- HOME
- >
- ブログ
ブログ
2021年4月12日
一番人気のシリコン塗料!その理由と特徴
皆さんのお家のポストにも、塗装会社からのチラシやDMが届いたことはありませんか?そのチラシをよく見ると、人気№1○○シリコン塗料、コスパ最高△△シリコン塗料などと記載されています。それだけ見ると、シリコン塗料はすごく優れていて価格も財布に優しいイメージです。
でもなぜ、人気№1なのでしょうか?
今回は、一番人気のシリコン塗料について、その理由と特徴をご紹介します。
一番人気のシリコン塗料って、どんな塗料?
シリコン塗料は、アクリル塗料やウレタン塗料が戸建住宅で使用率が高い傾向にあった中、その耐用性が評価され昨今ではアクリル塗料やウレタン塗料を抑えて人気№1になった塗料です。
シリコン系塗料は、塗料の主成分である合成樹脂にシリコンが一定程度含まれているものを指します。
塗料を選ぶ際には価格だけでなく耐久性も大事な要素ですので、シリコン系塗料はこの2つのバランスが良い塗料といえます。耐久性が高いため、耐用年数も8~12年と長めです。
グレードの低い塗料だと、5~8年程度のスパンで塗り替えが必要になってしまいます。つまり、シリコン系塗料はほかと比べてコストパフォーマンスが良いといえるでしょう。価格が安定していて性能も良いため、一般住宅でよく使用されており人気№1なのです。
シリコン塗料のメリット
一般住宅で最もよく使用されているシリコン塗料には、コストパフォーマンス以外には、どのようなメリットがあるのでしょうか?
耐候性に優れている
シリコン塗料は、塗装後にツヤがある仕上がりになります。光沢の保持率が高く、塗膜の光沢を長期間に渡って保つことが期待できます。
※光沢保持率とは・・・雨、紫外線、熱などの塗膜の劣化要因に対して、初期の光沢を100%とし、劣化後に何%の光沢を保持しているかの割合
コストパフォーマンスが良い
シリコン塗料は、費用(価格)に対する耐用年数のコストパフォーマンスに優れています。
【外壁面積が約100㎡の家の場合】
・ウレタン塗料は価格相場70万円~75万円で耐用年数5年~7年
・シリコン塗料は価格相場80万円~90万円で耐用年数7年~10年
シリコン塗料は価格の割に耐用年数が長いのです。
耐汚染性に優れている
塗膜が親水性を備えているものもあり、車の排気ガスなどの油汚れが一体化しないため、長期に渡って建物をきれいな状態で保持することができます。
建物の美観にこだわる方にとっては魅力的な性質といえます。
シリコン系塗料の主なメリットは上に挙げた通りですが、その他にも「カビが発生しにくい」「ひび割れしにくい」「紫外線に強く高温に耐えられる」などの効果があるものもあります。
シリコン系塗料を選ぶ際のポイント
シリコン系塗料にはいくつか種類があります。シリコンの含有量が1%しかない塗料を、シリコン系塗料として販売している場合もあるので、塗料が格安だった場合は、本当に質が良いものかどうか考え見極める必要があります。
また、シリコン系塗料は細かく分類するとさらに水性・油性、1液型・2液型と分けることができます。一口にシリコン系塗料といっても、耐久性や機能に差があるため、自宅の外壁に最も適したタイプを選ぶには専門知識がなければ判断が難しくなるでしょう。塗料は自分だけで選ぶのではなく信頼できる業者にアドバイスを求めることが、一番良いといえるでしょう。
選ぶ塗料によって耐久年数に差が出る
「シリコン塗料」と一口にいっても水性・油性と種類に分かれているため、どちらの種類を選ぶかによって耐用年数にも差が出てきます。
一般的な水性のシリコン塗料の耐用年数は10年程度、油性だと12〜15年程度とされています。
シリコン塗料を選ぶ際は、シリコン塗料は種類によって耐用年数に若干の差があることを認識しておきましょう。
シリコン塗料はこんな人におすすめ!
とにかくコストパフォーマンスの高い塗料が良い人
予算や耐久性に特にこだわりがなければ、コストパフォーマンスでシリコン塗料がおすすめです。
メンテナンスの回数を減らしたい人
シリコン塗料はホコリなどの汚れがつきにくいため、外壁をこまめに掃除する時間がない…という人にもおすすめできる塗料です。
まとめ
外壁塗装で一番人気の塗料、シリコン塗料についてご紹介しました。人気№1になるには、その特徴はもちろんのことコストパフォーマンスの高さが評価されているようですね。ただ、何の知識もないままシリコン塗料をススメられたからと契約を結んでしまうのは危険です。含有量が何%なのか、ススメられているシリコン塗料はどこのメーカーの商品なのか、しっかりと質問をしてまずは数社に見積り依頼をしましょう。
カテゴリ:外壁
2021年4月8日
タイル調サイディングの魅力
タイル調の外壁を見たことはありますか?
お洒落な雰囲気と高級感が目を惹きますよね。
今回は、タイル調のサイディングの魅力についてご紹介します。
そもそもサイディングとは?
サイディングという言葉をご存知でしょうか?
外壁に張る仕上げ用の板材のことを「サイディング」や「サイディングボード」といいます。多くの住宅に採用されており、全外壁材シェアの8割を占めています。
サイディングの種類
サイディング外壁には、金属系・窯業系・木質系・樹脂系の4つの種類があります。まずは、それぞれの特長を見てみましょう。
■窯業系サイディング…セメントと繊維質などの原料を形成したもの
特長:耐久性が高く、コストパフォーマンスが良いことから人気の材質。
■金属系サイディング…裏面には断熱材を使用し、金属板を成形したもの
特長:耐熱性に優れている。
重ね張りするリフォームでの使用も増えている。
■樹脂系サイディング…塩化ビニル樹脂が使用されたサイディング
特長:耐久性が高く、重量は窯業系サイディングの約1/10と非常に軽量。
■木質系サイディング…素材に無垢の木材を使用したサイディング
特長:耐震性が高い。木製の温もりを感じられる。
タイル調サイディングについて
窯業系サイディングの一種に、タイル調のサイディングがあります。『タイル調サイディング』という名の通りタイルを模したデザインが楽しめます。
タイル調サイディングは重厚感のある仕上がりになることで、高い人気を集めています。
タイル調サイディングのメリット・デメリット
メリット
・おしゃれで高級感を演出できる
・デザイン性が高い
・軽量で耐震性が高い
・タイルに比べ安価で施工ができる
・色や柄の種類が豊富
デメリット
▲メンテナンス頻度が多い
窯業系のサイディングは外壁材の中でもこまめなメンテナンスや塗装が必要です。一般的には10年を目安に塗装をおすすめします。
▲熱をためやすい
蓄熱性があるので、熱を持ちやすい外壁材です。
そのため、遮熱・断熱効果のある塗料を使用する場合も増えています。
まとめ
デザイン性が高く、高級感のあるタイル調サイディングは人気の外壁材です。
我が家をおしゃれにリフォームしたいという方は、タイル調サイディングにされてみてはいかがでしょうか?
外壁のことでお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。
カテゴリ:外壁
2021年4月5日
屋根塗装 素材別の塗装方法
皆さんは自宅の屋根の素材をご存知ですか?住宅を守る屋根には、いくつかの素材があり、その素材により塗装の方法は異なります。
今回は、屋根の素材別の塗装方法について、ご紹介します。
ご自宅の屋根素材の塗装についての参考にして下さい。
屋根の塗り替えはしないといけないのか?
屋根塗装は、なぜ行なうのでしょう。
その目的は主に2つあります。
1つは、建物を保護し長持ちさせるためです。
もう1つは、見た目の美しさ「美観」を整えるためです。
太陽の紫外線や雨風などの自然環境に常に晒されている建物は、時間とともに徐々に劣化していきます。
その中でも屋根は、太陽が出ている日中は、ほぼ100%紫外線を浴びており、劣化具合も進行が早いと言われています。
定期的なメンテナンス(塗り替え)を行なうことにより、大切な住いを長持ちさせるようにする必要があるのです。
なぜ屋根塗装をすることで家を守ることになるのか
なぜ、屋根塗装をすると家を守ることになるのでしょうか。
塗装をすることで形成される塗膜の存在が大きく関係してきます。
塗装により塗装した面に塗膜ができ、紫外線や雨水をブロックします。そうすることで外壁材や屋根材への外的要因を防ぎ、家の構造部をしっかりと守ることができるのです。
屋根材別の屋根塗装方法
屋根材の種類別の、屋根塗装方法を見ていきましょう。
スレート瓦
スレート瓦とは、粘土板岩を使用した薄い板状の屋根材です。
定期的な塗装を施さないと「耐熱性」「防水性」などを維持できなくなります。重度の劣化は「葺き替え」が必要となります。
「色あせ・色むら」や「カビやコケ」が発生している場合は、塗装をおこないましょう。
スレート瓦の屋根塗装の手順
①高圧洗浄で、苔や旧塗膜を洗い流す
②鉄部のサビを落とし、ひび割れ部分の補修
※ひび割れがひどい場合や欠損となっている場合は、取り換えの検討も必要
③鉄部に錆止めを塗る
④下塗り材(シーラー等)を塗る
※下地の吸いこみが激しい場合は、下塗り材は複数回塗る
⑤タスペーサーを取り付ける
※屋根材に負担をかけず縁切り作業を行う
⑥中塗り材・上塗り材を塗る
※細かい箇所は刷毛で、平面はローラーで塗る
モニエル瓦
モニエル瓦は別名セメント瓦といわれ、「着色スラリー」を塗膜として、さらにアクリル樹脂のクリアー塗料を塗布した屋根材(瓦)です。
変色やチョーキングなどの塗膜の退化がある場合は塗り替えのタイミングです。また、その他、塗膜の膨れや剥離などの症状がみられる場合は、早急に塗り替えの対応が必要です。
モニエル瓦の屋根塗装の手順
①高圧洗浄で、苔や旧塗膜を洗い流す
②下地調整および下地補修(クラック処理、破損瓦の交換)を行なう
※高圧洗浄で落としきれなかったスラリー層をケレン具で除去
③塗装しない部分に養生を施す
④下塗り材を塗る
※瓦にたっぷり含ませるように塗布
⑤上塗り材を塗る
※刷毛を使い塗りムラがでないように丁寧に塗布
トタン屋根
薄い鉄板の表面を亜鉛で覆った屋根材が、トタンです。重さが軽く地震に強いとされています。
塗膜の退化が原因で起こるチョーキングや変色は、放置しているとトタン自体の劣化につながる可能性が高くなります。早期の塗り替えを検討しましょう。
トタン屋根の塗装の手順
①ケレン(既存塗膜除去や目荒し作業)を行なう
※高圧洗浄のみでなく、必ずこの下地処理工程が必要
②塗装しない部分に養生を施す
③錆止め処理(下塗り工程に該当)を行なう
④上塗り材を塗る
まとめ
屋根材には主にスレート瓦・モニエル瓦・トタン屋根がありますが、それぞれに屋根塗装の工程は違います。ご自宅の屋根に白っぽく見えるチョーキング現象や、明らかな変色、コケやカビが見られた場合は、塗替えのサインかもしれません。まずは、専門の業者へ連絡し調査依頼をしましょう。大切なお家を守るためには屋根塗装は必要不可欠です。適切な時期に塗り替えメンテナンスを行うことにより長く安心できる住まいを維持することができます。塗り替えメンテナンスを心掛けましょう。
カテゴリ:屋根
2021年4月1日
外壁塗装 ~玄関ドアは塗装が必要なの?~
玄関ドアは家を出入りする際に必ず使用するため、ご家族はもちろんのことお客様や宅配業者の目にも留まります。
そのため、汚れや傷・色あせなどが生じた玄関ドアは、家の印象を悪くする可能性があります。
今回は、家の顔でもある玄関ドアをより良く保つためのポイントをご紹介します。
玄関ドアの種類を知ろう
玄関ドアは大きく分けて2種類です。
木製
木製の質感が温かみのある雰囲気を醸し出し、経年劣化による風合いの変化を楽しむことができます。
○メリット
・落ち着いた印象を与える
・断熱性が高い
・結露しにくい
✕デメリット
・塗装が剥がれやすい
・燃えやすい
・金属製に比べ費用が高い
金属製
金属製特有の冷たい質感は、無機質な印象を与えるため、シンプルを好む方にお勧めです。
○メリット
・スタイリッシュでデザイン性が高い
・メンテナンスしやすい
・耐久性に優れている
・木製に比べて安い
✕デメリット
・傷がつきやすい
・錆が発生する
どのような工事が適している?
💡こんな症状が出ていたら塗装工事がおすすめ
・色あせ
・艶や光沢の減少
・塗装の剥離
・長年の汚れ
※塗装が出来ない材質もあります。
💡こんな症状が出ていたら修理・交換工事がおすすめ
・大きな傷がある
・割れや破損箇所がある
・ドアノブが壊れている
塗装工事をする際のポイント
費用について
ドアの交換工事に比べ、塗装工事は費用も比較的安く済ませることができます。
木製の玄関ドアは、塗装によってきれいな玄関ドアに蘇ります。そして美観を取り戻し、表面を保護することで傷や汚れがつきにくくなります。
外壁塗装の際に行う
家は外壁塗装を行いキレイな外観に生まれ変わったけど、家の顔でもある玄関ドアがそのままだとなんだか残念です。
外壁塗装の際には、外壁に付帯している箇所で修理もしくは塗装が必要なところが無いか、施工業者に確認してもらいましょう。
まとめ
外壁塗装を行い家がキレイになると、玄関ドアの経年劣化が目立ってしまいます。
せっかくの外壁塗装で心残りのないよう、玄関ドアの劣化も一緒にリフォームすることをおすすめします。より一層新築のような美しさに仕上がります。
プラニング・Kでは、玄関ドアのリフォームも行っております。
是非、一度お問い合わせください。
カテゴリ:外壁
2021年3月29日
外壁塗装 今更聞けない疑問点の解消を!
気候も良くなり、心機一転で気持ちもなんだかウキウキする季節。そろそろ外壁の塗替えを考えないと…と思っている方もいるでしょう。しかし、外壁塗装と言っても何の知識もない私たちは、時間ばかりが過ぎ行き、結局のところ何のアクションも起こさずそのままの状態に陥りがちです。
今回は、外壁塗装に関する一般的に多く聞く疑問点について見ていきます。様々な疑問点をどう解消すれば良いのか、参考にして知識を得ましょう。
そもそも外壁塗装って何のためにやるの?
外壁塗装には「美観・保護・機能」という3つの目的があります。
美観:塗装するこにより色や艶を蘇らせ、キレイに住宅を見せる
保護:住宅の劣化原因となる紫外線や雨風を、塗膜でブロック(保護)する
機能:「防水・遮熱・低汚染・防カビ」などの高性能塗料により快適に住めるようにする
特に保護の役割は重要です。
塗装による保護がない状態では建物外部だけではなく、内部の劣化も進み、場合によっては補修に多大な費用がかかる可能性があります。
大切なお家を長く維持するためには、塗装によって保護することはとても大切なことなのです。
塗装費用はどれぐらいかかる?
外壁塗装の費用は、建物の大きさ(塗装面積)、建物の劣化状況、使用する塗料によって変わってきます。
塗料に使われる樹脂の違いによって耐久年数や価格に違いがでます。
最近よく使用される塗料はシリコン塗料です。耐久年数と費用のコストパフォーマンスが良いことから人気です。
装面積 (壁面積) | アクリル塗料 | ウレタン塗料 | シリコン塗料 | フッ素塗料 |
20坪 (80㎡) | 30~60万円 | 40~70万円 | 50~80万円 | 60~100万円 |
30坪 (120㎡) | 40~70万円 | 50~80万円 | 60~90万円 | 70~110万円 |
40坪 (160㎡) | 50~80万円 | 60~90万円 | 70~100万円 | 80~120万円 |
50坪 (200㎡) | 60~90万円 | 70~100万円 | 80~110万円 | 90~130万円 |
※屋根塗装代は含んでいません。
※価格は建物の劣化状況によって変わります。
※建物により窓やドアなど塗装しない面積が変わるため、正確な費用は塗装面積を計測する必要があります。
少しでも費用を抑えるにはどうすればいい?
塗装費用を安く抑えるためには、費用相場を知る必要があります。
相場より高ければ、交渉の余地があり。相場より安い場合は、どうして安いのか質問して不良工事を未然に防ぐ必要があります。
ポイント① 大手ハウスメーカーより地元の塗装会社
大手ハウスメーカーより、地元の塗装会社に頼んだほうが費用を抑えられる!
大手のハウスメーカーなどに頼むと、自社では塗装をせずに、協力会社に委託(外注)します。そのため、大手ハウスメーカーと協力会社(地元の塗装会社)は工事費用の原価にそれぞれの利益を乗せることとなり工事費用が高くなります。
ポイント② 数社に見積り依頼をする
1社の見積りだけでは、費用が妥当なのか判断ができない!
複数の業者の見積りを比較することにより、塗り替え費用が妥当なのか判断しましょう。
見積りを依頼する業者には、他社の見積りを取っている事を伝えましょう。そうすることにより、業者側も法外な見積書を提出することはなくなります。最終的には費用が下がることもあるので、1~2社は見積りを依頼しましょう。
ポイント③ コストパフォーマンスを考える
額面が安くとも、すぐに次の塗り替えとなれば高くつく!
額面の金額が安くても、グレードの低い塗料を使われていたら、すぐに次の塗り替えが必要になります。また、品質が低い施工によって不具合が出てしまえば、塗り直しのコストもかかります。
額面の安さよりもしっかりとした品質基準で施工を行う業者を選ぶことで、長期的に見れば結果的に安く済ませることができます。
外壁塗装をするタイミングは?
外壁が、どのような状態になれば塗り替えをするべきなのでしょうか?
外壁の塗り替えは新築の場合で約10年、1度塗り替えたことがある場合は7年から15年が目安です。しかし、建物が置かれている環境によって外壁の劣化速度が変わるため、実際の外壁の劣化状態を確認する必要があります。
・チョーキング現象
外壁の表面を手で触ると、白い粉が付く現象。
塗膜が劣化し、顔料が外に出てきているため起こる現象です。
この症状がでると塗り替えのサインです。
・ひび割れ
外壁にひび割れが発生している状況です。
特に、0.3ミリ以上(ハガキの厚さは0.22ミリ)のヒビ割れが発生している場合は、水の浸入が早いためヒビ割れ補修が必要です。
・塗膜の剥がれ
経年劣化により、塗料の耐久性が落ちたことにより起こる現象です。
建物を劣化から保護できない状態となっており、早期の補修と塗装が必要です。
主な塗り替えのサインをご紹介しましたが、その他にも壁と壁のつなぎ目や窓、扉の回りにあるシーリング材にヒビが入っている場合はシーリング材の打替えが必要となります。
上のような症状が出ている場合は、早急に専門業者に診断の依頼をしましょう。
まとめ
なぜ、外壁塗装が必要なのか?費用はどのくらいかかるのか?外壁塗装をするタイミングはいつなのか?と、なかなか人には聞けない疑問点についてご紹介しました。末永く住宅を維持していくためには、外壁塗装は必要なメンテナンスの一つです。そろそろ塗り替え時期かなぁと思ったら、まずは専門業者に診断を依頼しましょう。
カテゴリ:外壁
2021年3月25日
春に屋根・外壁塗装を行うメリット
春になると、外壁塗装の工事をしている場面をよく目にするということはありませんか?
現在、屋根・外壁塗装をご検討中の方にぜひ読んでいただきたい、春に塗装工事を行うメリットをご紹介します。
塗装工事に季節が関係する訳
塗装工事ができない季節は特になく、基本的には年間を通して工事は可能です。
しかし、季節によっては天候の影響で工事期間が長くなってしまうケースもあります。
では、塗装工事に適してない天候を見てみましょう。
それは塗料が乾燥するのに必要な条件です。
以下の3つの条件さえクリアできれば一年中工事は可能ということになります。
①気温が5℃以下の真冬日
②湿度が85%以上の日
③雨天などで悪天候の日
春の外壁塗装が人気の理由
実は、春は外壁塗装において最も人気の季節といわれています。では、なぜ春に外壁塗装をする方が多いのでしょうか?
春に塗装工事を行うメリット
予定通りに工事が進む
通常一戸建ての外壁塗装を行う場合は、10日~2週間ほど工事期間に要します。
春は四季の中でも特に気温や湿度が安定しているため、塗料が乾きやすくスムーズに工事が進みます。
そのため工事の遅れも少なくスケジュール通りに進むため、予定が組みやすいのが人気の理由です。
生活の不便さを軽減できる
塗装工事中は養生をするため、窓を開けられません。
そのため夏の塗装工事はエアコンが欠かせず、電気料金が高くなる可能性があります。
春は気温的にもエアコンを使用しなくても生活がしやすく、経済的にも負担が少なくすみます。
梅雨や夏の台風など悪天候が多い季節に比べ、春は工事の延長も少ないため、窓を開けられない窮屈感や洗濯問題など生活上の不便さも軽減できます。
春に塗装工事をする際の注意点
一年の中でも人気の春は、特に工事の依頼も多くなります。
塗装業者が繁盛期に入るため、希望の日程で工事をしたいという方は注意が必要です。
どうしてもこの期間に工事を終わらせたいという希望がある場合は、できるだけ早めに施工業者に依頼しましょう。
香川県はいつでも外壁塗装がしやすい環境!?
香川県は全国的に見ても、晴れの日が多い県だということはご存知でしょうか?
香川県の年間晴天日数は249.5日で、実は日本で一番晴れの日が多いのです。
従って、工事期間中に雨が降らず、気温も低くなりすぎなければ工事期間は伸びることなくスムーズに作業を行えます。そういった意味では、全国的に見ても比較的、外壁塗装がスムーズに行える県だと言えます。
まとめ
春に外壁塗装が人気の理由、お解りいただけましたでしょうか。
春は新年度の季節でもあります。気分を新たに新年度を迎えたいという方にもおすすめです。
いつ外壁塗装をするか悩んでいる方は、ぜひこの春に外壁塗装をしてみてはいかがでしょうか。
2021年3月22日
外壁のひび割れは雨漏りに繋がる?
皆さんのお家の外壁は、モルタルの外壁ですか?それともサイディングやタイルを張った外壁ですか?
いずれにしても外壁は経年により劣化や乾燥収縮が原因で「ひび」が入ることがあります。
今回は、外壁にできた「ひび」が雨漏りにつながる原因となるのかどうかを詳しく見ていきましょう。
外壁に起こるひび割れの種類
外壁にはどのようなひび割れが起こるのでしょうか?
主なひび割れの種類を見ていきましょう。
構造クラック
構造クラックとは、ひび割れの幅が広く長いクラックのことです。構造クラックは、建物の構造に欠陥が発生した場合や地盤沈下などで家が傾いている場合に発生するクラックです。
ヘアクラック
ヘアクラックとは、0.3mm未満の幅のひび割れのことを言います。ヘアクラックは、外壁材ではなく外壁の塗膜に発生する事が多いクラックで、主に塗膜の劣化や施工不良が原因で発生するクラックです。
縁切りクラック
縁切りクラックとは、外壁の塗装の境目に発生するひび割れのことです。塗膜の境目に一直線に発生するため、外壁塗装時に部分的に塗装し直したり一部分を塗装したことが原因で発生するのが特徴です。
補修が必要なひび割れ
外壁にクラックがあるからといってすぐに補修しなければならないわけではありません。一般的に0.3mm未満のクラックであれば初期段階とされているため、早急に補修しなくてもいいとされています。
しかし、0.3mm以上の場合には応急処置を検討しましょう。
また1mm以上のクラックの場合、放置することで雨水が浸透し外壁の内部を腐食させたり外壁自体の劣化が進み、最悪の場合建物の構造部分まで劣化させてしまう恐れがあります。
1mm以上のクラックはできるだけ早めの補修が必要です。
補修するべきかどうか判断が難しい場合は、専門業者に一度診断をしてもらいましょう。
外壁に起こるひび割れで雨漏りの危険があるものと原因
外壁に起こるひび割れにはいくつかの種類がありますが、雨漏りにつながるようなひび割れはどのようなものなのでしょう。
また、その原因とは何なのでしょうか?
クラックからの雨漏り
地震等により外壁に力が加わると、クラックができることがあります。
クラックの亀裂部分の幅が2mmよりも広い場合は、外壁部分だけでなく内部にまでクラックが入っている可能性があり、外壁のクラック部分から雨水が入ると、内部の壁にまで雨漏りの影響を受けてしまうことも考えられます。
外壁の劣化によるひび
モルタル外壁
モルタルの場合、特に経年による劣化や乾燥収縮が原因でひびが入ることが多くあります。
しかし、ひび割れたからといってそのどの部分からも雨漏りにつながるのではなく、亀裂部分の幅が約2mm以上の場合には、雨漏りの原因となることがあるので注意が必要です。
サイディングやタイル外壁
またサイディングやタイルなどもそのつなぎ目の劣化や素材自体の劣化でひびができ雨漏りにつながることがあります。
サイディングの耐久性は、窯業系のものは約7年~8年、木質系は約10年~、金属系は約10年~15年、樹脂系は約10年~15年といわれています。タイルの耐久性は、40年ほどといわれていますが、あくまでも目安ですので建物が建っている立地条件や製品の質によって異なります。
壁のひびの状態によって雨漏りを引き起こしますので、長雨や台風の後には壁のひびのある箇所から雨漏りがしていないかチェックすることをおすすめします。
まとめ
モルタル外壁でも、サイディング外壁やタイル外壁でも「ひび割れ」が起こることがわかりました。外壁に「ひび割れ」を確認したら、ひび割れが2㎜以下なのか、2㎜以上なのかを、まずは確認しましょう。2㎜以下の場合は、すぐに雨漏りにつながる心配はないものの応急処置が必要ですので、専門業者に診断を依頼しましょう。また、ひび割れが2㎜以上の場合は、雨漏りのリスクが高い状況ですので、梅雨の長雨がやってくる前に専門業者へ修繕依頼をしましょう。
カテゴリ:外壁
2021年3月18日
外壁塗装-グレーが人気の理由-
何色の家をよく目にしますか?
グレーの外壁が多いと感じた方も多いのではないでしょうか。
実はグレーは人気の色なんです!
色選びに迷っている方必見!グレーの外壁の魅力をご紹介します。
グレーの魅力について
Gray(グレー)=灰色、ねずみ色
グレーの外壁は長年にわたり人気の色です。
では早速、メリットとデメリットを見ていきましょう。
グレーの外壁のメリット&デメリット
◎メリット
メリット①:汚れが目立ちにくい
日常的に過酷な環境にさらされている外壁は汚れやすく、車道に面しているお宅では排気ガスによる汚れも影響します。
砂埃の薄茶色の汚れや、カビや苔の緑がかった茶色の汚れは中間色です。
グレーはこの中間色の汚れを目立ちにくくする特長があります。
メリット②:お洒落な雰囲気を演出できる
グレーは落ち着いた印象の中にも品があり、スタイリッシュでお洒落なイメージの外観に仕上がります。
そして、グレーの大きな特徴として濃淡によって表情を大きく変えることができます。
白を多く含んだライトグレーは柔らかくナチュラルな印象を、黒が強めのダークグレーは重厚感があり個性的な印象を与えます。
メリット③落ち着いた印象を与える
グレーは草木の緑色や空の青色など、自然界の色ともなじみが良く、周囲の住宅とも調和しやすい色です。
モダンで落ち着いた印象を与えるグレーは、好感が持たれやすいといわれています。
メリット④:長年飽きずに楽しめる
日本人に馴染みが深いグレーは好き嫌いがあまりなく、万人受けするので飽きが来ずに長年楽しめます。
×デメリット
デメリット①人気のカラーなので似通ってしまう
グレーの外壁は人気が高く、取り入れている家も多くあるので、どうしても似通ってしまう傾向にあります。
デメリット②無機質な色のため地味に見える
グレーはコンクリートや道路アスファルト、ビルなどの色に近いため、目立ちにくく地味で暗い印象を与えてしまうことがあります。
デメリット③個性を出しにくい
取り入れている家が多いこともあり、他の色に比べ個性を出しにくいといえます。
ただ、グレーは濃淡によって色の幅があるので、組み合わせによって様々なイメージを表現することも可能です。
グレーの外壁にする際の注意点
グレーと一言でいっても、様々なグレーが存在します。
色の明度(明るさ)や彩度(鮮やかさ)によっても、見え方は変わります。
実際に塗装工事が完了し「思っていた色と違った」、「地味に見えてしまう」など、イメージと違ったということが無いよう、塗料メーカーによるカラーシュミレーションを依頼することをおすすめします。
グレーと相性のいい色は?
グレーを使用したツートンカラー
◆グレー×ベージュ
グレー×ベージュ(ブラウン)の組み合わせは、ナチュラルで温かみのある印象を与えます。
◆ダークグレー×ライトグレー
濃淡の違う2色のグレーを使った組み合わせ。
統一感があり、スタイリッシュな印象を与えます。
◆グレー×ホワイト
グレーにホワイトの組み合わせは、コントラストがはっきりします。また、ホワイトが明るい爽やかな印象を与えます。
お洒落に見せるグレーの外壁
グレーは非常に自由度が高い色で、組み合わせる色によって印象をガラッと変えることができるのも魅力のひとつです。
個性を出したい方は、差し色として部分使いをする方法もあります。
窓のサッシを囲んだり、玄関やバルコニーなどの凹凸によって色分けをすることで立体感を与え、個性的でおしゃれな印象になります。
まとめ
このようにグレーは人気のカラーとして、多く使用されています。
外壁塗装を検討されている方は、ぜひグレーを使って素敵なお宅に仕上げてみてはいかがでしょうか。
施工事例はこちら↓
カテゴリ:外壁
2021年3月15日
ログハウスや別荘の屋根・外壁塗装
昨今、このご時世でなかなか思うように旅行に行けないことから、キャンプが流行していますよね。山を購入しキャンプを楽しむ人や、セカンドハウスとしてログハウスや別荘を購入する人も増えています。
大自然の穏やかな環境で過ごすことができるログハウスや、別荘での生活はとても魅力的です。
しかし、頻繁に訪れることのないセカンドハウスでもメンテナンスは必要です
今回はセカンドハウスを長く楽しむためのポイントをご紹介します。
ログハウスや別荘の特徴
ログハウスや別荘は基本的に生活の拠点ではなく、休日を利用して年に数回使用するための住居です。
毎日生活しているのと違い、人が出入りすることがないため室内の換気も行われず、空気の入替えができません。
そのうえ不在期間が長いため、建物の劣化に気が付かず長期間放置してしまいます。その結果、台風や大雪により建物が大きなダメージを受けてしまったというケースもあります。
ログハウスや別荘を長く保つには
ログハウスや別荘といえば、山や高原の中、湖畔や海の近くにあるイメージが強いですよね。このような立地は、建物にとって非常に過酷な環境と言えます。
人の住まない家は傷みが早いと言われるように、別荘などのセカンドハウスも同様です。そのため、一般の住宅よりも早い期間でメンテナンスを行う必要があります。
どのようなメンテナンスが必要??
①屋根の塗替えをしよう
ログハウスや別荘は寿命を延ばすため、適切なタイミングで屋根の塗装工事を行うことです。
<屋根の塗装工事を行うメリット>
・屋根の防水機能が雨漏りを防ぐ
・新しい塗膜の層が雨風や強い紫外線から守る
②外壁の塗装工事をしよう
ログハウスや別荘は通常の住宅とは違い、より自然の中にあることが多いです。
■山の中の別荘
山の中の建物は、樹木に囲まれ陽があまり当たらないことがあります。
木や植物が建物に密着しているような場合は特に要注意です。
草木によって湿気やすく、苔やカビが発生し建物の劣化の進行を速めてしまいます。
■海沿いの別荘
海沿いの建物は、海からの潮風によって起こる症状『塩害』に注意が必要です。
腐食やサビの原因となり、家の劣化を進行させてしまう場合があります。
※ポイント
塩害に強い塗料を使用しましょう。
フッ素塗料=塗料の主成分の樹脂がフッ素系の塗料で、耐久性に優れ、塗膜が硬く丈夫なため塩害にも強い。
<外壁の塗装工事をするメリット>
・防水機能が向上し、苔やカビの発生を防ぐ
・塗膜の層により外壁の表面が保護され、ホコリやゴミなどが付着しにくい
・色あせた外壁に艶感が増し、美観を取り戻す
③定期的なメンテナンス
◎掃除
山の中には落ち葉や木の枝、虫の死骸などが大量にあります。それらが風に吹かれ屋根や外壁に堆積します。
そこにダニや虫が発生し、建物が腐食する原因となります。建物の周囲の草刈りや掃除を必ず行いましょう。
◎室内の換気
日々の換気ができない別荘では、室内が高温多湿になります。室内に溜まった湿気は建物の劣化に繋がります。
部屋内に湿気取りなどを設置するなど、湿気がたまらないよう対処しましょう。
◎定期的に訪れること
自然災害はいつ起こるのかが予測できません。そのため年に数回は建物の現状を確認するため、定期的に訪れましょう。
雨漏りに気付かず数カ月放置した場合、内部までボロボロになり大規模な工事が必要になる可能性もあります。
まとめ
セカンドハウスは生活拠点である住まいよりもメンテナンスに注意が必要です。
別荘の寿命を延ばし美しい外観を維持するためにも、適切なタイミングで屋根や外壁の塗装工事、定期的なメンテナンスを行うことをお勧めします。
2021年3月11日
🔰初めての外壁塗装 塗料選びに知っておくと安心なポイント!
新築から10年も経過すると、新築時の艶があせて周囲の住宅もポツポツと外壁の塗替えリフォームを行うところがでてきます。「うちも、そろそろ塗り替えリフォームかんがえないとなぁ~」と思う気持ちはあるけれど、なかなか何から手を付ければいいのかわからいというのが正直なところでしょう。
今回は、初めて塗り替えリフォームを行う方へ塗料を選ぶ際に知っておくと安心なポイントをご紹介します。
外壁塗料の種類と特徴
外壁塗装で塗料の選択は最も重要といえます。塗料の耐久性や塗料の持つ性能、価格の違いなどを知っておくことは塗料選びの参考になります。ここでは、各塗料について紹介します。
アクリル塗料の特徴
アクリル塗料は、塗料の主成分がアクリル樹脂の塗料のことをいいます。
軽量で重ね塗りに適しており、光沢があり発色しやすい特徴があります。
調理家電や自動車の上塗り等でよく使用されています。
また、塗料の中では最も安価な塗料ですが、その耐用年数は3~8年ほどと短く塗り直しのメンテナンスが短い周期で必要になります。
アクリル塗料が向いているのは?
・とにかく施工費を安く抑えたい場合
・こまめに塗装メンテナンスをしたい場合
ウレタン塗料の特徴
ウレタン塗料は、主成分がウレタン樹脂の塗料です。柔らかい素材なので密着性に優れています。その密着性を活かし細かい箇所や曲面にも対応でき複雑な形状の外壁にも対応できます。
また、鉄・アルミ・コンクリート・モルタルの外壁等とも相性が良いのが特徴です。
硬度があり剥がれにくく、耐用年数は5~10年ほどです。
ウレタン塗料が向いているのは?
・できるだけ施工費を抑えたい場合
・剥がれが気になる箇所の補修をしたい場合
シリコン塗料の特徴
シリコン塗料は、主成分がシリコン樹脂でできている塗料です。
住宅の保存維持にかかるコストを大きく削減できて、コストパフォーマンス性の高い塗料です。
耐久性・耐水性・費用とのバランスが良く耐用年数は7年~15年ほどです。
透湿性に優れているため結露に強いといわれるのも人気の理由です。
シリコン塗料が向いているのは?
・塗り替えと同時に結露対策もしたい場合
・コストパフォーマンスが高い塗料を使いたい場合
フッ素塗料の特徴
フッ素塗料は、フッ素樹脂を使った塗料です。
耐熱性・耐寒性が高くあらゆる気候に対応できるのが特徴です。
耐用年数も12~20年ほどと非常に長いのも特徴です。
費用は高くなりますが、酸性雨や紫外線に強く汚れが付着しても雨で流れ落ちるため長期間メンテナンスの必要はありません。
主には陸橋や鉄塔、高層ビルなどの塗装に採用されています。
フッ素塗料が向いているのは?
・長く家族が住めるように家を長く維持したい場合
・頻繁にメンテナンスをしたくない(塗り替え頻度を減らしたい)場合
セラミック塗料の特徴
セラミック塗料とは、セラミックが配合された塗料です。
セラミック塗料には3つのタイプがあります。
・親水性が高いため外壁が汚れにくくなる低汚染性の機能がある
・陶磁器の材料を吹き付けることにより石材調のデザインを作ることができる
・セラミックビーズをプラスすることで熱を遮断し断熱や遮熱の効果を発揮する
耐用年数は約10~20年ほどですが、合成樹脂の成分により変化します。
セラミック塗料が向いているのは?
・夏場の外からの熱気を和らげたい場合
・お洒落な石材のような外観にしたい場合
・省エネ効果を狙い光熱費の削減を期待したい場合
塗料の構成と分類
前述では塗料の種類をご紹介しましたが、ここでは塗料の構成や分類について見ていきましょう。
塗料は主に4つの材料により構成されています。
①顔料
カラー(色)に使われる。
※クリヤー塗料には顔料は入っていない
②合成樹脂
塗料の耐久性を左右する。
フッ素・シリコン・アクリルなど
③希釈剤
顔料や合成樹脂を溶かして塗りやすくする。
「水」または「シンナー」などの薄め液
④添加剤
機能を付加する。
艶を加減する「艶消し剤」、密着性を上げる「湿潤剤」、防腐剤、乾燥剤など
希釈剤により水性塗料か油性塗料か分かれる
希釈剤の違いにより「水性塗料」か「油性塗料」かに分かれます。
水性塗料には水が、油性塗料にはシンナーなどの有機溶剤が使用されます。
油性塗料のが耐久性があると長年いわれていましたが、シンナーの強い臭いや、引火性、環境への影響を考え最近では環境に優しい水性塗料の商品が増えました。
艶あり、艶なしはどう作られる?
外壁塗装では艶の有無を選ぶことができます。その艶にも「艶消し」「3分艶」「5分艶」「7分艶」「艶あり」と5種類のパターンがあります。この艶はどのようにして作られるのでしょう?
販売されている製品の多くは「艶あり」塗料です。
「艶あり」以外のその他4種類の艶のパターンは、添加剤の『艶消し材』を混ぜることで光沢を抑えています。
※最初から艶消し塗料として製造されている水性塗料もあります。
まとめ
塗料には、たくさんの種類があり特徴も様々です。まずは、塗装リフォームにあたり、どこに重きを置き塗料選びをするのか考えましょう。費用を最優先にするのか、塗り替え頻度を減らすことを優先するのかで、選択する塗料は変わってきます。なかなか自身で決められないという方は、複数の業者に見積り依頼をしておススメ塗料の説明を聞いてみるのも良いでしょう。
塗装経験が豊富な業者と最適な塗料を選びをして、大切なお家を長く守っていきましょう。
カテゴリ:外壁