に防ぐことが一番です。
そのためにも早期発見&早期対処を心がけましょう!
2021年7月21日
太陽光パネルが載ってるけど、屋根塗装は必要?
皆さんのお家の屋根の上には太陽光パネルが設置されてますか?屋根材の保護や美観を目的として屋根塗装リフォームを行いますが、太陽光パネル下の部分は紫外線も雨も直接はほとんど当たらない為、劣化速度は落ちます。そうなると、メンテナンスを兼ねた塗り替え塗装リフォームは必要なのでしょうか?
今回は、太陽光パネルが屋根に設置されている家の屋根塗装リフォームについてご紹介します。
屋根塗装は必要です!
一般的な住宅では、屋根の全面に太陽光パネルが搭載されているのは稀です。太陽光パネルが設置されている部分はパネルがあることで、その下の屋根材の劣化はパネルが無い部分よりも軽減されています。つまり、太陽光パネルが設置されてない面は、通常の屋根塗装の周期で塗装メンテナンスは必要というわけです。
それでは、どのようにして塗装を行うのでしょうか…。
太陽光パネルはそのままで取り外さないで施工
この場合は、新築時にパネルが取付られていた場合です。新築から13~15年で1回目の屋根塗装メンテナンスの時期を迎えます。太陽光パネルが載っている部分は直接、紫外線や風雨に当たることがなく、パネルが無い部分と比べると屋根材の劣化は、それほどでもありません。
パネルの取り外しを行わずに、その他の部分の塗り替えを行います。太陽光パネルの部分は、その他の部分を塗る際のペンキが飛んでパネル表面を汚すことを防ぐためにビニール養生をします。
また、太陽光パネルの取り外し、塗装後の取付費用がかからないので費用面でもお財布に優しくなります。ただし、次回の2回目の塗り替えリフォームの際にはパネル下の屋根材の寿命を考慮して、パネルは取り外したうえで塗装をしなければなりません。
太陽光パネルを取り外して施工
パネルを取り外して施工するのは、新築時にはパネルの取付はなく築後10年以上経ちパネルを取り付けた場合です。
築後10年で太陽光を取り付ける際に塗装を施してから取り付ければ問題はありませんが、屋根の塗装を行わずに10年経過した屋根の上に太陽光パネルを取り付けると、当然ながら13~15年で屋根の塗り替えリフォーム時期は迎えます。そうなると太陽光パネル下の屋根材もパネル取付前の10年間は直接、紫外線や雨風を受けており屋根材の劣化は否定できません。不安を取り除くためにも、塗り替えリフォームの際は、太陽光パネルを一旦取外し、塗装後に再度取付という施工になります。費用も塗装のみと比べパネルの施工費用がかかることになります。一般的に塗装費用+20万円程は予算をみておきましょう。
太陽光パネルが載っている屋根塗装はどこに依頼すればいい?
実際に塗装リフォームを検討する場合は、塗装はどこへ依頼すればよいのでしょうか。太陽光パネル設置会社?それとも塗装会社?
太陽光パネル設置会社へ依頼するのがベスト
太陽光パネルを取り外さずに、その他の部分のみの塗り替えの場合は塗装会社へ依頼でも大丈夫ですが、パネルを取り外して、再度塗り替え後に元の場所へ戻すという作業では太陽光パネルを設置した会社へ依頼をするのが一番です。なぜなら、施工後に不具合が起きた場合の保証問題があるからです。これはよくあるトラブルでもあります。まずは、パネル施工会社へ連絡をして見積りを取りましょう。塗装部分については、数社で相見積もりを取りパネル会社が提示する見積り価格が妥当なものか見極めましょう。
まとめ
太陽光パネルが取り付けてある屋根の塗装は、塗装業者がソーラーパネルを破損させ保証が切れてしまうというトラブルの心配があることから、まずは太陽光パネルを設置した業者に相談することをおススメします。また地元の塗装業者であれば、太陽光パネルが搭載された屋根塗装の実績の有無を必ず確認しておきましょう。せっかくの屋根の塗り替えリフォームです。満足のいく屋根に仕上げられると良いですね。
カテゴリ:屋根
2021年7月19日
海が近いお家必見!塩害から家を守る対策(塗装or張替え)
大きな窓から外を見れば、そこには海が広がる…なんて、リゾート感覚でとっても素敵ですよね。しかし、海から風にのり漂う塩は少し厄介で、停めてある車や、家の外壁やサッシなどに付着してしまうと、それらを傷めてしまうことがあります。これを「塩害」といいますが、今回は塩害から大切な家を守るために塗装リフォームでどのような対処ができるのかを、ご紹介します。
海の近くの暮らしでは「塩害」は無視できない!
「塩害とは」…
塩害とは、大気や水に含まれた塩分が、土壌や近くの田畑に影響を与えることで農作物の成長を阻害したり、塩分が風に乗り農作物だけではなく付近の電線や建物にも影響を及ぼすことをいいます。
塩害は主に海の近くの地域で起こります。海岸地方ではアルミニウム建材やアンテナ、コンクリート製の建材にまで塩害が見られることがあります。
海の近くの暮らしでは塩害は無視できません。大切な家を長持ちさせるためにも適切なメンテナンスが必要です。
「塩害」はなぜ起こる?
コンクリート外壁は、塩害とは無縁に見えますが、コンクリートの塩害は内部で密かに進行します。
どのようにコンクリートや鉄部で塩害が発生するのでしょうか?
コンクリート造の建築物は骨子として中に鉄筋が入っています。この鉄筋が塩分の影響を受けてさびてしまい膨張し、コンクリートのひび割れや剥落を起こします。
コンクリート内の鉄筋は、通常強いアルカリ性で保護された膜を形成していて、さびにくくなっています。しかしコンクリート自体が潮風にさらされ続けて塩分濃度が上がるとコンクリートに含まれる塩分が一定の濃度を超えてしまい、
鉄筋を守っていた被膜も破壊され腐食が始まるのです。
鉄筋の腐食が始まってしまうと、鉄筋自体が膨張し周囲のコンクリートにひび割れを生じさせます。この状態になると、ひび割れた部分からさらに腐食因子が入り込む事態となり腐食はどんどん進むという悪循環に陥ります。一度塩害により劣化が始まると、適切な補修がされない限り繰り返します。
「塩害」を塗料(塗装)で対策!
塩害を受けた部分をそのままにしておくことは危険です。塩害を受けた建物のメンテナンスは必要不可欠です。
塩害を受けてしまったらどのような対策を取ればようのでしょうか。
「塩害」を受けてしまったら…
・耐塩性や耐候性のある塗料への塗り替え
海沿いの地域は内陸部よりも建物の塗装の耐久年数が短く、通常より2~3年ほど寿命が早まってしまいます。
こまめな塗り替えが必要となり、この時に耐塩性や耐候性のある塗料を使用することで塩害への対策をします。
塩害対策としておすすめの塗料は、「フッ素系塗料」や「変性無機系塗料」です。これらの塗料は一般的な、ウレタン塗料やシリコン塗料と比べ、緻密な被膜を形成することが特徴です。その細かな樹脂被膜によって紫外線や塩害などから建物を守ります。耐久性や耐候性があり非常に優れていますが、その分価格も高めです。
・耐塩性・耐久性の高い壁への張り替え
外壁自体を耐塩性・耐久性の高いものに取り替えることで、塩害に強い建物になります。
塩化ビニル樹脂製の外壁材である樹脂系サイディングが、塩害対策としてはおすすめです。樹脂系サイディングはビス固定でき、最初から顔料が加えられていることが多いので色落ちがしにくいのも特徴です。
まとめ
塩害は気付かぬうちに進行します。大切な家が海から近くにある方は特に注意して定期的なメンテナンスを心掛けましょう。塩害が考えられるような劣化を見つけた際は、自己判断はせずに専門の業者に診断をしてもらい対策を提案してもらいましょう。安心して過ごせる家は大事な資産の一つでもあります。綺麗な海を見ながら、ゆっくりとリラックスした時間をすごせるように「塩害対策」をきちんと行うことをおススメします。
カテゴリ:外壁
2021年7月15日
シンプルが一番!清潔感ただよう白の家
外壁の塗替えリフォーム、塗料の色選びは迷いますね・・。最近では黒い色の外壁や、ネイビーの外壁などお洒落でセンスが光るトータルバランスを考えた色選びが目立つようになってきました。そんな中、凛とした清潔感のある白は不動の人気色で、いかに汚れない外壁にするのか皆さん悩まれ外壁材、塗料の種類を選ばれています。
今回は、シンプルなのにお洒落で清潔感ただよう白い外壁について、ご紹介します。
どうして白い外壁に惹かれるのか?
凛とした清潔感
ずばり、圧倒的な清潔感です。シンプルな白色ではありますが、凛としたイメージが強く見るものを惹き付ける力があります。
最近では、外壁だけでなく家の内装(フローリング・壁クロス・インテリア等)もすべて白色で統一してシンプルで洗練された家をデザインする工務店さんも多くあります。
他の色との相性が良い
白色は他の色と組み合わせても、違和感なく馴染むことができます。例えば、玄関のドアの色を考えてみましょう。
・外壁白に木目ドア(茶色・薄茶色・こげ茶色等)
一般的によくある組み合わせです。何の違和感もなくシンプルな玄関となります。
・外壁白にアルミ色(シャイングレー・オータムブラウン等)
アルミ色は、木目調ドアに比べると少しギラギラした印象がありますが、外壁の白色はそのギラギラした部分をしっかりとまとめて落ち着いた雰囲気にします。
・外壁白にビビットカラー(赤・青・黄・緑)
白い外壁に、目の覚めるようなブルーの玄関ドアなど、海外を想像させるような配色にも白色の外壁はよく合います。
白い外壁で気を付けること
白い外壁に汚れは厳禁
白い外壁は清潔感を強く印象つけるため、少しのよごれでも目立ってしまいます。こまめにメンテナンスをする必要があります。
ちりやホコリ、排気ガスなどの汚れが外壁に付着して白い外壁がくすんだように見えてしまいます。また、日当りの悪い北面や、風通しの悪いところにはカビが繁殖してしまうこともあります。窓サッシや換気フードの下に伸びる黒っぽい筋汚れは雨だれといい、外壁の汚れが雨で流され落ち切らずに残ってしまったものが筋状にのこってしまった状態を指します。放置すると汚れが濃くなりこびりついてしまいます。
これらは、白い外壁では特によく目立つ傾向にあり、汚れをみつけた時点での迅速な対応が必要となります。
白い壁のメンテナンス
◆セルフクリーニング
少しの汚れなら、十分自分で落とすことができます。
ホームセンターなどで、ホコリ、排気ガス、カビ、藻、コケなどを取り除ける外壁用洗剤を用意しましょう。手袋、スポンジ、ブラシなどは家であるものを使用するとよいでしょう。
●セルフクリーニング手順
①外壁の上から下へホースで水をかけて汚れを洗い流す
②水で落ちなかった汚れをブラシやスポンジ、洗剤で洗う
③洗剤がのこらないように、最後にしっかり水を流して洗う
比較的、軽い汚れの場合は上の手順でクリーニングすれば、汚れを落とすことができます。
◆頑固な汚れは専門業者へ依頼
セルフクリーニングで落とせなかった場合や、危険を伴う高所の汚れは、プロの専門業者へ迷わず依頼しましょう。
足場や飛散防止ネットを設置して、隅々まで高圧洗浄してくれます。ただし、足場代や職人の手間賃は費用がかかります。
まとめ
シックでお洒落な印象でも、ポップで明るい印象でも、どんなデザインにも順応できる白い外壁は、自分らしい家の外観を創り出すうえでとても重要なアイテムです。お気に入りの外壁を白く保つためには、定期的に汚れのセルフチェックを行いましょう。塗り替え時期が近い方は、白い外壁を検討してみてはいかがでしょうか。
カテゴリ:外壁
2021年7月12日
軒がある家とない家 そのメリットとデメリット
少し前に建てられた戸建て住宅には、ほとんどの家に軒がありました。軒先で涼みながら、スイカを食べたり、庭で子供たちが花火をする姿を見たり…なんて場面を映画のワンシーンなどで見たことがあるでしょう。最近ではデザイン性を重視する住宅が増えたため、そもそも軒がない家が増えてきました。
軒とは、ただ夕涼みをするだけに必要だったものなのでしょうか?
今回は、軒があることで得ていたメリット、軒をなくして生じるデメリットについてご紹介します。
軒がある家の軒の持つ役割
軒とは・・・
軒とは屋根の端・延長部分です。外壁より外に突出しています。
軒にも部分名称があります。
軒先
雨樋が設置されている軒の先端
軒下
軒の下、雨が当たらない部分
軒天
突出している部分の下面
軒がある家のメリット
軒はただの屋根の延長ではありません。軒には住宅を守る機能が備わっています。
例えば
・雨の吹き込みを防いでくれる
・外壁を保護してくれる
・室外機が雨ざらしになることを防いでくれる
など、全体観からは目立つことはない部分ではありますが、しっかりとした役割を担っているのです。
同じような役割でケラバというのがあります。軒とは違う側面の屋根の延長、雨樋のついていない部分を指します。ケラバは破風板とも混同されがちですがケバラは部分のこと、破風板はケバラの先端についた部材のことをいいます。
雨漏りから住宅を守る
住宅において湿気や紫外線は劣化のスピードを早める天敵です。上の通り、軒はこれらの影響を和らげる役割を担っています。特に雨の吹込みを抑えるガード力は大きく、軒が雨をガードすることにより、外壁やサッシが直接的な強い雨のダメージを受けることを和らげています。普段何気なく軒下で過ごしていませんか? たまには軒を見上げて「よく頑張ってくれている」と褒めてあげるのもいいでしょう。
軒のない家のデメリット
軒のない家の最大のデメリットは雨漏りリスクが高まることです。軒は外壁を保護する役割があります。外壁面の劣化やトラブルは雨漏りに直結しやすく、雨漏りの原因としても多く挙げられる場所です。また、軒がなければ外壁や窓枠に直接雨水が吹き込みやすくなり、湿気を取り込み住宅劣化のスピードを早めてしまう可能性があります。
軒のない家は雨漏りからどう家を守る?
軒のない家が住宅を長持ちさせるためにはどうしたら良いのでしょう?
外壁タイルを採用する
外壁をタイル張りにすることをおすすめします。外壁タイルは高い防水性・耐久性を誇り、非常に丈夫です。軒のない住宅は外壁をタイル張りにすることで外壁からの雨漏りトラブルを軽減できます。
窓に庇をつける
庇は軒とよく混合されがちですが、庇は屋根の延長ではなく後付け可能な小屋根です。
特徴や形状、求められる機能は軒と変わりません。軒のない場合は庇を設置すると良いでしょう。
まとめ
軒の役割・機能をご紹介しました。軒がある家も軒がない家も、あなたが考え悩み手にした大切な我が家に変わりはありません。軒のない家は軒のある家より雨漏りのリスクを抱えることにはなりますが、少しでもリスクを軽減する工夫をすれば心配はいりません。プロの専門業者に相談して、より良いリスク回避を提案してもらいましょう。
2021年7月8日
和風の外壁にするには?
和風の外壁とはどのようなイメージですか?
住宅自体の雰囲気はもちろん、和風の外壁にするためにはいくつかのポイントがあります。
和風の外壁にしたい方は是非チェックしてみてください。
和風住宅と洋風住宅との違い
伝統的な和風住宅は構造に特徴があり、木造で柱と梁が住宅全体を支えています。洋風住宅は床・天井・壁を面で支えるというツーバイフォー工法になります。
以前は昔ながらの茅葺きや瓦葺きの屋根が多く建っていましたが、近年の住宅ではあまり見かけなくなりました。
和風住宅は日本の気候に合わせた材質を使用したり、昔の人々の知恵や工夫が住宅の様々な部分に活かされています。
和風の外壁とは
和風の家の外壁には漆喰やモルタルが多く使用されています。
漆喰とは、石灰石と言われる岩石を原料とする壁材。
1400年以上もの歴史を持つ日本の伝統的な壁材で、城や蔵の外壁にも多く重宝されています。
板張り、砂壁などを取り入れた外観デザインもあります。
このように自然素材を使用するのが和風住宅の外壁の特徴であり、洋風住宅との違いです。
和風の外壁にするためのポイント
■木材を活かす
木材は和風のテイストを演出するためにかかせないものです。
例えば、軒天や破風板、面格子、玄関まわりなど様々な箇所に木材が使用されています。
外壁と木目の組み合わせは、より和風のイメージを印象付けます。
ポイント!
木材を屋外で使用する場合は、雨水や湿気などから守るためにも木材専用の保護材を使用し、耐久性を高める必要があります。
■伝統色を使用する
日本には伝統色と呼ばれるものがあります。
伝統色はくすんだ柔らかい色が多く、落ち着いた中にも上品さが感じられ、和風の外壁を彩るには重要な役割を担います。
和風建築と伝統色は相性が良く、和風の外壁におすすめです。
ポイント!
伝統色は彩度が低くいものが多く、馴染みが良いと言われています。
彩度が高くなれば、近隣の住宅から目立ちやすくなります。
街の景観を壊さないよう、色選びにも注意しましょう。
まとめ
和風の外壁にするためには、雰囲気を損なわない配色にすることが重要です。
木材が持つ温もり感や木目の美しさ、日本の伝統色をうまく活用し、趣のある和風の外壁を表現しましょう。
カテゴリ:外壁
2021年7月5日
屋根からの雨漏りの原因と修理方法
「屋根から雨漏りしているみたい…。どこか傷んでるのかなぁ?」「修理はどこに頼べばいいのだろう?」と一人で悩んでいませんか? 屋根からの雨漏りはそのまま放置していても自然に直ることはありません。どんどんひどくなるだけです。放置してしまうと屋根が傷む原因になります。
今回は、屋根からの雨漏りの原因とその対処方法について見ていきましょう。
屋根からの雨漏りの原因
屋根材の経年劣化
屋根は瓦などの屋根材によって雨水の浸入を防いでいます。
この屋根材が経年変化により劣化し、雨漏りが発生することがあります。劣化し、雨の侵入を止めることができなくなると、屋根の下地部分まで雨が入り、屋根裏を伝って雨漏りが起きてしまいます。
また、新築工事後20~30年程度経過した屋根は、風雨や紫外線の影響で屋根材がもろくなっています。その状態で台風や大雨によるダメージを受けると屋根が破損し、雨漏りすることもあります。
自然災害
台風による強風で屋根材が傷んだり、地震の揺れで屋根材が歪んだりしてしまうと、その隙間から雨が侵入してしまい、雨漏りが起こることがあります。
特に大きな地震の場合は、屋根材が固定されている部分に大きな力が伝わり、固定された箇所が緩んだり外れたりして屋根材がずれてしまい、雨漏りが起こりやすくなります。比較的割れやすい屋根材の瓦やスレートでは、台風によって発生した飛来物がぶつかると破損し、その部分から雨漏りを起こすこともあります。
屋根からの雨漏りが起きたらするべきこと
どこから雨漏りしているか目視で確認
雨漏りが発生したら、どこからどんな感じになっているのか目視で確認しましょう。スマホのカメラでなどで画像撮影をするとよいでしょう。後の業者との打合せの際に画像があるとスムーズに打合せが進むケースが多いです。
業者による雨漏り調査の目視確認は、屋根の上に登ったり屋根裏に入って雨漏り箇所を調査します。特に屋根裏の場合はシミやカビが発生していることが多いため、それらを考慮した上で雨もり箇所を探します。雨漏りの診断依頼では費用を請求される場合が多くその費用の目安は約1万円~3万円ほどかかります。
ビニールシートで応急処置をする
雨漏りの応急処置には、以下のような方法があります。
【屋外】
ビニールシートを屋根にかけて、周囲に石や土のうなど置いて飛来を防ぎましょう。
※あくまでも応急処置です。
【室内】
天井をビニールシートで覆ったり防水テープを貼ったりします。ビニールシートで覆った場合は水受けにバケツなどを用意しましょう。
※あくまでも応急処置であり、なるべく早く業者に修理してもらいましょう。このままの状態で台風や大雨が続けば、被害が拡大してしまいます。
雨漏りは、放置してはいけません。放置すると、被害が広がり悪化するだけです。また、放置した後の修理は大がかりな修繕工事になる可能性が高く、時間や費用が余計にかかります。雨漏りを発見した時点で修理を検討し、早めに業者に相談しましょう。
屋根からの雨漏りの修理方法
瓦や屋根材を部分的に交換
雨漏りの原因箇所となっている瓦やスレートの破損部分を交換します。
瓦やスレートの割れやズレによる雨漏りなら、該当部分を入れ替え・修理することで解決できます。割れが原因の場合は、割れにくい瓦に交換するのもおすすめです。
棟板金の浮きやズレの補修
ズレを戻して、しっかりと固定することにより浮きを沈めます。
強風などの影響を受け棟板金が浮いたりズレたりすることも、雨漏りの原因です。棟板金とは、スレート屋根の棟部分に使用される板金のことですが、問題なく見えても、細かなすき間から雨水が入って雨漏りの原因になっていることがあります。浮きやズレを戻して固定しコーキングやパテで細かな隙間を埋めて補修します。
屋根全体の葺き替え
部分補修よりも費用はかかります。広範囲に渡り破損が見られる場合や、屋根材自体の寿命の場合は屋根全体の葺き替えをおすすめします。
費用は高額にはなりますが、部分補修よりも先の何十年は安心して過ごすことができるでしょう。
まとめ
雨漏りは、放置しても自然に直ることはありません。雨が止み雨漏りが治まったと勘違いする方もいらっしゃいますが、再び雨が降ると前にもまして被害は大きくなります。早めに対処をすることで、最小限の被害で抑えることができ費用もそれほどかからず修繕することができます。雨漏りに気がついたときは、専門の業者に調査依頼をし、早い段階で修理をすることをおススメします。
カテゴリ:屋根
2021年7月1日
塗料が乾くまで注意すること!
屋根・外壁塗装の契約が終わると、いよいよ工事が始まります。美しく生まれ変わる我が家にワクワクしますよね。
しかし、工事が始まっても油断は禁物です!!
塗料が乾燥するまでに注意することがあります。塗装工事を成功させるために把握しておきましょう。
塗料が乾燥するまで
乾燥するまでやってはいけないこと
①屋外での作業を控える
塗装中は家を囲むように養生シートを覆っていますが、乾燥中の家の周りで外作業をするのは要注意です。
外壁に直接触れなければ特に問題は無いように思えますが、作業によっては土や草などが壁に付着してしまったり、洗剤を含んだ水分が飛散してしまう可能性があります。
外壁の塗膜が剥がれる原因になりかねません。完全に乾燥するまで屋外での作業を控えましょう。
②物を立てかけない
完全に塗装が乾燥する前に、傘や自転車など物を立てかけたりすると塗料の一部が剥がれたり、跡が残ってしまう可能性があります。
いつもの生活の癖で立てかけてしまうことの無いよう、意識して注意しましょう。
③むやみに触らない
乾燥しているかどうかを確認したいと、必要以上に外壁を触ることはおすすめできません。
乾いていなかった場合には、手や爪の跡がついてしまうこともあります。塗装業者に乾燥していることを確認してもらってから触るようにしましょう。
小さい子供がいるお宅は、子供が触ってしまう可能性もありますので注意が必要です。
乾燥時間は塗料の種類や季節でも変化する
塗料の乾燥には溶剤の揮発や水分の蒸発が必要となるため、気温や湿度、天候に大きく左右されます。
季節を選んで塗装しよう!
気温が高く、湿度が低ければ塗料は乾燥します。
梅雨の時期は雨のせいでジメジメと湿気が高い日が続くので、乾燥にかかる時間も長くなってしまいます。
短時間で塗料を乾燥させたい場合は、雨天が少なく気温が高い季節を選ぶと良いでしょう。春~秋にかけてが外壁塗装に最も適した時期と言えます。
まとめ
塗料の乾燥には、様々な条件が必要であることがお分かりいただけたかと思います。
乾燥までの期間にも注意を払うことが、塗装を成功させることに繋がります。
塗装工事が始まる前に施工業者との打ち合わせをしっかりと行い、注意事項等の確認を行いましょう。
2021年6月28日
外壁塗装『あと何回塗り替えますか?』
外壁リフォームと聞くと塗り替え(塗装工事)を想像する方も多いと思いますが、塗装工事以外にも外壁のリフォーム方法は存在します。
まずはご自宅の状況やご予算に応じて、どのリフォーム方法を選ぶべきかをしっかりと計画してみましょう。
外壁リフォームとは
劣化や傷み、色あせなどの変化が目立ちやすい外壁には、『外壁塗装』『重ね塗り』『張り替え』の3つのリフォーム方法があります。
まずは3つのリフォームとその特徴について見てみましょう。
◇塗り替え
もっとも費用が安く、手軽に行えるのが外壁塗装(塗り替え)です。
【作業工程】
①足場の仮設
②高圧洗浄による汚れを除去
③劣化している箇所の補修
④塗装工事(3回塗り)
◇重ね張り
サイディングやモルタルの上から新しいタイルやサイディングなどを張る工法
【作業工程】
①足場の仮設
②外壁の汚れを高圧洗浄で落とす
③劣化した箇所の補修をする
④既存の外壁材の上に、新しい外壁材を張る
◇張り替え
既存の外壁と下地を取り除き、住宅を骨組みだけの状態にし、新たにサイディングやモルタルなどを張り付けていく工法
【作業工程】
①足場仮設
②既存の外壁を剥がす
③劣化した躯体などを補修する
④新しい外壁材を張る
それぞれのメリット
工法が違えば、費用はもちろん工期も変わります。
それぞれのメリットを知ることで、どの工法が適しているのかを判断することができます。
費用面
塗り替え工事が最も費用が安く、逆に高いのが張り替えです。
張り替えは既存の外壁を剥がす工程があるため、工事期間も長くなります。
費用が高いと経済的な負担も大きいですが、その分耐用年数が長くトータルコストを抑えることができます。
デザイン性
塗り替えは単色塗りやツートンカラーなど好みの色に変えることができ、美観を取り戻すことができます。
張り替えと重ね張りは材質も変えることができるので、大きくイメージチェンジをしたい方におすすめです。
機能性
外壁材の張替えや重ね張りは、最新の機能性の高い外壁材に変えることができ、これまでの問題点を改善することが可能になります。
塗り替えは遮熱塗料などの機能性塗料を使用することで、機能性を向上することができます。
外壁リフォームを選ぶポイント
費用を抑えることだけに囚われず、今後の住生活をどのように送りたいかを重視し選択することをおすすめします。
例えば、数年後には手放す予定があるといった場合は、費用を抑えて塗り替えを選択することもひとつの方法です。
外壁自体が劣化しているような場合は、塗替えを繰り返すよりも思い切って重ね張りや張替えを選択することで、家の寿命を延ばすことができます。改修の規模や希望の耐久年数を把握しておくことも重要です。
まとめ
住まいの外観リフォームは、劣化して暗い印象を与えていた住宅を美しくすることはもちろん、居住性を高めたり、住宅の寿命を延ばし資産価値を高める事にも繋がります。
住まいの現況やこれからどのように住み続けたいかを考え、最適な方法を選択しましょう。
カテゴリ:外壁