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2025年1月20日
片流れ屋根は雨漏りする?
片流れ屋根はシンプルでスタイリッシュなデザインが人気で、近年では多くの住宅の屋根に使用されています。最近急増している平屋にも多く使われており、片流れ屋根のメリットを活かした住宅もたくさん建築されています。
しかし、片流れ屋根は雨漏りのリスクが高いというデメリットがあるといわれています。そこで今回は、片流れ屋根の特徴やデメリット、注意点などをご紹介していきます。
片流れ屋根とは

片流れ屋根とは、一方向のみ傾斜がついているシンプルな屋根形状のことで、大きな一枚板が斜めについています。
近年人気の高い理由としてデザインが好まれる他に、狭小地や平屋などの居住空間を確保するためにも片流れ屋根は有効です。
ほかの屋根と違うのは“傾斜がある面の数“です。屋根と言えば、三角形でシンプルな印象の切妻屋根や4つ面で構成されている寄棟屋根などがあります。
いくつかの屋根形状のなかでも、1つの面しかない片流れ屋根は特殊な形状と言えます。
メリット・デメリット
メリット
①建築コストが安価
片流れ屋根は構造がシンプルで接合部が少ないこともあり、建築コストが安価です。切妻屋根や寄棟屋根は接合部に屋根板金が必要で、部材や施工の手間がかかります。
また、雨樋も一方向のみの取り付けで良いので低コストで済ますことができ、リフォームする際もコストが割安な分、メンテナンス費用がかからない経済的な屋根形状です。

②屋根面の上、屋根裏スペースの有効活用
屋根が一面で面積が広いため、太陽光発電システムを設置するのに向いています。
また、屋根面の下も活用方法もたくさんあります。小屋裏収納やロフトにしてもいいですし、天井を高くすれば居住スペースを大空間にもできます。

③デザインがおしゃれ
片流れ屋根は、昔ながらの屋根のイメージを覆すような斬新さが感じられます。
デザイン性の高い屋根形状ですから、周囲のお住まいと比べても目立ち、個性的で今どきの雰囲気にすることができます。
デメリット

①外壁や屋根が劣化しやすい
片流れ屋根の最大のデメリットは、屋根と外壁が劣化しやすいところです。屋根が下がっているのは一方のみで、他の三方は外壁を守るためには短い軒しか付いていないことがほとんどです。
本来の長さのある軒は、紫外線や雨風のダメージから屋根そのものや外壁を守ることができるのです。
また、屋根の傾斜が一方向しかないので他の屋根に比べて、大量の雨が流れ落ちます。
雨水の量が増えれば屋根の表面の劣化は進行が早く、屋根、外壁ともに傷みやすい構造になっているといえます。
②雨漏りのリスクが高い

片流れ屋根は一枚屋根で接続部分がないため、雨漏りしにくいといわれています。
しかし、屋根の端や、付帯部からの伝い水によって雨漏りが発生するケースがあります。
また、軒天換気口から雨水が侵入したり、結露による劣化が原因で雨漏りが起こる場合もあります。
雨漏りリスクが高い片流れ屋根は防水性の高い部材を使用し、十分なメンテナンスを行うことが大切です。
雨漏りを防ぐための注意点
雨水が建物内に伝わらないように施工する
片流れ屋根の雨漏りは、屋根の裏面の軒天部分を水が伝って建物内に侵入することが原因です。
水が伝わらないように防ぐには、屋根の頂上部に透湿性のあるルーフィングを被せてしまう方法があります。
雨の侵入しやすい屋根の頂上部の隙間を塞いで、雨水をブロックしてしまいましょう。
換気をしっかり行う

屋根の換気をしっかりと行いましょう。換気が弱いと屋根そのものが湿気で劣化が進み、雨漏りのリスクは高くなります。
屋根裏の空気の流れを作ることで湿気を軽減し、材木を健全な状態に保つことも雨漏り対策の一つです。
まとめ
片流れ屋根はデザイン性が高く、屋根裏スペースが使えるなどメリットの多い屋根形状です。
注意点として、屋根や付帯部からの雨水侵入リスクが高く、雨風が当たって外壁の劣化が起きやすいため、屋根や外壁のメンテナンスは欠かせません。
雨漏りによって屋根材が劣化した場合、修繕できるケースもありますが、なるべく費用をかけずに快適な住まいを保つためにも、専門業者に点検を依頼して定期的なメンテナンスを行いましょう。
カテゴリ:屋根
2025年1月16日
外壁塗装は相見積もりが当たり前?比較の仕方や上手く断る方法
外壁塗装をする際は相見積もりを取りましょう、とよく耳にします。その意味は、外壁塗装の適正価格を知ることができ、悪徳業者に引っかかる可能性が減るからです。
しかし、何社も見積をとって比較したり、見積もりしたのに業者に断りをいれるのはなかなか面倒ですよね。
そこで今回は相見積もりの必要性や比較の仕方、うまく断る方法などをご紹介していきます。

相見積もりの必要性
1社だけ見積もりを依頼すると、その会社の見積だけで金額や工事内容が妥当かを判断しなければいけません。同業者でない限り、金額や工事内容を見ただけでは一般の方には判断が難しいと思います。
一方で相見積もりをとると、「1社だけ見積額が高い」「工事内容が不明瞭なところがある」というように見積の妥当性を見ることができ、信頼しても良い業者か判断することができます。
また、見積もりを取るのは2~3社が望ましいです。多くの業者に相見積もりをとると、見積もりの依頼→現地調査→見積もりを受け取る、という工程を何度もしなければならないため、2~3社程度にするのがおすすめです。
比較ポイント
料金
外壁塗装の総額がいくらかかるのかはとても重要なところです。相見積もりをとることで相場が分かります。あまりにも高かったり、安かったりする場合は工事依頼をしないほうが良いでしょう。また、工事費(足場工事、塗装工事など)や材料費(塗料)がどれだけかかっているかも確認しておきましょう。

すべて一式で済まされている見積は注意が必要です。
こうした表記では何にいくらかかるかが不明瞭なため、不要な費用を上乗せされる場合もあります。
悪徳業者を見抜くためにも工事費や材料費の項目をしっかり確認しましょう。
使用する塗料
塗料の種類によって、費用や機能性、耐久性が変わってきます。業者によって使用する塗料が異なるため、どの種類の塗料を使用したいか決まっている場合は業者に希望を伝えましょう。
提示してくる見積もりに希望していない塗料を見積に書いている場合もあるため、よく確認しておきましょう。
塗装箇所
外壁や屋根以外にも、付帯部など塗装してもらいたい箇所がきちんと記載されているか確認しましょう。
せっかく塗装工事をするのですから、あとから「ここだけ塗ってもらっていない…」とならないように塗装箇所は細かく確認しておくことが大切です。
断り方

「見積もりまでしてもらったら、断りにくい…」と相見積もりを躊躇ってしまう方もいるかもしれませんが、業者も断られることに慣れているので気にする必要はありません。
相手の立場に立った丁寧な対応を心がけ、できるだけ早めに連絡を行うことが重要です。断り方は電話でもメールでもどちらでも構いませんが、いつまでも曖昧な態度でいたり、断りづらいからといって連絡をしない、というのはNGです。
断る際に理由は特に必要ではありませんが、「予算が合わなかった」「他の業者にした」「今回は見送る」などで大丈夫です。なかには、断りの連絡をしても納得をしてくれず、食い下がってくる業者もいます。スムーズに断ることができない業者は悪徳業者の可能性があります。はっきりとした態度で対応しましょう。
注意点
見積もり後はすぐに契約をせず、詳細までじっくり確認することが重要です。見積もりの際に、「すぐに塗装しないといけない」「今だけキャンペーン中で安い」などと契約を急かしたりする業者は信頼できません。
急かすことで消費者に考える時間を与えず、判断力を鈍らせて契約させるためです。優良な業者は契約をせかすことはありませんので、そういったことも含めて、業者を慎重に選びましょう。

まとめ
金額や工事内容の妥当性を判断するのに、相見積もりをとるのは非常に有効です。効果的な相見積もりを取るためには、2社〜3社程度の業者に現地調査を依頼することに加え、希望・条件を揃えて各業者の見積もりを依頼することがポイントです。今回ご紹介したことを参考に相見積もりを行いましょう。
カテゴリ:塗装工事
2025年1月9日
これって雨漏り?結露?見分けるための方法をご紹介!
寒い時期や雨が続く季節では、窓まわりに発生する水のトラブルで悩む人も多いのではないでしょうか?
外部から雨水が入り込んでくる雨漏りと室内外の温度差によって湿気が水滴となって現れる結露は、発生するメカニズムが異なり、それに伴って対処法や修理方法もかわってきます。
今回は雨漏りと結露の見分け方や対処法についてご紹介していきます。

雨漏りと結露の違い
雨漏りは、屋根や外壁などの隙間から雨が侵入してくる症状のことで、結露とは、空気中の水蒸気が冷たいものに触れ、水滴となって現れる現象のことです。
特に冬の寒い時期は、外の冷えた空気で冷たくなったガラスで室内の水蒸気が水滴になって現れるため、窓際が塗れている上な状態になります。
雨漏りでもサッシ廻りの雨漏りでは、窓回りが濡れたような状態になります。そのため、結露か雨漏りか判別しにくいのは、おもに窓の近く・サッシ廻りといえるでしょう。
見分け方
・水滴の状態
雨漏りと結露の見分け方として、水滴の状態を見ることが有効です。雨漏りは雨が止んで乾くまでは水が侵入し続けるため、天井やサッシまわりから水滴がポタポタと垂れてくるように水の流れが生まれます。
結露は温度差によって発生するので水滴がその場に留まっていることが多く、サッシや窓の広範囲に付着します。
雨の日やその翌日であれば雨漏りの可能性が高く、室内の温度や湿度の変化に水滴の発生が連動する場合は結露の可能性があります。
・発生している場所

雨漏りや結露が発生する場所は、天井や窓まわりが多いです。
広範囲でなく、一部に水染みが発生している場合、雨漏りである可能性が高いです。
反対に、一面の壁全体や窓ガラス・サッシの全体などの広範囲に水滴が付着している場合は結露だと考えられます。
また、日当たりが悪く湿気がこもりやすい北向きの部屋は、結露が発生しやすい傾向があります。
・時期
雨漏りと結露は、発生する時期やタイミングで見分けることができます。雨漏りによる水滴は夏・冬などの季節に関係なく、大雨や台風など降雨があった日に発生します。
一方で、一般的に窓ガラスの内側の結露は温度に関係するため、冬などの寒い時期に発生します。雨が降っていないのに、水滴が落ちてくると結露の可能性があります。

対処方法
雨漏り

雨漏りだった場合は、専門業者に依頼して雨漏りの原因箇所を特定し、修理をしてもらいましょう。
雨漏りは室内の壁、床などに水滴がひろがるため、専門業者の修理が行われるまで、被害が拡大しないようにバケツなどを用いて応急処置を行うことが重要です。
雨漏りの発生は降雨量や風速の条件によって決まりますが、雨漏り修理を行わなければ雨漏りは再発します。
自然に雨漏りが直ることはないので、建物の被害が拡大する前に早めに雨漏り修理を依頼しましょう。
結露の場合
結露が発生する原因として、家の中の湿度が高いことがあげられます。そのため、室内の湿気を減らすことで結露の発生を抑えられます。
例としては、除湿剤や除湿機を使用する、加湿器の使用を控える、洗濯物を外に干す、冷たい空気をなるべく部屋に取り込まない、といった対策があります。
結露を発見したら、いきなり大規模な工事は行わず、まずはこのような方法を試してみると良いでしょう。
雨漏り・結露はどちらも早めに対処しましょう
雨漏りと結露は放置しては危険です。冬や夏などの期間限定の結露だとしても、1、2か月は毎日結露が発生するため、雨漏りよりも劣化リスクが高い場合もあります。また、症状としては以下のようなものがでます。

・カビやダニの発生
・木材が濡れることでシロアリが発生するリスクが高くなる
・木材の腐食が進み、家の価値や強度に影響がでる
被害が拡大する前に、対策や修繕工事を行いましょう。
まとめ
雨漏りと結露は似ているようで、まったくの別物です。発生原因も違えば対処法も異なります。対処が遅れて被害を拡大しないように、症状や状態をしっかりと観察して的確な判断をしましょう。
また、雨漏りか結露かどっちか分からない…という場合は、一度専門業者に見てもらうことをおすすめします。

カテゴリ:防水
2025年1月6日
外壁塗装でよくあるクレーム事例&対処法
外壁塗装について何らかの不満があり、業者にクレームを言いたいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なかには物申したいことはあるものの、「クレームを入れることに抵抗がある」「ご自身の主張が正しいのかが判断できない」という方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、外壁塗装でよくあるクレーム事例とその対処法をご紹介いたします。

クレームとは
クレームを入れることは悪いことではありません。
クレームと聞くと苦情や怒りといったイメージがあり、仰々しく感じてしまいますが、要は『現状に納得できていない』『改善してほしい』といった要求を伝えるということです。
業者に一方的に文句だけを投げつけるようなやり方はお勧めできませんが、業者と一緒に解決策を探るためのものであれば、クレームを入れたことによって損をしたり悪い印象になったりするということはありません。
大事なのはクレームを入れることではなく、クレームによって問題を解決することです。
よくある外壁塗装のクレーム&対処法
仕上がりの色やイメージ
色を選ぶ段階で、一度は納得して決めたものの実際に仕上がってみたら『イメージと違った』『仕上りが納得できない』というケースも少なくありません。
しかし、そういった感覚的なことを理由に塗装業者が無償で塗り替えしてくれることはありません。どうしても納得できず塗り替えたい場合は、塗り替えにかかる費用を自己負担する必要があります。
既に足場を撤去していたら、足場費用も必要になります。まずは費用等を含め、現状での塗り替えが可能かどうか、施工業者に確認しましょう。
対処法
色を選ぶ段階で、失敗しないためのポイントを理解しておくことが必要です。
色を決める際に色見本を使用しますが、「面積効果」の現象で実際の色と違うように感じてしまうことがあります。
面積効果=同じ色でも面積の大きさによって色の明るさや濃さなどが違って見える錯覚現象のこと

小さな色見本では想像通りの色だったとしても、外壁の広い面積に塗ってみると、思ったより明るかったり暗かったりなどのトラブルが発生することもあります。
また、室内で蛍光灯の下で見るのと、自然光の下で見るのとでは明るさや色合いが違うこともあります。
施工業者にできるだけ大きな色見本を依頼し、自然光で色を確認することをお勧めします。
作業中のニオイ
いざ工事が始まると塗料のニオイが気になり、ストレスを感じてしまう方も少なくありません。
我が家が綺麗になるのを楽しみにしているのに、工事期間中に苦痛を感じてしまうのは残念ですよね。
対処法
ニオイを完全除去することはできませんが、問題点を施工業者に共有し、妥協点を探り、工事中のストレスを軽減することは可能です。

ニオイが気になって窓が明けられないなら、まずは業者と相談してみましょう。
その日の作業内容によってはニオイを気にせずに窓を開けたり、塗装箇所によって窓を開けることが可能な日もあります。
近隣トラブル
特に住宅が密集している住宅街は、近隣へ迷惑がかからないかも心配なものです。
実際に近隣の方から直接クレームを言われることもあります。

『高圧洗浄の水で洗濯物が汚れた』
『塗料が飛散して停めていた車が汚れた』
突然、上記のようなことを言われたら困惑しますよね。
ご自身で解決せず、必ず施工業者に報告しましょう。施工業者を通して、対応してもらうことをお勧めします。
対処法
外壁塗装工事が近隣とのトラブルを未然に防ぐためにも、工事前の挨拶は必要です。挨拶をしているかどうかで、万が一何か問題が発生した際でも関係を良好に保つことができます。
一般的には、工事をする施工業者が作業内容を含め挨拶廻りをしてくれる場合がほとんどです。工事の日程が決まったら、早めにお知らせすることをお勧めします。遅くとも1週間前までには、近隣の方への挨拶を済ませておきましょう。
どんなに外壁が美しくなっても、近隣とトラブルになり住みづらくなってしまっては本末転倒です。それでもトラブルが起きてしまった場合は、早急に業者から謝罪と現状復旧の対応をしてもらうことが必要です。
塗り残しや塗りムラ
工事が終わって、家が見違えるように美しくなったと喜んでいた矢先、塗り残しが見つかったらショックですよね。
塗り残しが起こりやすい場所

■エアコンの室外機の裏
■鼻隠し
■軒天
■窓枠
■ガス給湯器の配管の裏側
塗り残しが生じる原因
塗り残しが発生する原因としては、職人さんの見落としと施工する環境が原因になることがあります。

外壁塗装は屋外で行う工事のため、天候によって左右されてしまいます。
梅雨の時期や長雨が続いた時は、工事の一時中断を余儀なくされます。いざ工事を再開した時に何処まで施工していたかわからなくなってしまい、塗り残しが発生するケースが発生します。
対処法
塗装工事が終了したら、施工業者による最終確認を行います。
塗り残しや不備がないかを確認し、仮に塗り残しがあった場合はきちんと塗装が完了した後に引渡しになります。
もし、工事終了後にご自身が塗り残しを見つけた場合は、早急に施工業者に連絡しましょう。
まとめ
お世話になっている業者にクレームを入れるというのは、ハードルの高いことかもしれません。しかし、伝えなければ事態は変わらず、泣き寝入りすることにもなりかねません。
また、感情が先に立ってしまっては、本来伝わるものも伝わらなくなってしまう可能性があります。気になっていることを整理し、冷静に伝えることが重要です。
より理想の外壁塗装を実現するための一歩となるでしょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年12月26日
雨だれしていませんか?雨だれの原因と対策
雨だれは、外壁に付着した汚れや空気中の汚れが雨に混じって流れ、表面についてしまう汚れです。雨だれがあると外壁の美観が損なわれてしまいます。
今回は雨だれのできる原因や対策についてご紹介していきます。

雨だれが発生する原因
雨だれは外壁が撥水性を失い、ほこりや排気ガス、泥などが外壁に付着することで発生します。ある程度は雨で流れ落ちますが、汚れがすべて流し切れず外壁に残ってしまうと、雨だれが発生します。
雨だれは雨の中に含まれる炭酸カルシウムや油分などが外壁に付着し続け、時間が経つほど落ちにくくなります。

とくに手すりやサッシ、ベランダなど雨が同じ経路を通る箇所に雨だれは付着しやすいです。
また、雨だれは外壁が経年劣化すると発生しやすくなります。新築の場合は外壁塗装により撥水性があるため、雨水に含まれたほこりや泥を弾くことが可能です。
しかし経年劣化により撥水性は徐々に低下するので、汚れが付着しやすくなります。撥水性を取り戻すには再塗装が必要になります。
雨だれを予防するには
窓サッシ廻りに水切りを設置
窓枠の角部分に水切りを設置することである程度改善することができます。窓枠に水切りがあることで雨水が外壁を伝うことなく落ちていくため、雨だれが発生しにくくなります。窓枠の水切りは後付けで設置することも可能です。
汚れにくい塗料で塗装する
雨だれを防ぐには汚れにくい塗料で塗装しましょう。雨に含まれた汚れは外壁に凹凸があると溜まりやすいですが、塗装で表面をコーティングすることで汚れが付きにくくなります。
セルフクリーニング機能や光触媒などの効果を持っている塗料を選べば、自然の力で汚れを落としてくれるので、より汚れにくい外壁になります。
汚れが目立たない色の外壁にする

長期間汚れを防ぐためには、汚れが目立ちにくい色を選ぶのもおすすめです。
例えば白や黒・原色系の色は汚れが目立ちやすいですが、グレーやベージュ・中性色などの柔らかい色は汚れが目立ちにくいです。
中でも雨だれの汚れは黒色に近いので、それが目立たないグレーがおすすめです。
雨だれを落とす方法

中性洗剤で落とす
外壁の雨だれを水洗いしてもなかなか落ちない場合は、台所用や浴室用の中性洗剤を使用しましょう。アルカリ性(又は酸性)が強い洗剤やクレンザーなどは外壁が傷ついてしまうので使用しないようにしましょう。
専用クリーナーを使用
中性洗剤で落とせない雨だれは、市販の外壁専用クリーナーを用いて汚れを落とします。外壁専用クリーナーは、ホームセンターやネット通販で入手可能です。
外壁専用クリーナーに記載されている使用方法に従って、適切に洗浄しましょう。クリーナーによって対応できる外壁材が異なるため、必ず自宅の外壁の材質を確認してから購入してください。
希釈して使うクリーナーも多いので、間違えて濃度が高いまま塗布しないよう注意しましょう。
業者に洗浄依頼
どうしても取れない汚れがある場合は、業者に依頼するのがお勧めです。費用はかかりますが、近隣のお宅に水を飛ばさないようにしたり、水の出力の調整、カビや苔に効く植物性の洗剤を使ったバイオ洗浄など、ご自分で行うのは難しい範囲まで施行することができます。

まとめ
雨だれが発生しているとお家の美観が損なわれてしまいます。できるだけこまめに外壁の様子をチェックして、できる範囲でお掃除も行いましょう。
高いところや根強い汚れが残っている場合は無理をせず、業者に清掃を依頼しましょう。
弊社でも雨だれをはじめとしたさまざまな外壁の汚れの清掃に対応しますので、ぜひお気軽にご相談ください。
カテゴリ:外壁
2024年12月23日
外壁塗装は雪の影響を受ける?
外壁塗装工事においてどうしても避けて通れない障害は天候による影響です。
雨が降ると施工できませんが、雪ならどうでしょうか?雪は湿度が低く、雨のように水滴がないので塗装工事を行えるのでは?と思いがちです。
そこで今回は外壁塗装で雪の影響はあるのか、また冬場の外壁塗装の注意点をご紹介していきます。

外壁塗装ができる条件
・気温が5度以上
・湿度が85%以下
・降雨、降雪、結露が発生していない
外壁塗装において雪の季節がダメ、雨の季節がダメ、というわけではなく、塗った塗料がある程度短期間で完全に硬化出来る環境であるかが重要です。
雪の日は外壁塗装を進める事はできませんが、雪が降る12~3月には完全に外壁塗装できないというものでもありません。
冬では、雪が降るという点を除くと、比較的晴天が続きやすい気候であり、そもそも湿度が低い季節でもあるため、塗り替え計画を立てやすいシーズンでもあります。
雪による外壁塗装への影響
雪の日に外壁塗装を行うと、以下のような施工不良が起こりやすくなります。
・塗装の剥がれや劣化

外壁塗装は、低温や湿度の影響で塗料が剥がれやすくなります。
特に、塗装後すぐに雪や氷が積もると、塗膜にダメージを与える可能性があり、長持ちしにくくなります。
さらに、外壁に雪が張り付いたままになると、外壁に水分が浸透しやすくなり、凍結と融解を繰り返すことで小さなひび割れが生じる場合もあります。
・凍害によるダメージ
冬場の気温の低下で外壁が凍ると、凍害が発生する可能性があります。
凍害とは、外壁内部に含まれた水分が凍結と融解を繰り返すことで、外壁にダメージが蓄積する現象です。
この現象が続くと、塗装した外壁の表面にひび割れや剥がれが生じやすくなります。
・乾燥不良
外壁塗装には、塗料がしっかり乾燥するまでの時間が必要です。低温環境では乾燥が遅れ、塗装の仕上がりが不安定になる可能性があります。
特に、外気温が5度以下になると、ほとんどの塗料がうまく硬化しないため、塗装の持ちが悪くなります。冬場の塗装はタイミングを見極めることが非常に重要です。
冬場の外壁塗装の注意点
冬場の外壁塗装は、冬の生活にも何らかの影響を及ぼします。工事中に、生活に不便が生じないように、外壁塗装を行うことでどのような影響があるのかを知って、対策を立てておきましょう。
暖房が使用できない場合がある

外壁塗装工事中は、エアコンの室外機を一時的に外したり、養生用のカバーで完全に覆われることがあります。
業者によっては、塗装作業中も暖房器具が使えるように養生を工夫してくれることがありますが、電気式のヒーターやホットカーペットなどを、自分たちであらかじめ準備しておくことをおすすめします。
工事期間が長くなる

冬は日照時間が短いため、1日に施工できる時間が限られており、安全に作業が行える時間帯が少なくなってしまいます。
冬場の外壁塗装は、春や夏に比べると、平均施工日数が2~3日ほど増える傾向にあります。
部屋が暗くなる
外壁塗装工事中は、足場と飛散防止ネットで家が囲まれ、窓やベランダもビニールシートで塞がれるため、部屋が暗くなりがちです。
それに加え、冬は日光が届きにくく日照時間も短いため、ふだんよりもさらに部屋が暗いと感じてしまうかもしれません。
まとめ

雪が降っている日は、塗装工事は行えないため、作業を延期することになりますが、だからといって冬に外壁塗装ができないというわけではありません。
冬でも塗替えできる条件が整う事ももちろんありますので、地域の気温に合わせて 外壁塗装工事を検討しましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年12月19日
色難民必見!モダンスタイルの外壁
外壁塗装の色には多くの選択肢があり、色決めに迷っている方!今流行のモダンスタイルの外壁はいかがでしょうか?都会的な雰囲気や洗練された雰囲気が好きな方にはオススメです。
今回はモダンでおしゃれな外壁にするためのポイントや注意点をご紹介していきます。

モダンスタイルの外壁とは
モダンとは「現代的」という意味ですが、建築においては、無機質、直線的、無駄な装飾がない洗練された雰囲気のデザインのことを指します。
モダンな外壁とは、一般的にシンプルなデザインやモノトーンで統一された外壁のことをいいます。
ポイント
メインの色は無彩色
無彩色とは、白・黒・グレーの3色のことで、字のとおり彩度のない色を表します。無彩色を使用すると、近代的でスタイリッシュでシンプルな印象をあたえてくれます。
直線的なスタイルの家に塗装すれば、さらに生活感をにおわせないモダンな家に仕上げることができるでしょう。無彩色をメインに使用し、アクセントに他の色を加えるとさらに、ひき立たせることができます。

使用する色は2色に抑える
モダンな印象にするためには「シンプルさ」が重要になります。色数が多くカラフルな外壁にしてしまうと、モダンな雰囲気からは大きく離れてしまいます。
原則として、色は2色までにすることが大切です。3色目を使いたい場合はポイントカラーとして使い、面積を少なくしましょう。
明暗をなくすor強調する
色を組み合わせる時は、それぞれの明度の差をできる限り小さくするか、逆に明度の差を大きくして強調するのがおすすめです中途半端に明度の差がある色を組み合わせると、メリハリが利かなくなりモダンな印象から離れてしまいます。
色数を増やすとモダンになりにくいのもこのためです。限られた色数の中で思い切ったことをするのがポイントです。
それぞれの色の印象や注意点
・白

白はシンプルながら明るく、統一感のある外壁になります。どのような色とも組み合わせやすい色なので、ツートンカラーの外壁にもよく使用されます。
白だけでは個性を出しにくいかもしれませんが、屋根の色との組み合わせ次第でモダンな印象をキープしつつ自分らしさを出せるでしょう。
・黒

黒は高級感や重厚感を出したい方に人気のカラーです。ほかの色との組み合わせが難しいので、玄関ドアや窓枠などの色は慎重に検討しましょう。
また、砂埃や鳥のフンなどの白っぽい汚れが目立ちやすいため、定期的なお掃除が必要です。
・グレー

グレーはスタイリッシュな印象に仕上がるほか汚れが目立ちにくいので、人気がある色のひとつです。
被りやすい色のため、近所にほかにもグレーの外壁の家があるかもしれません。まったく同じ色にならないように、グレーの濃淡を調節して個性を出すとよいでしょう。
グレー単色だとメリハリのない印象になりやすいので、ツートンや付帯部などにアクセントカラーを取り入れるのもオススメです。
まとめ
モダンな外壁塗装は、色の選び方や使用する色の数、明度の違いを意識した配色など、さまざまな要素が重要となります。家を外壁塗装してもモダンにしたい方は色の選択や塗り方、また塗装業者の選択が大事です。
そのため、担当者に自分がしたい外壁にするにはどうすれば良いのか相談しましょう。イメージ通りに塗装ができれば、自分の家への愛着もより増すはずです。しっかり業者の担当者と相談して理想のモダンな家にできるようにしましょう。
2024年12月16日
ベランダが劣化してきた!どうしたらいいの?
ご自宅のベランダのひび割れや水たまり、手すり部分がサビなど気になる劣化症状が出てきてどうしたらいいのか困っている方もいらっしゃるかと思います。
その場合は防水工事が必要になり、劣化症状を放置してしまうと後々大変なことになります。
今回はベランダの劣化症状や防水工事がどのように行われるのかご紹介していきたいと思います。

ベランダの劣化症状
ひび割れ
長年紫外線や風雨に晒されることでひび割れが発生します。まずトップコートが固くなってひび割れ、さらに進行すると防水層まで固くなり、ひびが入ってしまいます。
防水層の浮き
下地と防水層の間に入り込んでしまった水分が、蒸発することで防水層が浮いてきます。
部分的に浮いている場合は、部分的に防水層を補修し、トップコートを塗り替えます。範囲が広い場合は、防水層全体の補修が必要となります。
水たまり
排水溝のつまりや防水層の劣化が激しくなると、ベランダに水溜りが発生するようになります。
普通なら雨水が溜まらないような部分に水溜りがあるなら、防水層に何らかの不具合が発生している証拠となります。
コケやカビ、植物の繁殖
コケや藻、草が生えてきたら劣化のサインです。バルコニーは日陰になる部分が多くコケが生えやすいです。
植物は根を張るため注意が必要です。また雨水が抜けずに溜まっている可能性もあります。
ベランダの劣化は雨漏りを引き起こす可能性がある

屋外にあるベランダは常に雨と紫外線のダメージが蓄積されます。ベランダの劣化を放置すると、雨水のダメージによってさらに劣化が進行し、外壁内部や室内への雨漏りを引き起こすようになります。
屋根と違い人が出入りすることが多いベランダの床は、あまり傾斜が付けられないためもともと水はけがあまり良くありません。
ベランダ床面が劣化したり排水溝周りに異物が溜まったりして水はけが悪くなると、次第に雨水が長期間床に溜まるようになります。そうなると水分が逃げにくくなり、雨漏りへと繋がります。
ベランダ防水の種類
・ウレタン防水

ウレタン防水とは、ウレタン樹脂という液体の防水材を塗布し乾燥させて防水層を作る塗膜防水のことです。
既存防水層の上に付帯設備が設置されている複雑な形状に対応できます。耐用年数は10~15年となります。
・FRP防水

FRP防水とは、液体のポリエステル樹脂に硬化剤を加えてガラス繊維などで補強・一体化した塗膜防水です。
耐衝撃性・耐摩耗性に優れて軽量であるといった特徴があります。耐用年数は10~15年となります。
・シート防水

シート防水は、防水シートを敷き詰める工法です。シート防水には複数の種類がありますが、住宅のベランダに使用されることが多いのは「塩ビシート防水」です。
塩化ビニールシートは耐久性・耐摩耗性が高く、最低限の下地処理で施工が可能なため、短い工期で完成します。
ウレタン防水の手順
①高圧洗浄
下地が平滑でキレイになるよう、高圧洗浄機で汚れを落としていきます。
②下塗り
下塗りを行うことで、ウレタン防水が下地に吸収されるのを防ぎ、密着性を高めます。
③中塗り、上塗り
コテやローラーを使用し、ウレタン防水を塗布します。中塗りが乾いたら、同じ工程で上塗りをします。
④トップコート
最後に、紫外線などから防水層を守るトップコートを塗布して完成です。
まとめ
ベランダが劣化してきても、「少々の傷みだから」といって放置していると、雨漏り発生の原因となり、のちのち大きな工事をしなければならない可能性も出てきます。
劣化や気になることがあれば小さなうちに相談、修繕しておきましょう。

カテゴリ:防水
2024年12月12日
外壁塗装中の養生は大切!
養生といえば、引っ越しの際に目にしたという人も多いのではないでしょうか。
引っ越しの作業では、建物に傷がつかないよう段ボールを敷いたり、柱に布を巻きつけたりしますが、外壁塗装での養生もそれと近い目的があります。
今回は外壁塗装における養生についてご紹介いたします。
外壁塗装における養生とは

養生とは、建築現場で広く取り入れられている作業工程です。建築現場において、「建物の保護」を目的として家屋をビニールシートやメッシュシートで覆うことを意味します。
外壁塗装における養生とは「塗料の飛散防止のための保護作業」のことを意味します。
外壁の塗装工事を行う前に、基礎として塗料が付着してはならない場所をビニールやマスカーと呼ばれる特殊なテープなどを使用して保護する作業のことを言います。
養生の費用
これらから養生費の費用総額を一般的な住宅の面積である30坪で試算すると、およそ30000円~60000円となります。養生が必要な面積が多ければ多いほど、費用は高くなります。
また業者によって見積書の表記は異なり、養生費という項目があることもあれば施工費という項目に含まれている場合も多いため、見積もりをよく確認しましょう。
養生をしないとどうなる?
養生が不十分だったり、養生をしないと、さまざまなトラブルやリスクが発生する可能性があります。
塗料の飛散による被害
養生が不十分だと、塗料が周囲に飛散しやすくなってしまいます。特に窓ガラスやサッシ、植栽に塗料が飛び散ると、汚れや損傷の原因になります。
結果的に、塗装後のクリーンアップ作業が増え、時間とコストがかかってしまいます。
作業効率の低さと追加費用の発生
養生が不十分だと、後から塗料の拭き取りや修復作業が必要となり、作業効率が低下します。塗装工事全体の進行が遅れ、追加費用が発生することもあります。
近隣住民への影響
養生をしないと、塗料が飛散し、近隣の車や建物に付着してしまうことがあります。損傷や汚れが発生し、補償問題に発展する可能性もあります。
近隣住民への配慮することは、信頼関係を築くためにも非常に重要です。

養生に使用される道具や材料
・養生用ポリシート&マスカーテープ
主に窓枠の養生で活躍する養生用ポリシートは、マスキングテープとセットで使われます。
一般的なビニールより特大サイズの養生用ポリシートと、布テープより粘着力の弱いマスキングテープを使用することが多いです。
窓枠全体をビニールで覆ったあと、窓枠を縁取るようにマスキングテープで留めていきます。
・マスカー

マスカーとは、養生用ポリシートとマスキングテープの機能が合体したものです。
マスキングテープのように貼るだけで、「貼る+覆う」という作業が同時にできます。
・ブルーシート&布カバー

足元に敷く養生では、ブルーシートや布カバーを使う場合もあります。
ブルーシートには滑り止め機能はありませんが、布カバーは滑りにくいのが特徴です。
飛散防止ネット
家全体を覆うメッシュシートのことです。足場の設置と同時に施され、ひもでくくって固定するタイプが主流です。
通気性を持ちながら、風の影響も考慮してあるのが特徴。ずっしりとした重みがあります。
工事期間中の注意点
窓の開閉

塗装工事中は窓全体を養生するため、窓の開閉は基本的にできません。
「施主様に伝えたものの、ご家族に伝わらず窓を開けてしまい、養生が破け、塗料が飛散した」という事例もあるようです。
換気をしたい時は、現場の職人や塗装業者に相談してみましょう。
風の強い日

風の強い日は養生作業が特に難航します。風が強い場所では、養生シートが飛ばされないようにしっかりと固定しなければいけません。
マスキングテープを二重に貼る、重りを使用して固定するなど、工夫をしながら行います。
まとめ
外壁塗装工事において養生は重要な工程です。養生が不十分だと、塗料の飛散による被害や追加費用の発生、近隣住民への影響など様々なリスクが生じます。
天候や状況に応じて、周囲への塗料の被害がないようにしっかりと養生を行ってくれるような塗装業者に工事を依頼しましょう。
カテゴリ:塗装工事
2024年12月9日
外壁×屋根の色の組み合わせ
塗装工事が成功するか失敗するかは、色選びが大きなカギとなります。
お金をかけていい塗料を選んでも、色選びを間違えると次に塗り替えるまでの10年間後悔することになってしまいます。
そこで今回は色の組み合わせ方のポイントや人気の色の組み合わせ例などをご紹介していきます。

色の組み合わせ方のポイント
色の数は3色まで
塗装工事が成功するか失敗するかは、色選びが大きなカギとなります。お金をかけていい塗料を選んでも、色選びを間違えると次に塗り替えるまでの10年間後悔することになってしまいます。
そこで今回は色の組み合わせ方のポイントや人気の色の組み合わせ例などをご紹介していきます。
色見本を確かめる
気に入る色がある程度決まれば色見本を取り寄せ、確認しましょう。面積効果で失敗しないよう、A4以上の大きさで色見本を依頼しましょう。
また、朝昼夕で色の見え方がどう変わるのかも確認しておきましょう。
周りの景観と調和しているか確かめる
色を決める際には住宅の周りがどんな色や雰囲気で塗装されているかも確認しておきましょう。塗装したい色が明らかにまわりと違う雰囲気であれば、近隣と調和がとれず、浮いた印象になってしまいます。

色の区切り方
・サイディングの切れ目

サイディング外壁で作られた住宅の場合、色の境界線を目立たせないためサイディングボードの切れ目で色分けをすることで全体的にきれいに見えます。
外壁で中途半端な位置で色分けをしてしまうと塗料の境界線が目立ってしまいますので気をつけましょう。
・ベランダ

サイディングの切れ目で色分けをすることと同じように、ベランダだけ別の色で塗ることがあります。
ベランダ部分だけ色を濃くすることで外壁のデザインが単調になることを避けられるでしょう。ベランダ部分が強調されるので見栄えが良くなります。
注意点として、外壁全体に占めるベランダの面積や数によっては外壁全体のバランスが崩れて逆効果となる可能性があります。
人気の配色例
ブラウン×ベージュ
やわらかい目に優しい色の組み合わせは、いつまでも飽きがこない定番の組み合わせです。ブラウンとベージュは、温かみがあり、アットホームな雰囲気を醸し出します。

ホワイト×ネイビー
優雅で上品なイメージにしたい、という方には、ホワイトとネイビーの組み合わせが人気です。洗練された雰囲気とモダンなイメージを作ることができます。また、ネイビーは汚れが目立ちにくいというメリットもあります。

ホワイト×ブラック
清潔感とやさしさのあるホワイトと、高級感のある黒は定番の組み合わせです。モノトーンカラー同士なので万能に相性よく仕上がり、多少個性的なデザインに挑戦しても奇抜になりすぎません。
白・黒ともに汚れが目立ちやすい色なので、その点だけ注意しましょう。

ブラウン×ブラック
ブラックの外壁と、ドアやベランダなど住宅の一部にブラウンを使用したモダンで高級感のある組み合わせも人気です。
ブラウンと黒はナチュラルカラーとモダンカラーでありながらとても相性がよく、取り入れると手軽にカッコいい住宅にできます。

まとめ
外壁と屋根の色を組み合わせる際は、トーンを揃えたり、コントラストをつけたり、自然に溶け込ませたり、箇所によって塗り分けたりするなど、いくつかのポイントがあります。
また、住宅のデザインや周囲の環境にも注意することが重要です。今回紹介した人気の組み合わせ例を参考に、理想の色の組み合わせを見つけて、家を美しく彩りましょう。

カテゴリ:塗装工事