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2020年12月21日
変色するベランダの床、どうすれば綺麗に再生できる?
新築時には、ピカピカだったベランダの床も、雨風や日焼けにより時と共に汚れが目立ち退色してきます。そんな変色したベランダの床を再び綺麗にするには、どのような方法があるのでしょうか。
今回は、汚れたベランダの床を綺麗にする方法についてご紹介します。
ベランダの床は何故汚れるの?
いつの間にか変色してしまっているベランダの床。気づいた時には掃除をしても手遅れ状態ということも。
では、なぜベランダの床は汚れて変色してしまうのでしょか。
経年劣化による変色
新築時から年数が経過するにつれて、雨や紫外線の影響も多く受けることとなり、その影響でベランダの床が変色することが考えられます。
ベランダ床が防水塗装や、防水シート仕上げの場合は、その防水層の劣化による退色も考えられるため、専門業者に一度みてもらうことをおススメします。
外的要因による変色
ベランダの床の汚れは主に土ぼこりで汚れています。風により運ばれてきた土ぼこりがベランダ床に落ち堆積してしまうのです。また、鳥の糞や車の排気ガスなどで汚れてしまうこともあります。
これらの汚れを掃除せずに放っておくと、汚れ同士が絡まりあい簡単な水洗い程度では落としにくくなってしまいます。特に鳥の糞は酸性なためシミを作ってしまうこともあります。
ベランダの床の変色を綺麗にする方法
ベランダの汚れを綺麗にする方法は、「自分で掃除するセルフクリーニング」と「プロに依頼する」方法があります。
ベランダの床をセルフクリーニングする方法
ベランダの床の汚れに、すぐに気付いた場合はセルフクリーニングで十分に綺麗にすることが可能です。
水と柔らかいスポンジで軽く擦り汚れを落としてみましょう。
軽い汚れや変色であれば、洗剤を使用しなくても簡単に落とすことができるでしょう。
水だけで落ちない場合は、中性洗剤を薄めて軽く擦ってみましょう。
それでも落ちない場合は、防水シートや防水塗装に染み込んでいることが考えられますので、プロに依頼しましょう。
プロの業者に依頼して綺麗にする
セルフクリーニングで変色が落ちないときは、プロの業者に依頼します。
変色を元通りにする方法を見ていきましょう。
ベランダの床の変色は塗装で綺麗にする
ベランダの床が防水シートや防水塗装仕上げになっている場合は、防水塗料で重ね塗りをすることで変色を隠してしまうことができます。
防水塗装はFRP塗装とウレタン塗装が主流となり、どちらも厚い塗膜を作ることができます。
ベランダ床のシートごと替える方法
ベランダ床の表面を塗る塗装ではなく、塗装の下に敷かれたシートごと交換する方法です。変色だけでなく、防水シートの劣化が激しいときはシートごと替える方法を選択します。
シート工法では、既存のシートの上に新しいシートを重ねて貼ります。
シートを密着させる効果の高い下地材を全体に塗布します。
水勾配を考えながらの施工となりますが、ほとんどの場合バルコニーの入口側からシートを敷き込んでいきます。
シートとシートのつなぎ目は、しっかりと接着します。
シートの貼り替えにより、元の綺麗なベランダの床を取り戻すことができます。
まとめ
ベランダの床の変色は、日頃から汚れの掃除をこまめに行うことで、抑えることができます。ただ、新築から10年も経過するとベランダ床下の防水シートの劣化が原因となることもありますので、新築から10年前後で一度専門業者に調査依頼をすることをおススメします。
カテゴリ:外壁
2020年12月17日
チョーキングが及ぼす影響とは
ご自宅の外壁を触ったことはありますか?
普段生活している中で、なかなか外壁を触るということはないかと思います。
しかし、それこそが要注意です!
チョーキングって何?
外壁塗装の塗膜劣化により起こる症状で、外壁に触ると白い粉がつくことを『チョーキング』(白亜化現象)と言います。
この白い粉は雨や紫外線によって塗料に含まれる合成樹脂が分解され、顔料が粉状となり表面に現れたものです。
立地条件によって症状が違うので、紫外線の影響でチョーキングが起こりやすい南側の壁(日当たりの良い箇所)を触って確認します。
チョーキングを発見したら?
外壁の色あせが気になってきたり、触ってみたら白い粉のようなものが手についたなどといった症状が出ていたらリフォームの時期と言えます。
外壁だけでなく、外壁に付帯する雨どいやベランダ部分にも経年劣化が生じている可能性があります。専門業者に見てもらうことで、外壁の細かなひび割れや建物の防水性を保持するために継ぎ目に充填しているシーリング材の亀裂や剥離が見つかる場合もあります。
チョーキング現象は、プロでなくてもわかる「外壁が防水機能を失ってきている」という外壁塗り替えのサインです。そのような症状が出ていたら、早急な対応が必要になります。
チョーキングが発生しやすい場所とは
チョーキング現象は、特に紫外線の影響を受けやすい場所で発生します。
・日当たりが良い南側の外壁
・日陰ができないバルコニーの壁
・西日が差す壁
起こりうる影響と対処法
チョーキングが発生すると塗膜の防水機能が低下している証拠です。
そのまま放置していると建物全体に影響を及ぼす可能性があります。
防水の低下によって雨などの水分を吸収しカビや苔などが発生したり、チョーキング現象が悪化しひび割れが生じ、そのひび割れから雨漏りが発生することも考えられます。
■耐久性に優れた塗料を使用する
外壁や屋根は外的環境にさらされているため、経年劣化を避けることはできません。
そのため、いかに劣化を起こりにくくするかということが重要になってきます。
フッ素塗料のように防水性が高く耐久性に優れている塗料を使用した場合、耐用年数も長くなります。
■専門業者による丁寧な施工
外壁の塗替えには様々な工程があります。劣化が進んだ塗膜は剥がれの原因になるため、まずは高圧洗浄を行い、チョーキングで発生した粉や長年で付着した汚れをしっかりと落とすことで新しい塗膜の密着度が違ってきます。
費用を抑えたいからと自分でDIYすることはおすすめできません。まずは専門業者に現状を見てもらいましょう。
まとめ
チョーキング現象は誰でも簡単にチェックできます。
大切な家の寿命を長くするためにも日ごろから意識的にセルフチェックを行い、チョーキングに気付いたら専門業者へ相談しましょう!
プラニング・Kでは無料診断を行っております。ご自宅の壁を触って白い粉が付いたら、お気軽にご相談ください。
カテゴリ:外壁
2020年12月14日
ご自宅の防水は大丈夫?
ベランダやバルコニー、屋上の防水対策は大丈夫ですか?
雨漏りとは屋根からするものだと思われていますが、ベランダやバルコニー、屋上などから家の内部に雨が侵入することも多くあります。
では、どのような防水対策を行えばよいでしょう。今回は塗膜防水工事についてご紹介します。
防水工事とは?
施工直後であれば高い防水機能を維持しているため、建物の内部に雨水が侵入することはありません。
しかし、常に強い直射日光や雨風にさらされている状態のベランダや屋上の防水層はダメージを受けています。防水層の劣化は防水機能を失い建物の内部へ雨水が侵入しやすくなります。
こんな症状が出ていたら要注意!
■色あせ
色あせは塗膜の防水機能が低下している現れです。
■膨れ・剥がれ
剥がれや膨れを見つけたら、トップコートや防水層だけでなく下地まで影響を及ぼしている可能性があります。下地が劣化している場合は、その分工事費用も高くなります。
■水たまりができる
ベランダに水が溜まる原因は、ドレン(排水口)にゴミが詰まっている・防水機能が低下している。その他、雨水が自然に流れるよう勾配処理がされていなかったなどが考えられます。
■藻の発生
ベランダやバルコニーの床に藻が発生していませんか?
コンクリートの隙間から植物が芽を出しているということもあります。放置していると範囲を拡大していく恐れがあります
■雨漏り
雨漏りは緊急性の高い症状です。
室内に雨水が侵入してきている状態が長く続けば、家を支えている柱などの木材が腐敗したりしまいます。
プラニング・Kで施工した防水工事の実例
【施工前】
①下地処理
電動サンダーで既存の劣化した塗膜を削り、表面を滑らかにします。
②プライマー塗布
プライマーは防水層とトップコートの吸着力を促進させる接着材の役割を果たします。
③マット貼り及び樹脂剤塗
ポリエステル樹脂の上にガラス繊維で出来たマットを敷き再度、樹脂を塗布し固めます。
④トップコート塗布
最後にトップコートを塗り、工事完了です。
【施工後】
まとめ
このように、ベランダやバルコニーの防水機能が低下した症状は様々です。
早期発見&早期対処によって費用も最低限に抑える事が出来ます。 住まいの安全性を維持するためにも、日頃から意識してチェックすることをおすすめします。
そして劣化の症状に気が付いたら、専門業者に点検を依頼しましょう。
2020年12月10日
屋根塗装~塗替え時期について~
外壁塗装は色あせやひび割れなど、様々な症状が目で見てわかるため『そろそろ塗替えの時期かな』と思うことがありますよね。
しかし、屋根は目の届かない場所であり、どうしても劣化を見落としがちになってしまいます。
では、屋根の塗替えに適した時期はいつでしょうか。
屋根塗装が必要な理由
屋根塗装の目的
屋根塗装はどうして行うのでしょうか。
屋根は家を守る大切な場所です。
①美観
塗装することによって、色あせた素材に鮮やかな色や光沢を再生することができます。
新築のような美しい美観を取り戻した家は、清潔感のある明るい印象を与えます。
②保護
屋根は紫外線や雨風の影響を強く受け、経年劣化します。
塗装をすることで外的環境から保護する事ができ、屋根と家を長持ちさせる事ができます。
③機能性の向上
素材に合った機能性の高い塗料を塗ることで、表面に機能を付与して価値を高めることができます。
屋根塗装に使用する塗料について
塗料にはそれぞれの特徴があります。
まずは塗料の長所と短所を把握し、どのような点を重視したいのかを考え使用する塗料を選びましょう!
シリコン塗料
機能性に対し、価格がお手頃なのが魅力で一番主流な塗料。
耐用年数は約7~10年。
◎耐水性や耐候性が高く、汚れが付きにくい。耐久性が高いため長期的なトータルコストを抑えられる。
×水性や油性などの種類が様々なので、性能の違いを判断しづらい。
フッ素塗料
耐用年数が長く、約15~20年と耐久性に優れている。
◎防水性に優れているため汚れにくい。光沢感があり美しい仕上がりになる。
×高品質のためか価格が高い。塗膜が硬い分ひび割れが生じやすい。
遮熱塗料
太陽熱など外部からの熱を反射させることで、建物が受ける熱の影響を軽減させる効果を持つ塗料。
屋根に遮熱塗料を塗ると、熱エネルギーの吸収が軽減されるため、屋根材の温度上昇を抑えることができ、室内の上昇温度を下げる効果があります。耐用年数は10~15年程度。
◎遮熱効果によって室内温度が抑えられるため、夏も快適に過ごすことができ光熱費削減になる。耐用年数が長い。
×価格が高い。塗膜の表面に汚れが付着してくると、太陽光を反射しにくくなり遮熱効果が低下する。
【キクスイSPパワーサーモSi】
・近赤外線領域の波長を特殊遮熱無機顔料やチタン系黒色遮熱顔料を用いて効率よく反射。
・チタン系黒色遮熱顔料は、高耐候性を有している為、長期に亘り安定した発色性を維持。
まとめ
塗り替え時期は、塗料の成分や耐久年数、適用箇所により違いが出ます。
塗料の耐久年数を目安に、塗替えを検討することも必要です。
そして、日頃から大切な住まいをセルフチェックし、塗り時替え時期を見逃さないようにしましょう。
カテゴリ:屋根
2020年12月7日
外壁塗装 今の外壁デザイン,模様をそのまま活かす塗装をするには?
外壁塗装をする一番の目的は、外壁を劣化させないように保護することですが、美観を向上させることも、その目的の一つです。
新築時は綺麗な模様が映えていましたが、塗装の劣化が始まると艶が失われ綺麗な模様も色褪せてしまいます。
今回は、新築時のデザイン,模様を蘇らせる塗装についてご紹介します。
デザイン,模様を造り出すサイディングボード
近年では、工場で製造したパネルを家の周りに張り合わせるサイディングボードによる外壁が主流となっています。
サイデイングボードの模様は様々
サイディングボードのデザインは様々で、レンガ調や石材調、ストライプ柄などたくさんの模様の中から好きなものを選べるメリットがあります。
ストライプ柄 レンガ調 石材調
サイディングボードの模様を活かすクリヤー塗装
新築時に、どのサイディングボードを選んだとしても、サイディングボードは紫外線や雨の影響により徐々に色褪せてきます。
そのため、定期的に塗装メンテナンスが必要です。
今の外壁のデザイン,模様をそのまま生かしたい場合(模様が多いサイディングボードの場合)に、無色透明のクリヤー塗装を選択することでサイディングボードの模様を潰すことなく塗装を行うことができます。
クリヤー塗料とは?
クリヤー塗料は主成分の樹脂のグレードにより耐久性に違いが生じ、樹脂のグレードが高いほど、その耐久性は高くなります。
アクリル樹脂塗料が最も性能が低く、フッ素樹脂のクリヤー塗料が性能が高く価格も高額になります。
どのクリヤー塗料を選択すかは、次の塗り替えまでの期間の設定を明確にすることで、選択しやすくなるでしょう。
無色のクリヤー塗料は、サイディングボードの模様を潰すことなく外壁の塗装をすることができますが、色褪せが酷い部分は色褪せたまま表面に透けて見えてしまう難点もあります。
この場合は、色褪せが酷い部分のサイディングボードのパネル自体を交換することで、元の綺麗な状態にすることができます。
高い耐久性と、お気に入りの模様を維持するためには
外壁のデザイン、模様を残して維持したいけれど、劣化した部分まで残ってしまう状況を作らないためには、外壁が劣化して色褪せてしまう前にクリヤー塗料で塗り替えておくことが大切です。
外壁の模様が綺麗であっても、すぐに剥がれたり、ひび割れなどが生じてしまうと、綺麗な模様も台無しです。きちんと耐久性を備えた塗装を行うことが重要になってきます。
安心して施工を任せられる業者を見つけるためには、検討している業者が施工してきた物件の写真や実績をチェックすることがポイントです。最近では、自社のホームページを持つ会社も多くあります。気になる会社のホームページを見てみると、その会社の軌跡はもちろん、施工写真、施工実績の情報はすぐに確認できるでしょう。
施工業者が決まり工事が始まったら気を付けて見ておくこと
外壁の綺麗な模様を活かす塗装には、下地処理が最大のポイントとなります。
工事前の外壁は、紫外線や雨風によるダメージが蓄積された状態ですが、丁寧な下地処理をすれば模様を保つことができます。
剥がれ、ひび割れ、色褪せといった様々な劣化が生じている場合、このような劣化を残したまま塗装をしても塗膜が密着できずに施工不良を起こしてしまいます。
塗装により塗膜をしっかり密着させるためには、下地処理という劣化を補修する工程が必要となります。
下地処理に時間を掛けて、丁寧に作業をしてくれているか、しっかりと見ておきましょう。
※主な下地処理とは、鉄部のサビを落とす「ケレン作業」や、ひび割れを補修する「クラック処理」などがあります。
まとめ
外壁のデザイン、模様を綺麗な状態で維持するためには、劣化のサインを見逃さないことが重要です。日頃から、家の周りをぐるりと回ってみて、劣化症状かな?と思う部分が見つかった場合は早めに専門業者へ相談しましょう。
プラニング・Kでは、塗装に関する相談を受付しています。お電話、ホームページよりお気軽にご相談下さい。
カテゴリ:外壁
2020年12月3日
外壁塗装の目地の重要性
外壁の外壁材と外壁材の間には目地があります。その目地にはコーキングが打たれていますが、コーキングが劣化してしまうと目地の隙間から雨水や湿気が外壁内部へと侵入してしまいます。
建物(家)の耐久性を保つためには、このコーキングの役割は非常に大きく、メンテナンスは欠かさないことが大切です。
今回は、外壁の目地の重要性についてご紹介します。
目地の役割
外壁材の中でも特に人気のある、「窯業系サイディングボード」や「ALCパネル」は、外壁に張り付けていく方法で施工します。
貼りつけられたパネル同士の間に「目地」と呼ばれる隙間ができるのです。
一般的な窯業系サイディングやALCパネルには、衝撃や歪みに当たると割れたり欠けたりする性質があります。
この性質により外壁が破損してしまわないように、パネル同士の間に適度に隙間を作り貼りつけていくのです。
その隙間「目地」をそのままの状態にしておくと、雨水や湿気は外壁内部へ簡単に侵入し建物を劣化させることになります。そのような事態にならないためにパネル同士の隙間にコーキング材を注入して目地を塞ぐのです。
ゴム性のコーキング材
目地を塞ぐコーキング材は、湿度の変化による膨張や収縮、振動などの影響を受けます。
このダメージを吸収し外壁を良い状態に保つために、ゴムのような弾力があり柔軟な樹脂性のコーキング材を充填する必要があるのです。
コーキング材は隙間を埋めるだけではなく、外壁パネルに掛かる負荷を吸収する役割を担っています。
経年劣化によりひび割れたり剥がれたりすると、その保護力は失っているサインです。メンテナンスを急ぎましょう。
目地の劣化
建物は常に外気の温度差や湿度の変動による膨張と収縮の影響を受けています。
特にモルタル仕上げの建物では、蓄積されたダメージが徐々にクラックなどになり表面に出始めます。
サイディングやALCパネルの目地のコーキング材も年月が経つにつれて、ひび割れたり剥がれたりしてきます。
コーキング材には紫外線による結合力の低下や、高温による膨張などの負荷がかかります。負荷がかかると、コーキング材は目地に隙間ができるほど縮みきって元には戻らなくなります。
主な劣化症状
硬質化して痩せてしまったコーキング材 紫外線・水分・熱が原因の「表面劣化」 収縮や振動が原因の「亀裂・破断」
コーキングの耐用年数
昔に比べるとコーキング材の耐久性は高まっていますが、完全に劣化を止めることはできません。
寒暖差が激しかったり、長時間日光に当たり続けていると5~7年程度で交換が必要になる場合もあります。
コーキング材は外壁材の強度を保ち、外壁内部への水分の侵入を防ぐ役割を持っています。
目立たない小さな部分ですがコーキング材の果たす役割は大きく、とても重要です。
コーキングの補修方法
コーキング工事には、既存のコーキングの上から新しいコーキングを被せる「増し打ち」と、既存のコーキングを完全に除去し新たにコーキングを充填する「打替え」があります。
「増し打ち」は価格も安く時間もかかりませんが、十分な耐用年数は期待できません。ほとんどの場合、「打替え」を行います。
コーキング打替えの様子
古いコーキング材を引き剥がしながら取り除きます。 マスキングテープを貼り養生し、プライマーを塗布。 新しくコーキングを充填。
まとめ
外壁全体からみれば、コーキング材の施工部分はわずかです。ほとんど注目されることのない箇所ですが、外壁を含め建物全体を雨水や振動から守る重要な役割を担っています。
外壁塗装、屋根塗装を検討の際には、目地のコーキング材の打替えを是非検討しましょう。一見、簡単そうに見えるコーキング工事ですが高い技術を要する工事ですので、経験豊富で実績がある専門業者に依頼しましょう。
カテゴリ:外壁
2020年11月30日
見積書の疑問を解決!
インターネット上に情報があふれる昨今。外壁の色褪せが気になっているが、塗替えの時期なのかわからない。塗装業者を探そうと検索してみたけれど、情報が多すぎて不安を感じたり、混乱している方もいるのではないでしょうか?
では実際に見積もりを依頼した際の流れや、見積書を受け取ってからどうすればよいのでしょうか。
Q.外壁塗装の見積りはいつ依頼すればいいの?
雨漏りや目に見える劣化の場合は早急な依頼が必要になりますが、いつどのタイミングで塗替えが必要なのか。
見積りを依頼したらよいかを知ることで、資金計画を立てることができます。
Q.外壁塗装のタイミングは?
外壁の劣化のサインが見つかったらそれが一番のタイミングですが、普段から意識していないと見落としてしまいます。
外壁塗装の耐用年数は使用している塗料によっても異なりますが、平均的に7~10年と言われています。外壁の防水効果は経年により劣化するため、新築時や前回の塗替えから10年程度を目安に専門業者に見てもらうことをおすすめします。
☎まずは外壁塗装業者へ問い合わせてみましょう。
インターネットでも気軽にリフォーム会社を探せるような便利な時代ですが、重要なのが施工業者が事前に行う現場調査です。
まずはお客様からの問い合わせをもとにご自宅へお伺いし、現状をみさせていただく必要があります。
詳細な見積もりをお客様に提出するための大切な工程です。
Q.現場調査にかかる時間はどのくらい?
住宅の面積や状態を確認し、お客様のご要望などのヒアリングも行います。住宅の規模によっても変わりますが、通常の現場調査は1時間程度で終了します。
尚、平面図や立面図があればより正確に積算ができるので、ご準備できる方はおすすめします。
Q.見積書提出までどのくらい時間がかかる?
見積書をお客様にお渡しできるまでにかかる時間(日数)は現地調査を行って以降、基本的には3日程度になります。
現地調査で測定した面積や状況とお客様のご要望などを踏まえ作成します。春や秋は気温や湿度が安定しているため工事の依頼も多く、1週間~2週間程要する場合もあります。お客様がベストシーズンの工事を希望される場合は、早めに見積もりを依頼されることをおすすめします。
Q.見積書に有効期限があるのはなぜ?
施工業者は現場調査をした時の建物の状態で見積書を作成し、通常は有効期限が表記されています。
外壁は日々、紫外線や雨風にさらされているため、状態も変化します。仮に有効期限を設定せず何ヵ月も経過した場合、建物の劣化が進行していることも考えられます。
その場合は、改めて見積書を提出しなければいけなくなり、お客様にとっても費用と時間がかかり負担になります。そのため、有効期限は不可欠と言えます。
見積書を受け取ってからの流れ
大切な家に係る大きな買い物なので慎重に検討し、心配なことや不明な点がある場合は施工業者にしっかりと相談しましょう。
契約後、工事の日程が決定したら施工業者が近隣のお宅への挨拶も行いますので、工期完了まで安心してお任せできます。
まとめ
見積書は外壁塗装をする際の第一歩です。
プラニング・Kでは、無料で外壁診断とお見積りをしております。
ご自宅の塗替えを検討されている方は、まずはお気軽にご相談ください。
カテゴリ:外壁
2020年11月27日
外壁塗装~3回塗りが必要な理由~
『外壁塗装はペンキを塗るだけ』と思っている方もいるかと思いますが、実は様々な工程があり、基本的には塗料を3回塗ります。
では、なぜ3回塗る必要があるのか。その理由についてご説明します。
3回塗りとは
3回塗りの役割
外壁塗装は塗料を3回塗り【下塗り→中塗り→上塗り】が基本です。
それぞれの工程には役割があります。
■1回目(下塗り)
3回塗る既存の塗膜や下地の状況、次に塗る塗料の色を考慮し、下塗りを行う。
2回目の中塗りと3回目の上塗りは同じ塗料を使用しますが、1回目に塗る下塗りは下塗り専用の塗料を塗る。色は白や透明のものが主流。
■2回目(中塗り)
防水機能を長く保持するため、塗膜の厚みを確認しながら行う。
■3回目(上塗り)
中塗りの際の塗りムラや塗り残しを防ぎ、3回塗りによって耐久性の高い塗膜にしあげる。
3回塗りの目的とは
・塗料の密着性を高める
・重ねて塗ることで発色をよくする
・滑らかで美しい外壁をつくる
・塗膜に適正な厚みを持たせる
3回塗りの際の注意点
塗料は塗るごとに必ず乾燥させる
塗装の工程ごとに乾燥させておくことが重要です。
完全に乾いていない状態で次の塗料を塗ると、剥がれの原因になってしまう恐れがあります。
乾燥時間は天候はもちろん、住宅の環境によっても変わります。陽当たりの良い壁と陽があたりにくい壁では、乾燥にかかる時間に誤差が生じます。
塗料を塗る度にしっかりと乾燥させて、一層ずつ保護膜を作ってから塗料を重ねることで、お家をしっかり守れる塗装となります。
まとめ
外壁塗装において、『3回塗り』は欠かせない工程ということがご理解いただけたかと思います。
時間をかけて塗装をすることが大切な家を守ることに繋がります。
お家の状態をしっかりと調査し、塗装をしてくれる優良業者さんに工事をお願いしましょう。
カテゴリ:外壁
2020年11月26日
屋根・外壁塗装の疑問Q&A
屋根や外壁塗装の工事を検討している中、疑問や不安ごとを感じている方も多いと思います。では実際にどのような疑問・質問が多いかご紹介します。
気になることを解決しよう!
外壁リフォームは天候によっても左右しますが、工事期間が約2週間と長くかかります。そのため、気になりながら工事完了を待つのは精神的な苦痛を感じてしまいます。
工事が始まってからでも、気になることがあれば必ず確認しましょう。
◆塗装に関する疑問
Ⓠ外壁塗装はDIYでもできるか?
A:費用を抑えるために自分で塗装したいという方もいます。ですが、基本的にはおすすめできません。
外壁塗装の場合は高所作業になるので、足場の設置が必要になります。
万が一、作業中に落下したら大怪我をしてしまう危険性も伴います。作業中の失敗やリスクを考えると、熟練された職人に依頼することをおすすめします。
Ⓠ塗替えに適している時期はあるの?
A:外壁塗装ができない季節や時期は特にありません。気温5℃より高く、湿度85%より低ければ一年中いつでも塗装工事は可能です。ただ、気温が5℃以下の真冬日と雨の日は塗装工事を行えません。
雨天が続くと塗料の乾燥に時間がかかり、工期が予定通り進まないことも考えられます。工事期間も含め、施工業者としっかり相談しましょう。
◆生活に関する疑問
Ⓠ洗濯物は干せますか?
A:工事期間は家全体を養生ネットで覆います。作業中は塗料を使用するため匂いや飛散で洗濯物を汚してしまう可能性も考えられます。そのため室内干しをお願いしております。
Ⓠ塗装中に車は汚れたりしないの?
A:作業中は車にシートカバーを被せ塗料の飛散を防ぎます。塗装部分に付帯している部位も塗料がつかないように養生シートでカバーします。
Ⓠ作業中は家にいないといけないの?
A:屋根や外壁塗装の場合は、屋外の作業のため基本的にはお留守でも作業に差し支えはありません。
工事の初日や最終日は施主様の立会いが必要になることもありますので、事前に施工業者に確認しましょう。留守にする場合は、玄関はもちろん窓の施錠もお願いします。
Ⓠ作業中に家の中に入ることはあるの?
A:工事内容によりますが、屋根・外壁塗装に関しては基本的に家の中に入って作業を行うということはありません。トイレ休憩の際も近くの公衆トイレやコンビニのトイレを使用しています。
Ⓠ工事費用の支払いは先払いですか?
A:一般的には工事完了後のお支払いになります。
ただし、大規模な工事で高額な場合は着手金として一部先にお支払いいただく場合もあります。契約時に必ず確認しましょう。
まとめ
屋根や外壁リフォームは家の一生において、数回行う程度です。1回の費用も高額なため、疑問や不安を感じることは当然です。
疑問に感じていることは事前に施工業者に確認を行い、新しく生まれ変わる我が家を気持ちよく迎い入れましょう!
2020年11月25日
屋根の材質と劣化について
みなさんはご自宅の屋根を見ることってありますか??普段から目に入る位置ではないため、多くの方がご自身では劣化に気が付きません。
しかし、気が付かなかったからと言って放っておいてはいけません。屋根は日々強い紫外線を浴び、雨風にさらされています。劣化は日々進行しているのです。
では、見えない場所で実際にはどのような症状が起こっているのか見てみましょう。
まずは屋根の材質について知りましょう!
屋根の材質は主に4種類です。
ご自宅の屋根はどの材質を使用しているのか確認しましょう。
スレート系
セメントを混合した厚さ5㎜程の薄い板状の素材。軽量であることが大きな特徴です。
「カラーベスト」や「コロニアル」と呼ばれていて、色やデザインが豊富なため近年では使用されることが多い人気の材質です。
粘土系瓦
粘土を焼いた屋根材で瓦屋根の中で最も代表的とされています。屋根材に厚みがあるため遮音性や断熱性が高くなります。高品質で価格は高めですが、耐久性に優れておりメンテナンスコストを抑えることができます。
セメント系
セメントと砂を水で混ぜ、型に入れて形成したもの。塗装することでカラーバリエーションが豊富になり、和風・洋風どちらの住宅にも使用できます。
金属系
軽く耐久性に優れ、地震などによる家屋崩壊の危険性が少ない。
加工しやすい材質で継ぎ目が少ない施工のため雨漏りが起こりにくい。
そもそも劣化するとどうなるの?
材質ごとに起こりやすい症状は違います。メンテナンス時期を知らせる劣化を見逃さないようにしましょう。
■スレート系
苔やカビ…塗膜の劣化により防水機能が低下することで、水分を吸収し苔やカビが生える。
色あせ…色あせが悪化するとひび割れや破損が生じ、雨漏りが起こる場合がある。
■粘土系瓦
ズレやひび割れ…瓦を固定している漆喰が崩れ、瓦のズレが生じる。台風や大雨によって落下しないよう早急な対処が必要。
苔の発生…苔が雨水などの水分を吸収するため、放置していると苔の範囲が広がり湿気を保った状態になる。
■セメント系
色あせ…強い紫外線や雨風により、塗装の色褪せが生じる。
定期的な塗替えが必要。
ひび割れや欠け…塗膜の劣化により、セメントがもろくなりひび割れや欠けが生じる。
■金属系(銅板)
サビや剥がれ…サビは表面に発生することが多いが、湿気が多い裏側にも生じることがある。サビを放置すると穴が開き、雨漏りの原因となる。
浮き…板金を止めているボルト(釘)のサビや浮きにより、屋根材の反りが起こる。
反った屋根の隙間から雨が浸透すると内部にまで影響を及ぼす。
まとめ
このように、使用している屋根材によって劣化の症状は違います。
そして屋根の劣化は自分で気が付くというのが非常に難しい場所です。前回の塗装、もしくは新築してから約10年が経過していたら、一度塗装業者に見てもらうことをおすすめします。
プラニング・Kでは無料で診断を行っておりますので、ご自宅の屋根の状態が気になるという方はお気軽にご相談ください。
カテゴリ:屋根