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2021年2月15日
今年も梅雨は来る!! 梅雨前にやっておきたい雨漏り対策
日本では、毎年本格的な夏の到来前に梅雨がやってきます。激しい雨が打ち付けるような年もあれば、じめじめとした長雨が続く年もあります。そんな中、建物の屋根や外壁は盾となり建物内で生活する人々を守っているのです。
今回は、梅雨前にやっておきたい屋根や外壁の点検ヶ所を一緒に見ていきましょう。

点検①屋根が浮いているところはないか

屋根材が浮いてしまっていると当然ながら、その浮いた隙間から雨が侵入してしまいます。そうなると野地板の上のルーフィング(防水シート)にまで雨が及び防水シートとしての役目を果たすことができなくなってしまいます。その結果、雨漏りという最悪の事態を招いてしまいます。
①屋根が浮いている場合の対策
屋根の状態を確認するのは、屋根の上に上る必要があり素人では危険が伴います。専門業者に相談して現状の確認と修繕補修の提案をしてもらいましょう。
点検②外壁にひび割れはないか

外壁や基礎の部分にひび割れあると、そこから雨水が侵入します。ひびが0.5mmシャープペンの芯が入る大きさなら注意が必要です。1mm以上あるものは、ひびを埋める補修が必要です。
②外壁にひび割れがある場合の対策
まずは、ひび割れの大きさを確認しましょう。0.5㎜未満のひび割れについては、すぐに雨が建物内部まで侵入して建物を傷めてしまう危険性は少ないとかんがえて大丈夫です。0.5㎜以上のひび割れについては、強く長い期間降り続く梅雨が来る前に補修をしてひび割れを埋めて塞ぐ処置をすることをおススメします。専門業者に相談しましょう。
③窓やサッシ廻りに隙間や亀裂はないか

一般的に窓やサッシ廻りには、コーキングという樹脂性の隙間を埋める処置が施されています。しかし、コーキングにも寿命があり劣化が進むと硬質化し痩せてきてしまし、ピシっと埋まっていた隙間に隙間ができてしまうのです。
③窓やサッシ廻りに隙間や亀裂がある場合の対策
亀裂や隙間の大きさにもよりますが、風を伴わない雨では室内にすぐに雨が侵入してくるようなことはないでしょう。強い風を伴う雨では勢いと共に雨がじわじわと窓廻りのサッシの溝に溜まり、溢れてしまった雨が室内側へ流れてしまうことがあります。梅雨前の点検で気になる亀裂や隙間を見つけた場合は専門業者に一度診断してもらいましょう。
④雨樋の詰まりはないか

普段の掃除では、なかなか雨樋まで手が回らないというご家庭がほとんどでしょう。梅雨前や台風の前など強く長い期間雨が降ることが予想される場合は、家族で相談し掃除をしましょう。雨樋に詰まったゴミを取り除き雨が樋を伝い正しいルートで排出されるようにしておきましょう。
④雨樋の詰まりがある場合の対策
掃除をしましょう。雨樋には落ち葉や、風で飛んできたゴミなどが溜まります。雨が樋により正しく排出されるためには、それらのごみは障害となります。取り除けるごみは全て取り除きましょう。点検時に雨樋の「ぐらつき」「割れ」を発見した場合は、専門業者に修繕依頼をしましょう。
⑤バルコニーの裏側に染みはないか

一般的には、バルコニーは防水加工が施されている場合が多く、バルコニーの下などを見上げて変色や染みを発見した場合には、バルコニーの防水層が機能していない事態に陥っている可能性が高いです。そうなると雨漏りのリスクが高くなり、梅雨の長雨には耐えることが難しくなります。
⑤バルコニーの裏側に染みを発見した場合の対策
すでに防水層の役目を果たせていない可能性が高いため、バルコニーの床の防水層の張り替えが必要です。専門業者に依頼して梅雨がくる前に修繕工事をしましょう。
まとめ
長く続く梅雨の雨が来る前に、一度じっくりとご家族で家の周りを一周しながら普段は気にして見ないカ所の点検チェックをしてみましょう。今回ご紹介したような部分がある場合は、素人判断せずに専門業者に診断を仰ぎましょう。心配で不安な部分は修繕しておくと梅雨がきても何の心配もなく普段通りに過ごせます。是非、早めの点検を心掛けて下さい。
2021年2月12日
マンション ベランダ防水他リフォーム
購入した際には、綺麗だったマンションのベランダも時間の経過と共に汚れが目立つようになってきます。水廻りのキッチンやお風呂、トイレのようにベランダのリフォームをすることは、できるのでしょうか?
ベランダのリフォームをすることは可能です。
しかしながら、リフォームをする前に注意する点や、依頼する業者選びなど事前に知っておきたい注意点があります。
今回は、マンションのベランダリフォームをする際の注意すべき点をご紹介します。

マンションのベランダリフォームで綺麗にできるところ
マンションのベランダリフォームでは、どのようなことができるのでしょうか?
防水リフォーム
マンションのベランダやバルコニーの防水層が劣化してしまうと雨漏りの原因となってしまいます。
マンションの共用部分のリフォームとなる場合は、本来は大規模修繕工事の際に管理組合主導のもとで施工を行います。
個人で業者へ依頼することは、ほとんどありません。
既に雨漏りが発生している状況の場合は、下階に損害を及ぼす可能性がありますので、管理組合や管理会社に連絡し早急に修繕の手配をお願いしましょう。
手すりのリフォーム
マンションのベランダに設置されている手すりを交換、修繕することも可能なリフォームの一つです。
マンションにおいては、ベランダは共用部分となるため個人でリフォームを行うことはできません。
マンションの場合は外観の統一性を維持する規約が定められており1部屋だけ他部屋と違う独自の手すりを取り付けることはできません。
破損や劣化により安全性に問題がある場合は、管理組合に依頼して修繕リフォームを行いましょう。
サンルーフ設置リフォーム
ベランダやバルコニーへのサンルーフの設置にも、共用部分のため許可が必要になります。
※庇や屋根が付いているものを「ベランダ」付いていないものを「バルコニー」と呼びます。
サンルーフ設置を検討している場合は、まずは管理組合に問い合わせてリフォーム可能かどうかを確認しましょう。
マンションのベランダリフォームで注意するべきこと
マンションのベランダやバルコニーのリフォームは、マンションの種類や施主の立場により注意すべきことがあります。

分譲マンション 家主の場合
分譲マンションでは、ベランダやバルコニーなどの屋外部分は共有部分とされている場合がほとんどです。
共有部分とは、マンション全体の資産と扱われる部分を指し、家主が自由に手を加えることはできない部分です。
そのため、ベランダやバルコニーのリフォームについては、マンション全体の管理をしている管理組合や管理会社の許可を得なければ施工することはできません。
共有部分の修繕は基本的に管理組合が主導で修繕を行いますので、個人で自由にリフォームすることはできません。
賃貸マンション 貸主
マンションを所有しているオーナーなら、ベランダやバルコニーを自由にリフォームすることができます。
ベランダやバルコニー部分は雨風の影響により経年劣化が進んでしまう部分ですので修繕を兼ねたリフォームを行うことも多くあります。
賃貸マンション 借主
賃貸マンションの場合、貸主の許可が得られればリフォームを行うことができます。
ベランダやバルコニー部分は外から見える部分ですので外観が大きく変わるようなリフォームについては許可が得られない場合もあります。
外観に影響しないウッドデッキの設置や、退去時に撤去できるマットシート類などを用いたリフォームについては許可されることが多いようです。
マンションのベランダリフォームを依頼する業者選びの注意点
マンションのベランダやバルコニーのリフォームを依頼する場合は、経験の有無を確認することが大切です。
リフォーム業者のホームページなどをチェックして今まで施工した事例などを確かめておくと良いでしょう。
また、質問や問合せについて、すぐの答えてくれたり対応が丁寧だったりする業者を選ぶと安心でしょう。
マンションのオーナーや管理組合にリフォーム業者を紹介してもらうのも良いでしょう。
いずれにしても、リフォーム工事は1社だけに相談するのではなく、数社に相談をして、それぞれに見積提示をお願いしましょう。そうすることで工事内容や適性価格かどうかの判断ができます。
まとめ
マンションのベランダやバルコニーのリフォームには個人で自由に施工できない場合が多くあります。まずは、マンションの管理組合にリフォーム可能か否かの確認を取りましょう。
プラニング・Kではマンションの大規模修繕工事をはじめ各部分の修繕、リフォームを数多く施工しています。マンションのベランダ、バルコニーのリフォームを検討中の方は、是非ご相談下さい。
カテゴリ:防水
2021年2月8日
塗装の依頼『施工業者の選び方』
皆さんは屋根や外壁塗装を依頼する際、どのようにして施工業者を選びますか?
塗装工事は約10年を目処に行うのがいいと言われています。
工事を成功させるために、まず直面する問題が業者選びですよね。
今回は、施工業者を選ぶ際のポイントをご紹介します。
そもそもどうやって業者を選ぶの?
インターネット上に情報があふれる昨今。
外壁の色あせが気になり、塗装工事を考えているけど、どこの業者に頼めばいいのかわからない。なんてことはありませんか?
■折り込みチラシや新聞の広告を収集する

折り込みチラシはイベント開催の案内や、売り出しセールなどの情報が掲載されいます。
近隣の業者の情報を収集するための第一歩となります。
■インターネットやSNSで検索する

ホームページを検索すると、これまでに施工した事例やお客様の声を掲載している会社が多くあります。
『こんな色にしたい』『デザインが好み』など、イメージに近い画像があれば安心して工事を依頼できます。
■知人や近隣の方から話を聞く

近隣の方が塗装工事を行っている場合は、仕上がりを間近で見ることができます。挨拶廻りで施工業者が訪れることもあるので、その際に話を聞いてみるのもいいと思います。
実際に施工した知人からの情報は信頼度が高いので、積極的に取り入れましょう。
施工業者に何を求めるか
施工業者のホームページを見ると、様々な会社の情報が掲載されています。
その中には会社のアピールポイントが書かれている場合が多くあります。
例えば低価格や高品質、施工技術の高さ、長期保証など強みとしている内容と、ご自身が施工業者に求めるものが合致する業者を選択することをおすすめします。

見積りを依頼してみよう!
どこの業者に依頼するのか候補が絞れたら、まずは見積書の依頼をします。
入手した情報から1社に決める方もいますが、何社か迷われている場合は相見積を取ることもひとつの方法です。
低価格を求める場合は相見積を取ることで、一番安い業者を選ぶことができます。
※ポイント
ただし見積もりを依頼する際に、塗替えたい箇所や耐用年数など同じ条件であることが重要です。同じ条件にすることで比較がしやすくなります。
まとめ
近年インターネットが身近なものになり、ネット情報に頼りがちですが、身近な方の実体験を聞くことも塗装工事を成功させるポイントになります。
ご近所で塗装工事をしているお宅があれば、作業中の雰囲気を見ることで、不安な要素が軽減されることもあります。
大切な家を守るため、しっかりと業者選びを行いましょう。

2021年2月4日
塗料の基礎知識『クリヤー塗装とは』
屋根・外壁塗装をインターネットで検索していると、様々な専門用語を目にしますよね。
その中でクリヤー塗装やクリヤー仕上げという言葉を聞いたことはありませんか。
今回は、クリヤー塗装についてご紹介します。
仕上がりによる分類
塗膜の仕上がり(見た目)状態で分類されます。
主に薄付けで外観の保護や美観を主目的としており、意匠性は下地によります。
顔料が入ったタイプ(エナメル塗料)と、透明なタイプ(クリヤー塗料)に分類されます。
エナメル塗料
色付きの塗料。樹脂に着色顔料が混ぜてあり、多種の色艶を作ることが出来る。

■水系ファインコートフッ素(菊水化学工業)
【特長】
・酸性雨や紫外線等による外的劣化要因に対する耐候性がよく、長期的に変退色や塗膜劣化を抑える。
・低汚染性に優れている。親水性に優れた塗膜は、汚れが付着しても雨と共に徐々に流れ汚染を抑える。
・透湿性を有する。
・防藻・防カビ性に優れている。特殊配合によりカビや藻の発生を抑制し、美観を保つ。
・滑らかな塗膜を形成し、優れた光沢を発揮する。
クリヤー塗料
その名の通り透明な塗料。着色顔料が入っておらず、無色透明な塗膜が出来ます。
下地の多彩感(色々な色を使っている柄)を生かしたまま、保護及び光沢の回復が可能です。

■キクスイSPパワーフッ素クリヤー(菊水化学工業)
【特長】
・紫外線や酸性雨等で劣化している面に塗布することにより、表面保護・光沢の復活が可能。
・フッ素樹脂の優れた性能により、超低汚染性を実現
・防藻・防カビ剤を配合。藻やカビの発生を防ぐ。
【用途】
・サイディングボード各種(窯業系、金属系)
・磁器タイル
・石材調塗材用
クリヤー塗装を選ぶメリット
①外壁のデザインを最大限に生かせる
最近は外壁デザインにこだわった住宅も増えています。
外壁のデザインや風合いを維持したまま塗装をしたい場合は、クリア塗装を行うのがおすすめです。
②外壁に光沢を与える
クリヤー塗装は外壁に艶を出すことができます。
艶にも光沢感の強い『艶有』や、光沢感を少し抑えた『3分艶』などがあります。塗料によって艶の種類が異なるため、事前に確認しましょう。

③外壁の保護
屋根や外壁が塗装されていることにより、強い紫外線や雨風から建物を保護しています。
新しい塗膜の層は防水機能が高く、塗替え時をピークに経年とともに防水の機能は低下していきます。そのまま放置していると美観が損なわれるだけでなく、塗膜の保護性能が無くなり建物内部に水が入り込むようになります。
定期的な塗替えで新しい塗膜層をつくり、住まいを守りましょう。
まとめ
クリヤー塗装は、現在の屋根や外壁のデザイン性を保つことができるのが最大のメリットです。
現在の屋根や外壁の雰囲気をそのままに、防水機能を高めたいという方におすすめです。
クリヤー塗料でも製品によって機能性に違いがあるため、施工業者に相談して選びましょう。
2021年2月1日
そもそも外壁や屋根塗装は何故必要なの?
皆さんは、外壁塗装や屋根塗装が何故必要なのか、ご存知ですか?
外壁塗装や屋根塗装が必要なのは、なんとなく聞いたことがあり知っているけれど、本質的な必要性については知らない、という方が多いのではないでしょうか。
今回は、外壁塗装,屋根塗装について、どうして塗装工事が必要なのか詳しく見ていきましょう。

外壁塗装,屋根塗装は何故必要なの?
外壁や屋根の塗装は、なぜ必要なのでしょうか?
住宅街を車で走っていても、塗装工事をしている住宅と塗装工事をしていない住宅があります。塗装工事を怠ったとしても、すぐに住宅が崩れてしまうような大きな被害に合うわけではなさそうです。
では、なぜ外壁、屋根の塗装は必要なのでしょう。
①新築時の輝きを取り戻す!
外壁塗装や屋根塗装の目的は住宅の保護だけではなく、新築時の輝きを取り戻し美観の向上を目的とする方も多くいらっしゃいます。
これまでの色と違う色で塗り替えてイメージチェンジを図る方も多くいます。
before 施工前 after 施工後
新築時にはなかったような高機能性塗料も発売されており、遮熱塗料や断熱塗料耐汚染性塗料など、塗り替えのタイミングで必要な機能を持つ塗料を選ぶことが可能になりました。
②雨風から住宅(住まい)を守る!
バケツをひっくり返したような激しい大雨や、音を立てて吹き付ける強い風、一年中降り注ぐ紫外線に真夏の猛暑、真冬の氷結など、過酷な環境からそこで暮らす人を守っているのが住宅(住まい)です。
住宅(住まい)は屋外、屋内を問わずに発生する湿気と乾燥によるダメージを日々受けています。
人の身体はダメージ(疲れなど)が溜まっても、それをケアすることにより回復することができます。
しかし住宅(住まい)の場合は自然回復は不可能です。そのため定期的なメンテナンスが必要になるわけです。
住宅(住まい)にとって水分は大敵
水分は大敵・・・ 雨漏りにより室内クロスが剥がれる 雨漏りにより天井に雨染みができている
雨漏りはお住まいの寿命を著しく縮めてしまいます。
お住まいの大敵は水分です。雨水が住宅の内部に浸入してくれば、梁や柱といった住まいの重要な部分を腐食させます。
住宅(住まい)の寿命を著しく短くしてしまうのです。
雨水が住宅(住まい)内部に侵入するのを防ぎ住宅(住まい)を守る役目を担っているのが、外壁や屋根ですが、その外壁や屋根を守っているのが塗装です。
外壁材自体には防水性はほぼありません。塗装を施すことにより雨水に対しての防水機能を発揮することができます。
屋根材も同様で、粘土瓦以外の屋根材では塗装が必要です。
塗装が劣化すると、塗膜の劣化が進みます。この状態で放置してしまうと塗膜により保護されていた素材自体の劣化を引き起こしてしまいます。
塗膜のみの劣化であれば塗り替えメンテナンスで、費用も抑えることができます。
新築または前回の塗り替えから8年以上経過している場合は、一度住宅の点検を依頼してみましょう。
③資産価値を維持するため!
外壁塗装、屋根塗装によるメンテナンスは住宅(住まい)を守り長く住み続けられるようにする目的と共に、大切な資産価値の維持にも大きな影響があります。
同じ築年数の住宅であっても、定期的にメンテナンスをしている住宅と、何もせず年数だけが経過してしまった住宅では、資産価値は違ってきます。
この資産価値の判断材料となるのが、今後も長く住み続けることができるか、どうかという観点です。
定期的なメンテナンスをしている住宅の方が、何もせず年数だけが経過してしまった住宅よりも安心して長く住めるのは当然のことです。
外壁塗装、屋根塗装による塗り替えメンテナンスにより、大切な資産価値の維持に努めましょう。
まとめ
外壁塗装、屋根塗装がどうして必要なのかをご紹介しました。
適切な時期に塗り替えメンテナンスを行うことにより、厳しい自然環境から家族を守り快適な生活を送ることが可能となり、メンテナンスのタイミングで外観のイメージチェンジもできる外壁、屋根塗装。
皆さんも、新築から、または前回の塗り替えから8年以上経過している場合は専門の業者へ現状診断を依頼して、大切な資産を長く維持できるように心掛けましょう。
2021年1月28日
遮熱塗料と断熱塗料の違いを知る
『遮熱』と『断熱』の違いについてご存知ですか?
言葉が似ていることから、同じような意味合いに思われている方も少なくありません。
しかし、住まいの塗装における遮熱と断熱は意味が異なります。
今回は遮熱塗料と断熱塗料の違いについてご紹介します。

遮熱とは
遮熱とは熱を伝わりにくくすること。
遮熱塗料について
遮熱塗料の効果のひとつとして、建物を夏の暑さから守る働きがあることが挙げられます。
太陽光線の中でも、熱の原因となる赤外線(近赤外線)の反射効率を高め、塗膜自体の温度上昇をしにくくした塗料。

■水系ファインコートシリコン遮熱(菊水化学工業)
【特長】
・赤外線を反射することによって、熱エネルギーが緩和され建物の表面温度室内温度の上昇を抑える。
・ チタン系黒色遮熱塗料は、高耐候性を有している為、従来の黒色遮熱塗料と比べて長期に亘り変色を抑える。
・ 高耐候性を有した強靭な塗膜が長期間にわたり建物を保護する。
メリット
遮熱塗料を塗装することで塗装した表面の温度の上昇が抑制され、室内の温度上昇が抑えられます。
室内の温度上昇を抑制することにより、エアコンの設定温度をあまり下げなくても快適に過ごす事ができ、省エネや環境保全にも繋がります。
※遮熱塗料は温度を一定に保つことや断熱の効果はありませんので、外から伝わってくる熱を抑えることはできません。
断熱とは
断熱とは、字のごとく熱を断つことです。
断熱塗料について
室外から室内へ、室内から室外への熱の移動を防ぐ効果を持った塗料。
夏は涼しく、冬は暖かい室内環境を作ります。
遮熱塗料は外側からの熱の移動を防ぐだけですが、断熱塗料は内外の熱の出入りを防ぎます。


■キクスイガイナ(菊水化学工業)
【特長】
・薄膜でありながら、断熱・遮熱性に優れている。
・建物の屋根・外壁・室内壁・天井等、部位に応じた専用下塗り材を使用すれば、様々な部位に施工が可能。
・塗装することで、冷暖房削減により、優れた省エネ効果が期待できる。
メリット
浴室やトイレなど、家全体の温度差があまりないため、高齢者に多く発生するヒートショックを防ぐことができます。
【ヒートショックとは】=家の中の急激な温度差により、血圧が大きく変動することで失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、身体へ悪影響を及ぼすこと。
まとめ
住まいの問題点を解決するためにも、遮熱と断熱の役割をしっかりと理解しましょう。
そして塗装工事をご検討されている方は、より快適な生活を送るための塗料選びをおすすめします。
塗料のことなら、プラニング・Kにご相談ください。
カテゴリ:未分類
2021年1月25日
シリコン塗料が選ばれる理由
シリコン塗料というのを聞いたことはありますか?
外壁塗装を検討されている方は、シリコン塗料について耳にしたことがあるかと思います。
ではシリコン塗料とは何か、特徴を見てみましょう。

塗料について知る
塗料を構成する4つの成分
塗料は「顔料」「樹脂」「添加剤」「溶剤」の4つの成分から構成されています。
顔料
顔料そのものが色を持つ粉末固体で、主に塗料の色彩などを形づくる成分。
顔料自体が私たちの目に塗膜として見えている。
樹脂
塗料の主成分である顔料だけでは塗膜として機能せず、樹脂は顔料を膜として密着させる働きを持つ。
溶剤
樹脂を溶かすための希釈用として水やシンナーを用いる。
塗料を塗りやすくするため、適正な粘度に調整したり、塗面の仕上がりをよくするために使用する。
添加剤
防藻、防カビ、低汚染、抗菌など塗料の機能を向上させる補助薬品。
塗装の目的とする機能や用途に応じて必要な添加剤を少量だけで混ぜ合わせる。
シリコン塗料の特徴
塗料に含まれる4つの成分のうちのひとつである『樹脂』の主成分がシリコンなので、シリコン塗料と呼ばれています。
シリコン塗料のメリットとデメリット
◎メリット
・耐久性が高く、紫外線に強い。
・耐水性や耐候性に優れている。

・汚れにくい
・価格と性能のバランスが良く、一番塗装されている塗料。
×デメリット
・メーカーによって水性と油性など種類が多種多様なので、性能の違いを判断しづらい。
シリコン塗料が選ばれる理由
少しでも経済的な負担を少なくしたいと安価な塗料を選ぶよりも、耐用年数が長い塗料を使用した方が塗替えの回数を減らす事ができるため、トータルのメンテナンスコストは抑えられます。
■耐用年数
・アクリル塗料…3~5年
・ウレタン塗料…5~7年
・シリコン塗料…7~10年

■費用面
シリコン塗料はウレタン塗料と比較すると価格が少し高くなりますが、耐用年数がウレタン塗料より1.5~2倍程度長く、耐久性に優れています。
まとめ

シリコン塗料は価格や耐用年数など総合的にみてバランスが良く、戸建て住宅の外壁塗装では最も多く使用されています。
現在お住まいの家にあと何年暮らすのかなど、今後の生活プランが明確な場合は適した塗料を選択することをおすすめします。
塗料のことでお悩みがありましたら、ぜひプラニング・Kにご相談ください。
2024年1月29日
トタン板の外壁メンテナンスはどうすればいいの?
住宅の外壁に使用される外壁材には多くの種類がありますが、その一つに「トタン」があります。
トタン外壁を長く保つためには、その他の外壁材同様にメンテナンスが必要になってきますが、そのメンテナンスはどのようなことを行うのでしょうか?
今回は、トタン外壁の特徴とそのメンテナンス方法について詳しく見ていきましょう。

そもそもトタン板外壁とはどんなもの?
住宅などの外壁に使用されているトタン板は、薄い鉄板に亜鉛メッキを施した素材です。
非常に軽量なうえ、加工もしやすく安価なことから広く用いられていましたが、近年では防錆性を高めたガルバリウム鋼板が主流となっています。
ガルバリウム鋼板が広く普及する前にはトタンを用いた建物が多く、今現在も多く残っているため、メンテナンスが必要なトタン板外壁も多くあるのです。
住宅外壁に用いられているトタン板の種類をご紹介しましょう。
波トタン板外壁

波トタン板外壁とは、トタン板を波状に加工した建材です。
波状に加工することで、縦方向の強度が高まり、「たわみ」「凹み」を防ぐことができます。
波状に加工する際の波の大きさによりその用途に変化があり、大きな波状は工場や、倉庫。小さな波状は住宅外壁の利用が主流です。
角波トタン板外壁

角波トタンとは、波トタン板と同じようにトタン板を波状に加工した建材です。
波の形状が曲面ではなく、曲げ部分が角になっているのが違いです。
折り曲げて成型されていることから横方向の力に対してもある程度耐えられる耐久性を備えており波板トタン板より破損に強いといえます。
プリント合板外壁の特徴

プリント合板外壁とは、トタン板に木目調などのプリントを施した外壁材のことです。
亜鉛メッキに加えて塗装も施されているためトタン板のなかでは耐久性に優れている建材ですが塗装分のコストが係るため価格は割高になります。
トタン板外壁のメリット・デメリット
トタン板外壁は軽量なうえ加工がしやすく、安価というメリットがありますが、強度がやや低いという点はデメリットといえます。
また亜鉛メッキによる防錆は傷がついた際には鉄よりも先に亜鉛メッキ部分が腐食して内部へのサビの進行を抑えるという働きがあります。
しかしながら傷が大きい場合は進行が抑えられない場合もありますので、サビが軽微なうちにサビ還元剤を塗布し、内部への進行を防ぐことが大切です。
トタン板外壁の塗替え時期は?
チョーキングや浮きサビ、赤サビが発生したとき
チョーキングとは、塗膜表面にチョークのような白い粉が吹き出してくる症状のことを指します。
紫外線などによる経年劣化により塗料の成分を結合させている樹脂がその役割をなさなくなると染料成分が剥がれ落ちることで発生します。チョーキングが起きている状態では塗膜による保護能力はほとんど残っていないと考えて下さい。
塗膜の膨らみは塗膜の奥でサビが発生して塗膜が浮き上がっている症状のことです。
既に塗装内部にサビが進行している状態ですので、すぐに塗装を剥がしてサビを除去し、塗装し直して表面を保護する必要があります。
表面にサビが発生している場合も塗り直しが必要です。
塗膜に割れ、剥離が見られるとき
塗料の成分によっては、劣化がすすんでも粉状にならずに剥がれてしまうことがあります。
この状態になると塗装の柔軟性が失われており、劣化はかなり進んでいると捉えてよいでしょう。早急な塗り替えが必要です。
塗膜の割れは、剥離と原因は同じですが剥離に比べると劣化度合いはやや少ない状態で発生するため修繕までの時間的余裕はあります。
シーリングのひび割れ、破断が見られるとき
トタン板どうしの隙間やサッシ廻りの隙間には雨水の侵入を防ぐためにシーリングを充填しています。
シーリングは柔軟性に優れ、ゴムのように伸び縮みして隙間を埋めていますが、経年劣化が進むと弾力性が失われるため建物の揺れに追随できなくなり剥がれたり破断したりしてしまいます。
このような状態になると雨水の侵入を防ぐことができなくなってしまいます。早めにシーリングの打替えを行う必要があります。
その他にも、カビや苔が発生していたり、トタン板に凹みや穴が開いている場合は専門業者へメンテナンスの相談をしましょう。
まとめ
サイディングボードが普及したことから、トタン板外壁の住宅は少なくなってきましたが、現在でもトタンを用いた建物は多く残っています。軽量で比較的安価な建材ではありますが、強度がやや低いことからメンテナンスは適切な時期に行うことが重要です。ご紹介したような症状が見られた場合は、塗り替えメンテナンスの時期といえますので、専門業者へメンテナンスの相談をしてみましょう。
カテゴリ:外壁
2021年1月18日
屋根塗装~色選びのポイント~
屋根塗装の際、色選びに迷っているなんてことありませんか?
家の外観イメージにも大きな印象を与える屋根の色は、非常に重要です。
ではどうやって選べばいいか、屋根塗装の色選びについてご紹介します。

屋根塗装の色とは
車や洋服を選ぶ際、色に迷うことは誰もが経験されたことがあるかと思います。
同じように屋根塗装にもたくさんの色があります。
使用する塗料によって違いはありますが、主となる色はどの塗料にもあります。

【色選び】
どのような色を選べばいいのか、一般的に人気の色は何色なのか気になりますよね。
色を決める際のポイントを抑えておけば、失敗することなく色決めができます。
◎人気の色
グレー系
グレーは黒よりも熱を吸収しにくく、汚れが目立ちにくいのが大きなメリットと言えます。
色合わせがしやすいことで、人気の色として多く使用されています。
グレーの中でも様々な色があり、白が多く含まれているライトグレーから黒が強いダークグレーまであります。

ブラウン系
ブラウン系もまたグレー系同様に人気が高い色です。
汚れが目立ちにくく、外壁やその他の色と調和し周囲に溶け込みやすい特徴があります。
落ち着いた雰囲気で飽きを感じず、長期的に楽しむことができます。
▲避けたほうがいい色
ホワイト系
清潔感のある白色を塗りたいとお考えの方もいるかと思いますが、白は汚れが目立ちやすいので、特に見た目が気になる方はおすすめできません。
家は強い直射日光や雨風などを受け、日々劣化していきます。
一般的に10年で塗替え時期と言われているため、いかに10年間汚れや劣化を目立たなく過ごすことができるかということも重要になります。

原色系
原色に近い色味のカラーは、経年劣化により退色(色あせ)がしやすいと言われています。
塗りたての鮮やかな色を保っている時期は素敵に見える屋根も、『数年後には色あせてしまっていた』なんてことも考えられます。
そして何より、色あせた屋根は古びた暗い印象を与えてしまいます。
4~5年後には塗り替えるという予定がある方以外は、あまりお勧めできません。
色を決める際のポイント
①色単体で考えないこと
基本的には塗料メーカーの色見本を見て決めることがほとんどですが、明るさや濃淡によっても印象が変わります。
色見本で見るサイズに比べ、実際に塗り替える屋根の面積が大きいため、色見本で選んだ色を実際に屋根に塗ったらイメージと違ったということもあります。
色の面積によって見え方が変わる視覚効果です。塗料メーカーによるカラーシュミレーションを行うことでイメージしやすくなります。
②全体のバランスを考える
家には様々な部位があります。外壁はもちろん、玄関ドアや窓など全てに色があります。
屋根の色だけで考えず、外壁の色との配色はどうかなど、全体をイメージすることをおすすめします。
※コストを抑えるために屋根と外壁を同時に塗替えするという方も多いので、その場合は塗替えたい色をベースに組み合わせましょう。
③景観との相性
美しいまちづくりとして市町村が『景観ガイドライン』を定めている地域があります。その場合、街の景観を壊さないよう一般住宅や商業施設など外観の色を規定の範囲で行うことが必要になります。
奇抜な色にしてしまうと、場合によってはご近所トラブルの原因になるケースもあります。周囲の住宅環境に馴染む色選びを心がけましょう。

まとめ
家を大きくイメージチェンジできるのが屋根塗装です。
選ぶ色によって家の印象を変えるため、色決めの際は施工業者としっかり打合せをしましょう。
屋根塗装の色選びに迷ったら、ぜひプラニング・Kにご相談ください。
カテゴリ:屋根
2021年1月14日
寒い冬でも塗装工事はできる?
外観の色あせや劣化が気になり、我が家もそろそろ塗替えの時期かな?と感じたら、いつ塗替え工事を依頼するか悩みますよね。
今回は寒い冬でも塗装工事はできるのか、ご紹介します。

そもそも冬に塗装工事はできる?
冬に塗装工事をするメリットとデメリット
◎メリット
・冬は乾燥しているため塗料の乾きが早い
冬は気温が低いので塗料の乾きが悪く感じますが、気温が低い・日射量が少ないという点を除けば空気が乾燥しているため、塗料の硬化には適していると言えます。
・天候が安定しやすい
夏は台風や突然のスコールなどで天候が崩れやすいのに比べ、冬は雨が少なく比較的安定しています。
×デメリット
・日照時間が短い
日照時間が短いため、1日の作業時間が短くなります。
作業時間が短くなると、その分工事の進みが遅くなり通常より工期が延びてしまう可能性があります。
・真冬日は工事ができない
晴れていても気温が5℃以下の真冬日は、塗装工事ができません。
寒い日が続いた場合、予定通りに工事が進まず完工日が長引いてしまうことがあります。

冬の塗装工事で注意するポイント
■工事のスケージュールは余裕を持って
屋根や外壁塗装は外部の工事なので、気温や天候に左右されます。
雨天や雪の場合はもちろん、湿度が85%より高い場合も工事を行えません。
良好な天候が続けば工事もスケジュール通りに進みますが、契約時に数週間~数カ月先の天候を予測するのは不可能です。
従って、『どうしても○月○日までに工事を終わらせたい』という場合は事前に施工業者に伝え、余裕をもって工事のスケジュールを組んでもらうことをおすすめします。

■希望の業者に依頼しやすい!?
年の瀬はゆっくりと過ごしたいと思われる方が多いため、塗装工事を依頼する方も比較的少なくなります。
そのため、お願いしたい施工業者に希望の時期で工事の依頼をすることができる可能性が高くなります。

まとめ
屋根・外壁塗装は、気温5℃以上で湿度が85%以下の条件を満たしていれば、真冬でも工事を行うことができます。
香川県は晴れの日が多く、全国的に見ても雪が少ない温暖な地域なので、
雪が多い地域では難しい真冬の工事も安心して行えます。
まずはお気軽にお問い合わせください。